第31話〜真夏のミステリー1〜
あの後、セルリアを念のため医務室へと連れて行ったが特に異常はないらしいとのゴルドー。
セルリアはあれから数日がすでに経っているが、特に変わったこともないので「ああ大丈夫だ。」と誰もが思っていた。
それとタイガたちはジークフリートを雇った人物は魔術師ウィズだということを艦長であるカイルに言った。
そのときウィズは一度戦って『空間移動』で逃げたことも同時に伝えた。カイルはその人のことを調べると言ってタイガたちの報告は終わった。
それはそうと、今回の話に入る。
開かずの扉。
学校の七不思議とかにもよくあるものである。
そして、この『ラグナエース』にも、そんな場所はあった。
「・・・・・。」
『ラグナエース』第4階層。そこにそれはあった。
そしてその前に現在タイガが立ち止まっている。
扉の前にはなぜか『開けてはいけません』ではなく『艦長ヴァカ』と書かれた紙が貼られており、艦長にその部屋について聞いてみると・・・
「艦長。第4階層にある『艦長ヴァカ』って書かれている部屋はなんですか?」
「あの扉は開けてはいけないよ。あの扉を開けるなり警報装置が作動して謎の魔法陣が現れた後女装をした50歳サラリーマンの男性が現れ『何見てんのヨッ!!』と言われた後自分も女装への道を歩まなければならなくなるぞ。」
と、むちゃくちゃなことを言ったので今は開ける気がしない。
それとむちゃくちゃ・・・・・というよりはおかしなことがもうひとつあった。
この艦内、広いことは広いのだが乗員がけっこう少ないので普段はガラ〜ンとしているのだが、なぜか食事・・・・・それもちょうど朝食、昼食、夕食のときだけやたらと多いのだ。
別に食堂が狭いわけではない。
タイガの知る限り、十分すぎるほど広い・・・・・はずだが、ある程度の時間がくると満員。それ以上。
これは、そんな疑問を感じるタイガ・ウナバラの勇気の体験談である。 |