第66話〜今夜にも…〜
―――――僕はどうしたらいいんだ。
ドウスルコトモナイ。己ノ本能ノママニ。
このままじゃあ、『仲間』が…。
本能ノママニ行動セヨ………。
だけど、僕が行っている『仲間』は、
どちらの『仲間』のことを言っている
のだろうか……………。
己ノ本能、『殺戮』ヲセヨ。
敵モ味方モ関係ナク…。
……さっきから変な声が聞こえる。
オマエハ所詮『殺人鬼』ダ。
ソレハ、他ナラヌオマエ自身ガ
知ッテイルコトダ。
止めてくれ。
僕はあのころを思い出したくない。
思イ出シタクナクトモ、オマエノ『血』ガ
他人ノ血ヲ求メテイル。
…違う。そんなはずないッ。
ソンナコトアルサ。
サァ、7年間抑エテキタ『本能』ヲ解放セヨ。
したくない。僕はもう………。
嫌わデがモき今お夜くニよハみ解が放えデるキがルよハいズダ。
…………………………。
解放スル気ニナッタカ?
―――――嫌だ。
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ
嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ
―――――――――――――ッ!!
―――――ソウカ。
ダガ、先程モ言ッタヨウニ、今夜ニハ嫌デモ解放スウダロウ。
「だからそれが嫌なんだよッ!!」
無駄ダ。オ前ハ呪ワレシ血ヲ持ッテイル。
逃ゲラレナイ。
生わマがレきタおソくノよトみキがカえラる、オがマよエいハ『殺人鬼』ナンダ。
「その言い方は止めてくれぇぇッ!!!!!」
自室の隅々にまで響き渡るほどのタイガの大声。
途中感情が高ぶりすぎて同じようなことをしたのだが、それ以上だった。
ぜぇはぁと、肩で息をするタイガ。
「―――また、あの声………。」
気がおかしくなりそうだった。
さっきのでも半狂乱状態だったのだから、これ以上こんなのが続くと本当に―――――
嫌デモ今夜ニハ解放デキルハズダ。
あの言葉と同じになりそうだった。
さきほどまでタイガは1人ベッドに腰掛けていた。
そんなときに、あの声が聞こえたと言うわけだ。
けど、前もそうだったけど、声が2つ聞こえたように、タイガは思っていた。
ちょうど、声が重なってうまく聞き取れなかったが……………。
そんなとき、自室の部屋の扉がノックの後開いた。ルシアだ。
「…なんだい?今、気分が悪いんだ。」
「そうかい。だけど、さらに気分が悪くなるようなことを言わないといけないんだ。」
「……………なに?」
「今夜、『ラグナエ―ス』のやつらとボクたちが戦うことになる。以上だよ。キミはそのとき好きにしてていいよ。戦闘に乱入するのもよし。やつらのところへ帰るのもよし。ただ、そうした場合、ボクたちがまた取り返すまでだけど。」
ルシアはそう言うと、部屋から出て行った。
嫌デモ今夜ニハ解放デキルハズダ。
……………。
―――――本当にそうなりそうだ。 |