第47話〜襲撃開始〜
「セルリアさん。物資の補給がもう少しで終わります。」
「はい、わかりました。」
セルリアは今、物資の補給の手伝いをしていた。
物資を保管しておく倉庫の管理はセルリアが主に担当しているからだ。
「セルリアさ〜ん!のこり足りない物資は何ですか〜?」
遠くからセルリアを呼ぶ『ラグナエース』の乗員。
「あと医療関係の物資をお願いしま〜す!」
「わかりました!」
嫌な顔ひとつせずにその乗員は医療関係の物資を仲間と一緒に運びに行った。
あわただしく過ぎていく時間・・・。
そんなとき、町中がやや騒がしくなっていくのがあかったセルリア。
「・・・?何かあったんでしょうか?スピルさん。」
ちょうど近くを通りかかったスピルに尋ねるセルリア。
「ん?いや〜、俺に聞かれてもなぁ。」
そりゃそうだ。
スピルはそれだけ言うと他の荷物運びを手伝いに行こうとするが・・・・・
ドゴオオオォォォォ・・・・・
突然強烈な爆発音が聞こえたかと思うと、音の発生源付近から煙が出ていた。
「・・・・・なんだか知らんが、ただ事じゃあなさそうだな。」
「な、なに?今の音?」
一方こちらはタイガとラピス。
恥ずかしい話、現在道に迷っている。
表通りと裏通りを適当に突っ走ったために完全に迷ってしまっていた。
「わかんねぇけど、嫌な予感がするぜ。」
「うん。行こうッ、ラピス!!」
「わかってらぁッ!!」
「ハ―ハッハッハッハッハッハッハッハッ!!!どうしたああぁぁぁッ!!!貴様らの実力はその程度かあああああぁぁぁぁぁぁぁぁ??もっと俺たちを楽しませろおおぉぉぉぉぉぉッ!!!!!」
巨人を思わせるような大きな体格、全身を鎧で身を包んだ男が周りの人々に言った。
「ホントだね。どうせなら、城の衛兵100人ほど呼んできなよ。そしたらおまえたち一般人はしばらく殺さないでやるからさぁ。まぁ、その衛兵がザコだったら3分以内で片付けてやるけどね。」
槍の先端に大量の血を滴らせている青年が言った。
そして、その青年の足元には10人ほどの人が血まみれで横たわっていた。息はないだろう。
一方、鎧の男の周りには、見事なまでに上半身と下半身を真っ二つに切断された死体がごろごろ転がっていた。男が持っている大剣には、青年の持っている槍と同じく血で染まっていた。
あからさまに危険人物な2人に、人々は2人から距離を離す。
「おっと。ぼくたちのエサが逃げないでよ。」
スッパアァァン
次の瞬間、人々から悲鳴が上がる。
逃げようとした適当な3人ほどの首を槍で刎ねたからだ。
そのままバタリと倒れる。周りからは今もなお悲鳴を上げるもの、人によっては失神、気絶するものまで現れた。
「・・・・・お、おまえたちの・・・、おまえたちの目的はなんだ。」
なんとか声に出して言う1人の男性。
「俺たちの目的かあああああぁぁぁぁぁぁぁ???」
「そうだね。何も知らないであの世に逝くのも不憫だしね。いいよ、教えてあげる。ぼくたちの目的は・・・・・。」
青年は男性に向かって槍を構える。
「・・・・・『タイガ・ウナバラ』さ。」
言い終わると同時に、青年は男性の胸を串刺した。
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