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LEGEND『伝説』【輪廻の出会い】
作:なかたく



第25話〜セルリア奪還戦11 対面〜


惑星『ファーメル』。
5:5の割合で陸と水がある惑星だ。
さらに50%の陸地が岩石砂漠であり、人が住むには少し不便だ。
レーダーが示していたところより少し離れた場所に平らな地形があったのでそこに『ラグナエース』を着陸させた。
見渡す限り砂色の大地。ところどころに柱のように立つ岩もあった。
「ここにジークフリート・・・・・だっけ?その人がいるんだね。」
「ああ。たぶん・・・だけどね。」
たぶん・・・とか言いながら、シャープの目はここに必ずいると言っているように思えるタイガ。
「さて、行こうッ!!ジーク・・・・・なんとかの人の場所に!!」
「しまらねぇな〜、タイガ。相手の名前くらい覚えとけよ。」
「う、うるさいなぁ!長い名前だからちょっとばかりど忘れしただけだ!」
「はいはい、タイガにラピス。その辺にしときなよ。」
そういうシャープはつかつかと早歩きで前へと進む。
それに続くように、ティレクと傷がゴルドーの手によって癒されたミラージュ。
「あ、まってよ。」
「おれを置いてくなよ!今度こそやつにぎゃふんと言わせてやるんだから・・・。」
2人の言い合いを完全無視する3人に、急いで着いていくタイガとラピスだった。








ピピピ・・・
シャープの持っている通信機が鳴り出した。
「あいよ、こちらシャープ。」
《あ、シャープかい?実は『スペース・フォース』が移動し始めたらしいんだ。》
「移動だって!?どこに?」
《わからない。ただ、動きが遅い。急げば追いつくかもしれない。》
「わかったッ!」
シャープは通信を切る。
「シャープ、『スペース・フォース』が移動し始めたって?」
「語幹のまま思えばいいさ。急ぐよッ!」










「いやぁ〜。まさか護衛までしてくれるなんて感謝感激だよ!」
「別に。提示額より多く受け取ったのでな。当然だ。」
ジークフリートはそう言いながら魔女風の少女とその手下たちを護衛していた。
「それで、この機体をどうするつもりだ?」
「あ〜・・・。それは企業秘密。私の一存では口には出せないねぇ〜。」
「そうか・・・。」


真空衝撃波ぁッ!!


殺気を感じたジークフリートはとっさに鞘から剣を抜くと、
「零圧剣ッ!!」
冷気をまとった衝撃波を後方に放つ。
ドゴンと衝撃波同士が直撃し、消える。
「うわぁ。なんスか?なんスかぁ!?」
突然の出来事に、ややわざとらしく驚くあたふたする魔女風の少女。
ジークフリートの視線の先には、5人の男女がいた。
そのうち1人は自分が一度やりあった人物。
「おらぁッ!!この前の仕返しと、ついでにその機体と女をかえしてもらうぜッ!!」
ラピスがジークフリートに向かって大声で言った。
だが、ジークフリートはラピスとは別の人物を見ていた。
「・・・・・シャープ、見られてるよ。」
「わかってるって。」
タイガの忠告も本人にはすでにわかっていたようだった。
そして一言。
「久しぶりだねぇ、ジーク。5年ぶりか。」
「やはりシャープか。もしやとは思ったが・・・。」
「え?え?なになにジークくん、あの年増と知り合い?」
『年増』と言う女性にとってバッドな響きを持つ単語を聞いて眉をピクリとシャープが動かす。
その行為に、「ああ、やっぱり気になるんだ。シャープでも。」とつい思ってしまうタイガ。
「まあな。」
魔女風の少女に短く答えるジークフリート。
「それより、おまえたちは先に行ってろ。ここは私が引き受ける。」
「アイアイサー!」
敬礼をしてから魔女風の少女は再び作業を手下たちに開始させた。
活動を開始したのにもかかわらずタイガたちはその場から追おうとしなかった。いや、できなかった。
ジークフリートから放たれる異様ともいえる殺気にタイガたちは動けない。
「・・・・・アンタ、なんで『スペース・フォース』とセルリアをさらったんだい?」
一時期の静寂を破ったのはシャープだった。
「別に。仕事だからだ。」
「・・・そうだったね。アンタは昔からそんな事務的で機械的なやつだったよ。他人に仕事を言われるとどんなことでもアンタはしていた。」
「私のことをわかっているのなら、それでいいだろ。私はそういう男だ。仕事なら盗みでも人殺しでもやる。」
「そうかい。・・・・・なら。」
シャープは拳銃・・・・・ではなく、剣を取り出す。
シャープはもともと拳銃より剣を扱うのに長けているのだ。
ただ、よほどのときしか使わないのだが・・・。
「ここでアンタを殺すよ。」
「・・・・・どうしてだ?」
剣を構えて、シャープは言う。
「仕事だからだ。」












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