ひねもす、ぐだりぐだり、かな。(52/54)縦書き表示RDF


ひねもす、ぐだりぐだり、かな。
作:光瑠



第52話 外国人の語学力


「もう買い物無いか? 無いよな? よし帰ろう」

どうも、リンです。
今日は休日だというのに妹に連れだされて買い物に来てます。
にしても、暑い。
七月入ったばっかなのに真夏日って。
温暖化を侮ってたぜ。

「しゃーねーなー帰るかー」

「お前力にものを言わせて人を連れだしたのになにその言い草」

「わーおにぃ凄んでも怖くなーい」

「……泣いていい? ねぇ泣いていい?」

「excuse me.is it slightly good? (あのう、ちょっといいですか?)」

「……」

「……」

「excuse me……(あのう……)」

「おい……妹よ」

「どうしたんだいおにぃ」

「お前英語喋れる?」

「喋れる訳ないじゃん。おにぃこそ頭いいんだから英語喋れるんじゃないのー?」

「いや、喋れるほどの英語力ないから」

「Is it cold shoulder? (シカトですか?)」

「ちょっとーおにぃ。なんか言ってるよ? なんか言ってみなって」

「お、おう。……あの……どうかしました?」

「I want go to Akihabara……(秋葉原にいきたいんだけど……)」

「おにぃこの人秋葉原っていった?」

「ああ。言ったな。アキバにいきたいのか?」

「It seems to be so! (そうそう!)」

「じゃあ、あそこを曲がってそれから真っ直ぐ進む。信号があるからそこを渡って右。で、左に曲がって真っ直ぐ。それから右にまたいくとヨドバシが見えるから。そこまで行けば分かるはずだ」

「あ、どうもご丁寧に。ありがとうございました」

「日本語喋れんのかよ!」

「え? 喋れますけど?」

「しかもめっちゃ流暢! 最初から喋れ!」

「いやぁ、人に声かけるの緊張しちゃって。この間はうっかりその筋の人に声かけちゃって身ぐるみ剥がされるし」

「声かける前に気付け!」

「いや、目が悪くて」

「メガネかけろ!」

「オタクに見えるじゃん?」

「アキバに行く時点でオタクだボケが!」

「……なるほど。じゃあちょっと買ってきます」

「あっ! 待てやコラ! 礼ぐらいしてけぇぇえっ!」

「おーもう見えないよ。すごいオタクだねおにぃ」

「オタクが凄くてもどうにもならん」

「まったくだねー」







……でも案外社会には貢献してる……かも。
犯罪者もいるけどさ。


ひさびさの更新です。

さぁて次はいつになることやら……
感想評価などなどお待ちしております。











ケータイ表示 | 小説情報 | 小説評価/感想 | 縦書き表示 | TXTファイル | トラックバック(0) | 作者紹介ページ


小説の責任/著作権は特に記載のない場合は作者にあります。
作者の許可なく小説を無断転載することは法律で堅く禁じられています。




BACK | TOP | NEXT


小説家になろう