第3話〜迫る影〜
次の日・・・
「じゃあ、宇宙港はここから南に進むとあるから、そこで受け付けうけてね。」
「はい、ありがとうございました。おじさん。」
「世話になったな。」
商業人のおじさんにそれだけ言うと、タイガとティレクは宇宙港へと向かった。
「・・・・・にしてもラッキーだったな。」
と、ティレク。
「ホントだね。あのおじさんがここの宇宙港のオーナーだったなんてね。」
どうやらあの商業人のおじさん、この貿易の町『イクスポート』にある宇宙港のオーナーだったらしい。
また同時に、世界をまたにかける商業人でもあるらしく、商売を終えて帰ろうとしたところを魔物に襲われ、タイガたちに助けられたというわけだ。
〜イクスポート 宇宙港〜
「・・・・・さってと、手続きも終わったしついに宇宙の旅だぜ、タイガ♪」
「ティレク。あまりはしゃがないでよ。・・・・・気持ちはわかるけどさ。」
初めての宇宙旅。
それにわくわくと子供の心を蘇らせているのはティレクだけではなく、タイガもだった。
実は、フェート暦1700年程くらいから惑星『カムラン』を中心に、文明が急速に発達し、滅びかけてた人類も戦争終結後、人口が一気に増加。惑星1個ではとても治まりきらないほどの人口爆発ぶりになっていた。
そこで人類は宇宙船をつくり、惑星『カムラン』から離れ、人が住める他の惑星を探してはその惑星を開拓しては、人口を増やしていった。
人が他の惑星に住み着くことによって、惑星『カムラン』にいた人々もそれに釣られるように他の惑星に住むようになってしまったので現在、『カムラン』にはまったく人がいない。
・・・・・と言うのも、急速すぎる人口爆発のせいで食料となるものがなくなり、大地や水もかれてしまったからである。
そのため人類の母星、惑星『カムラン』は、現在『死の惑星』となってしまった。
・・・・・話を元に戻そう。
とにかくそのような超高度経済成長が起きたため、惑星間を移動するなんてことは当たり前となっていた。
「ついにやつを発見しました。」
「へぇ〜。やっと見つけたのかい。」
「はい。記憶は輪廻転生が原因で失っているようですが、いくらかのショックを与えれば元に戻るかと。」
「それで、そいつがいる場所は?」
「惑星『スレイミア』へ向かう宇宙船に乗っています。」
「そうか・・・。・・・・・・・・・・よし、その船を打ち落とせ。ショックで記憶が戻るかもしれない。」
「もし失敗したらどうします?」
「そのときはそのときだ。そうなったら、ボクの期待はずれだったということさ。遠慮なくしてくれ。」
「かしこまりました。」
世界の影で、この会話は成されていた。
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