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ひねもす、ぐだりぐだり、かな。
作:光瑠



第9話 ある休日の、訪問者が多い日


「やっぱり休みの日は、家で暖まりながら電子空間にいる友人達と話すのがいいなぁ・・・」


こんにちは。休みという事で、パソコンに食い付いてます。

「お兄ちゃん?お友達だよー」

「何を言っているんだい?妹よ。自分で言うのもなんだけど、僕に、リアルの友達はいないよ?しかも、僕は今、電子空間の友人達と最近の食料品問題について語りあっている所なんだ。そんなどこぞの馬の骨ともしれない客人なんて追い返してしまえばいい。」

足下にケビンがすりよってくる。

おうおう。ういやつじゃのう。もっとちこう寄れ。


「ホントにいいのー?」

「ああ。構わないよ。」

さて。僕はまた電子空間に入るかな。



「お兄ちゃん?お客さんだよー?」

「残念だけど、妹よ。僕は今、ケビンと一緒に遊んでいる最中なんだ。その客人には悪いけど、僕は手が放せない、とでも言っておいてくれ。」

「ホントにいいのー?なんかくれるみたいだけどー」

「貰えるもんはもらっとけ。」

さぁケビン。遊ぼうじゃないか。

ははは。お前はモフモフしていて気持ちいいな。




「お兄ちゃん?青い服着た税金ドロが来たよー?」

「おいおい妹よ。さすがにそれを事実とは言え、本人達の目の前で言うのはどうかと思うよ?ほら見てみなよ。顔を真っ赤にして、額に血管を浮かせて激昂していらっしゃる。でもなんかあの顔面白いね。」


あ、帰ってった。

気の短い人だなぁ。ちゃんとカルシウムとってるのかな?


おぉ、ケビン。ごめんね。昼食を出さなきゃ。



「お兄ちゃん?またさっきの自称友達が来たよー?」

「だからさっきも言ったけど、僕はリアルに友人なんかーーー」


あ、そう言えば。先日クサイ台詞で友人を名乗った人がいたような。


「なぁ、妹よ。その人は、なんか気が強そうで、馬鹿っぽい人かな?」


「んー?だいたいそんな感じがするよー?」
「じゃ、帰ってもらって」

「なんでよっ!」

「おやおや。君は、その家の人間に断りもなく家に入って来るとは、これは立派な不法侵入だよ?」

「知り合いなんだから追い返すこと無いじゃない!」

「君はどうもわかっていないようだけど、休日、僕は誰にも邪魔されない、自分だけの空間に浸っていたいんだ。だいたい君はなんなんだい?二度まで僕の家を訪ねてくるなんて。そう言えば君には僕の住所なんて教えていなかったのに何で知っているのかな?もしかしたらストーカー行為かな?もしそうだったら僕は君を告発しなきゃならないな。」


「住所は先生に聞いたのよ。ちょっと用事があったから!」

「その用事ってのは何かな?」

「これよ。これ。」

彼女が後ろに向かっておい、と声をかけたとたん、黒服のオジサンがきた。

「なんだ君達は!?何が狙いだ!?言っておくがこの家には金目のものなんて何もないぞ!借金取り立てなら入る家を間違えている!」


「違うわよ。アンタが猫飼ってるって言うからこれを届けに来ただけよ。」

よくよく男達を見るとその手には大量のキャットフードが。

なになに。「グルメな猫の為のキャットフード第3弾」

・・・あのシリーズのやつか!しかも弾3弾って。

「これをどうしろと言うんだい?生憎僕なはこんな量のキャットフードを買い取るお金はないよ。」

「違うわよ!アンタが猫好きらしいから、同じ猫好きとして、これを譲ってあげようと思ってね。」

おぉ・・・なんと・・・彼女に後光が差して見える・・・


「か、神よ!」


と、よく見たら、黒服がスポットライト当ててました。


「もしかして君はお嬢様って奴かい?」

「まぁ、そうとも言うわ。」

「どうりで素晴らしく偉そうな訳だ。」

「なんかいった?」

「いいえ。なんにも。しかし、ありがたいね。こんなに沢山のキャットフードが。僕がケビンに代わって心からお礼を言うよ。ありがとう。」



「い・・・いいのよ!別にこんくらい!じゃ、じゃあ、渡したし、帰るわ!じゃあね!」

扉を勢いよく閉めて出ていってしまった。

出ていくとき彼女の顔が赤かったけどどうしたのだろう。

まぁ、いいか。


「ケビン。これは夕飯の時にでも出そうか。」




そのあと、僕は再び電子空間に戻った。


今日は一話だけです。もしかしたら、今日中にもう一話更新出来るかもしれません。ではでは。











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