第36話〜ちょっとした会話〜
「ていうかおめぇらの仕事楽すぎねぇか?仕事のとき以外はこうやっておしゃべりとかよ。」
「まあねぇ。言われてみれば確かにね。でも楽なことはいいことサ。」
(あ、本当にいた。)
ピロティにはティレクを除く全員がお菓子をつまみながら会話をしていた。
「あ、ウナバラさん!よかったらこっちに来ませんか?」
セルリアがタイガがいることに気づくと、他のメンバーもタイガを見る。
「そうよ。レディの誘いにのらないなんて失礼よ、タイガ。」
「いや、まだ断ってもないんだけど。」
ミラージュにツッコむ。
「それで、アタシたちの誘いにはのるのかい?」
「まあね。暇だからのらせてもらおうかな。」
タイガは、手ごろな空いている席に座ると机の上に並べられているお菓子をひとつ食べる。
「それでは私、ウナバラさんの紅茶を入れてきますね。」
「うん、ありがとう。」
タイガにそう言われるとセルリアはスマイル0円をしてから紅茶を入れに一時その場から離れた。
そして、完全にセルリアの姿がピロティから見えなくなる。
「・・・・・なぁ、タイガ。」
「なに?シャープ。」
シャープは紅茶を一服すると、
「単刀直入に言うけどサ。」
「・・・・・うん。」
タイガはお菓子をひとつまみいただく。そしてそのまま食べる。
「セルリアのことどう思ってるんだい?」
ブ―――――――――!!!!!ゴホガヘ・・・
「ちょッ!汚いわよ、タイガッ!!」
ミラージュ一喝。
タイガはそのままなぜかむせこむ。
「な、なんでいきなりそんなことを!?」
「いやぁ〜。セルリアってさぁ、タイガのことずっと『ウナバラさん』だろ?タイガとしてはどう思ってるのかなぁ〜てサ。」
「べ、別に。どうにも思ってませんけど。」
「それはそれでどうかと思うぜ、おれ。」
「たしかにね。」
「だって、実際そうなんだからしょうがないでしょ!」
「ふ〜ん。あっそ。」
シャープはやや意地悪っぽく口元をゆがませる。
「それじゃそのこと、セルリアに報告してもいいんだねぇ?」
「あ、いや・・・。それは困るッ!!というか・・・。」
徐々にしどろもどろになるタイガ。
それをみてなぜか満足そうなシャープ。
「ま、それは止めといてやるさ。いい反応見れたしね。」
「ひ、ひどッ!!まさか初めっからからかうつもりだったんですかぁ!?」
「ご名答〜♪」
そんな会話が終わったとき、ちょうどセルリアがタイガの分の紅茶とお菓子を持って来た。
「おッ!セルリア、おしかったねぇ。」
「え、何がですかシャープさん。」
「いやぁ。ついさっきまでタイガがね――――――――」
「わあああああああ!!ストップウウゥゥゥゥゥゥッッ!!!!!プライバシー侵害だあぁぁぁぁぁ!!!!!」
ピロティ中に響くタイガの声。
いやぁ、実に平和である。 |