第44話〜城を出る王女〜
地下でそんなことが起きているとも知らず、現在ラピスは王様と応接間で面会をしていた。
「さてラピス。聞かせてもらおうか。この城を去ったわけを。」
「なんでクソ親父にいわなきゃなんねぇんだよ。」
眼を付けながら王様・・・・・実の父親に言うラピス。
「それでは、何が気に食わないのか。話してくれぬか。」
「何が気に食わないか気づいてもいねぇやつに、なんでそんなことを言わなきゃなんねぇんだよ。」
「でも言わなければ、何も事が進まないと思うがな。」
「それで結構だ。クソ親父に話すことなんざなんにもねぇ。」
堂々巡り。
先程からこの会話の繰り返しである。
そんなところへ、1人の兵士が割り込んできた。
「王様ッ!!」
「なんだ?」
「牢に閉じ込めておいた者が暴れて今こちらに・・・。」
ドゴォッ
応接間の扉を蹴破って入ってきたのはミラージュ。それにタイガとシャープ。
「な!?今は面会中だぞッ!!」
応接間にいた兵士たちがタイガたちを囲んだ。
「やめろッ!!そいつらはおれの連れだぞッ!!」
「ラピス。おまえが何も言わなければ、この者たちに少しばかり痛い目を見てもらうぞ。」
「そんなのただの脅しだろッ!!」
「他の惑星の者など、どう扱おうとわしの勝手だ。」
口で言わぬなら力づくでと言う事だろうか。
「だったら何が気にくわねぇのかを教えてやるよッ!!おめぇのその自分の惑星の住民だけを助ける精神が気にくわねぇんだよッ!!」
「王が自分の場所を守るのは当然のことではないか。」
「だからもっと大局を見渡してだなぁ・・・・・。」
「他の惑星の者などどうなろうとかまわん。わしは自分の惑星だけを守ればいいのだ。」
「・・・・・!!」
怒りを全面的に出すラピス。
そして・・・。
「わかったッ!!だったらおめぇの好きにすりゃあいいだろッ!!おれはこんな場所はとにかく嫌なんだよッ!!!」
そう言うとラピスは入り口は兵士でふさがっていたので窓から飛び降りる。
「・・・ってラピス!!ここは3階だってッ!!」
囲んでいる兵士たちを退けて窓の下を見ると、城の外へと走っていくラピスの姿があった。
「タイガッ!!追うよッ!!」
「わかった!」
そういうとタイガたちも窓から飛び降りて、ラピスの後を追うのであった。
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