LEGEND『伝説』【輪廻の出会い】(6/82)縦書き表示RDF


LEGEND『伝説』【輪廻の出会い】
作:なかたく



第5話〜ぶらり遭難の果てに・・・〜


広大な宇宙。
そこには、数え切れない数の星があり、惑星があり、命がある。
そして、その命の数だけ、喜びが存在する。
また、悲しみも・・・・・・・。



タイガたちは現在、『空間穴転移移動ワームホール・ドライヴ』を使っての航行をしていた。
「このまま行くと、どこにつくの?ティレク。」
「さあな。宇宙視点からしてみれば俺の知識や地理なんて1ミクロの点以下だろうし。正直、お前も知ってるだろう?宇宙に出たのは初めてだって。」
「まあね。」
今のタイガたちの乗っている小型船は、難破船当然。ある意味ぶらり旅なのだろうが・・・。とにかく、このようなぶらり旅は2人も望んじゃいないだろう。
切実に救助、または適当な人の住んでいる惑星に着陸したい思いの2人だった。


「そろそろ『転移移動解除ドライヴ・アウト』するぞ。」
「うん。」
『転移移動解除』して、再びもとの宇宙空間に出た小型船。
周りに惑星はあるが、明らかに人の手は入っていないような感じだった。
「・・・ハズレ。」
「仕方ないからしばらく経ってからまた『空間転移移動』しようか。」
「だな。」
別空間ワーム・スペース』に入っての『空間転移移動』をせずに、普通に航行するタイガたちの小型船。
惑星間を潜り抜けるように移動しながら、『空間転移移動』できるまで通常航行する。
と、そのとき。


バシュウゥゥゥゥゥン


突然、タイガたちの小型船から1000キロほど離れた場所に大型の船が現れた。
それは、タイガたちにも小型船に標準装備されているレーダーでわかった。
「おッ!!船が突然でてきやがった。」
「その・・・・・さっき僕たちがしていた『空間転移移動』から『転移移動解除』をつかったからじゃないの?」
「あ、そっか。まあとにかくこれで・・・。」
と、ティレクがいいかけたとき、突然通信が入った。
通信相手は目の前の大型船だった。
「・・・・・はい。」
とりあえず、通信にでるタイガ。
「キミ達、どうしてこんなところにいるんだい?小型船でこんなところに来るなん
て・・・。しかもその船、緊急用のシャトルじゃないか。」
通信越しから聞こえる声は男性のものだった。
「じ、実は僕たち、ちょっと事故にあってしまいまして。」
「事故?」
「はい。それで、ここまでさまよってたんですけど・・・。」
と、タイガ。
「・・・・・・・わかった。とにかく、そちらに船を出すからその船に従って航行してくれ。」
「は、はい!」
そう言うと、通信は切れた。
「いや〜。助かったなタイガ。」
「そうだね。これでたすかったぁ。」
そして、ものの数分後。男の人が言っていた船が・・・・・というより戦闘機だった。その戦闘機から通信が入る。
「はい。」
再び通信に出るタイガ。
「お待たせしてすいません。」
声は女性のものだった。
どうやらさっきの男の人とは違うようだ。
「それでは、私についてきてください。」
「あ、はい。わかりました。」
そのタイガの声を聞くと、通信は切れた。
そして、言われるとおりにその戦闘機についていった。

また、これが始まりだった。
壮大な冒険の幕開けの・・・。


専門用語解説

空間穴転移移動ワームホール・ドライヴ

『空間転移移動』と書いてこの物語上では『ワームホール・ドライヴ』と読む(長い&複雑ですいません)。
宇宙空間とは別の空間を通っての長距離移動をする。
この航行のメリットは、宇宙空間(通常空間)との干渉が特殊な方法以外では干渉されないということ。
デメリットは、『空間転移移動』する船の周りに星間物質(例としては小惑星、チリなど)があると使えないということと、一度『空間転移移動』から『転移移動解除』をすると、しばらく使えないという事。
また、『空間転移移動』はエンジンに大きな負荷をかけるのでずっと使うことはできず、船によって違うが小型船で最大10時間、大型船で1〜2日程度である。
なお、速度の目安として10時間に1光年ほど移動が可能。


転移移動解除ドライヴ・アウト

『転移移動解除』と書いてこの物語上では『ドライヴ・アウト』と読む。
『別空間』から通常空間へと移行すること。
『転移移動解除』は、周囲に星間物質があってもつかうことが可能。また、ある程度なら星間物質にあたらないように転移場所の移動も可能。


別空間ワーム・スペース
『空間転移移動』したときに移行する空間。











ケータイ表示 | 小説情報 | 小説評価/感想 | 縦書き表示 | TXTファイル | トラックバック(0) | 作者紹介ページ


小説の責任/著作権は特に記載のない場合は作者にあります。
作者の許可なく小説を無断転載することは法律で堅く禁じられています。




BACK | TOP | NEXT


小説家になろう