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LEGEND『伝説』【輪廻の出会い】
作:なかたく



第18話〜セルリア奪還戦4 目指す場所〜


「・・・・・ぅ。」
1人の少女が目を覚ますと、そこはベッドの上だった。
なんでこんなところにいるのかと、少女は考えるがわからなかった。
確か自分はジークフリートとか言った傭兵に斬りつけられてそのまま気を失った・・・・・それくらいしか思い出せなかった。
「目を覚ましましたか?」
どうやら人がいたらしい。白髪の男性に声をかけられた。
「・・・・・ここはどこだ?」
「医務室ですよ。『ラグナエース』の。」
「『ラグナエース』・・・・・どこかで聞いたような気が・・・。」
少女が考えているとき、医務室に人が入ってきた。
「おー、目が覚めたんだね。」
「誰だ、おめぇは?」
「オレかい?オレはカイル・クロード。一応、この船の艦長だ。」
艦長と言うわりには、威厳っぽさが全く感じられないと少女ラピスは思った。
「このまえはどうも。盗賊さん。」
医務室に入ってきた人の1人、ティレクが一言ラピスに言った。
「・・・・・・・ああッ!!おまえはあんときの!!」
一度戦ったことのある顔を見て、ラピスはこの場所を思い出す。
自分が襲ったことがある戦艦だと・・・。



「さあて、傷も癒えたみたいだし、ここで話を聞かせてもらいたいんだ。」
一言カイルは言うと、テーブルにおいてある紅茶を一服した。
現在、タイガたちはピロティにいる。
医務室から場所を移したのだった。
「話を聞いていいかな?」
「別にかまわねぇよ。・・・・・つうかおれに拒否権なんてねぇだろ。それに聞かれる内容も大体はわかるしな。」
「そうかい。それじゃあ・・・『スペース・フォース』はどこにやったんだい?」
「『スペース・フォース』・・・・・ああッ!!そうだったッ!!あの場所に無かったのか、カイルッ!!」
「へ?ああ、うん。無かったけど・・・。」
その言葉を聞いて、ラピスはしまったとばかりの表情をした。
「どうしたんだい?」
「いや・・・。おまえさんたちがおれを助けたときボロボロだったろ。」
「うん。てっきり魔物にでも襲われたんだと思ったけど・・・。」
「・・・・・実は、おれ以外にも『スペース・フォース』とやらを狙ってた輩がいたんだよ。」
それを聞いて、カイルのみならず、その場にいた全員が驚いた。
「・・・・・だれなんだい?それは。」
「たしか・・・・・ジークフリートっつってたな。」
その名前に、その場にいたシャープの眉がピクリと動く。
だが、何もその後言葉を発さなかった。
「誰かに雇われたとか言ってたな、そいつは自分の職業を傭兵って言ってたからな。」
「そうか・・・。それじゃあセルリアも・・・・・。」
「セルリア?誰だそれ?」
「君が一緒に誘拐していった女の子のことだよ。」
と、タイガ。
「誘拐したんじゃねぇッ!!勝手にあの機体ん中に入ってたんだッ!!」
今にも噛み付きそうなくらいの勢いで、ラピスは反論した。
「まあまあ、落ち着いてよ。」
2人の間で火花が散っているようだったので、カイルはとにかくその場を落ち着かせようとする。
「・・・・・・それで、その女がどうしたって?」
「うん。実はいなかったんだ。周辺を探したんだけどね。」
「そうか。ってことは、あの野郎が連れ去ったと言うわけか。」
「そう言うことになるんだけど、そのジークフリートって言う男はどこにいったんだい?」
「しらねぇな。あの男に関しちゃぁな。」
『スペース・フォース』ならびに、セルリアの行方すらも手がかりゼロになったカイルたち。
下手をすれば、この広い宇宙をしらみつぶしに探すことになる。
「ジークフリートの居場所なら、だいたいはわかるよ。」
そう言ったのは、シャープだった。
「本当かい?シャープ。」
「ああ。やつはたぶん惑星『ファーメル』にいるはずさ。」
「そうか。だけど、なんでシャープはその男の事知ってるんだい?」
「へ。あ〜いや・・・。昔、一度会ったことがあってねぇ。そのときにやつが自分の居場所が『ファーメル』だっていってたんだよ。」
少々怪しかったが、下手に聞けばただでは済まないだろう。
「まあ今は、シャープの言うとおりに惑星『ファーメル』に向かうとしよう。」
カイルはそう言うとラピスへの聞き取りを終わった。












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