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ひねもす、ぐだりぐだり、かな。
作:光瑠



第6話 僕にとって猫とは世界と同義


「・・・・・・。」

僕は今コンビニの横のいかにも路地裏と自己主張している所にかがんでいる。

「何て言う事だ・・・・・・。」

そう。僕は運悪く、威圧感を纏い夜の街を歩くヤンキーさん達に捕まった・・・訳ではない。

「これは・・・反則だ・・・」

そう。僕が路地裏で見つけた「それ」とはーーー

「にゃー」

皆さん。もうお分かりだろうか。そう。猫だ。

「可哀想に・・・こんな所に捨てられて・・・」

いくら春に近付いたからといって、さすがにまだ寒い。こんな所にいたら死んでしまう。
「どうしようか・・・」

「どうするんですか?」

「どうしようかねぇ・・・」

・・・ん?あれ?今声が?

僕はすぐ振り向く。

・・・誰も、いない。

「おかしいな・・・声がしたと思ったんだけど・・・」

前を向く。

「・・・何してるの?」

そこにいたのは、唯一の名前持ち、カレンちゃんだった。

・・・どうして僕は人に見られたくない所ばかり見られるのだろう。

「こんばんは。たまたま通りかかったらたまたま見つけただけですよ。」

「そ・・・そう。じゃあ、僕はもういくよ。」

「猫ちゃんはどうするんですか?」

きっちり見られていたようだ。何か、切ない。

「・・・。」

「・・・。」

「・・・いや、飼いたいよ?でも僕の家では動物は飼えないんだ。悲しいけど、これが現実なんだ・・・」

「・・・。」

これが噂に名高き「無言の重圧」か!

何と言うプレッシャーだ!
負けるな!頑張るんだ!僕!

「・・・。」

「すいません本当は飼いたいんです。猫、大好きなんです。でも、でも、家じゃ・・・」
「でもでも言ってないで、力づくでデモくらい起こしたらどうですか!」

力づくで・・・?

・・・ごめんなさい。それは、無理。しかし、やってみようかな・・・

「ありがとう!僕、やってみるよ!」

「頑張って下さいね!」


走る僕。家に着く僕。

「妹よ。猫飼ってもいいかい?」

「いいわけ無いでしょー?家はお兄ちゃんを飼うので精一杯なんですー」

「僕は小動物か!?」
「そんな様なもんでしょー?見た目からして。まーどうしてもって言うなら考えてあげるー」

「何!?ホントか!?」

「条件付きでねー」

「なんだ!?どんと来い!don't恋!」

「女子中学生のコスプレしてー「お・ね・が・い(はぁと)」って言ったらいいよー」

なんだその恐ろしく危険な羞恥プレイは!?
くそぅ・・・どうする・・・?え?空気読め?いや、ここは猫の為・・・。

よし・・・

二階に上がって着替える。


着替えて、降りてきた。

「ぐふぁっ!」

妹が鼻血を吹いた。

・・・今なら、行ける!

「お・ね・が・い(はぁと)」

「ぐばぁああぁぁぁぁぁぁあああっっっ!」

妹は、吐血した。

「お・・・おい!妹よ!・・・救急車だ!救急車をよべ!」





その後、救急車の隊員さんに変な目で見られた。そりゃ女子中学生のコスプレして男の声出してたら変な目で見られますよ。




何はともあれ、無事猫を飼うことができるようになった夜だった。



ちなみに妹は血を吐き過ぎて入院している。しかし、「病院食ってダイエットになるよね」って、それ以上細くなってどうするのだろう。


新たに猫が家族になったある一日。


コメントを頂きました。本当に参考になります。有り難う御座いました。ほかにも気づいた事がありましたらお願い致します。











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