第40話 それはそれ、これはこれ。
「ふぬぬぬぬぅ・・・」
ふぬぅ。久しぶりだと言うのにいきなり唸ってます。
いやぁ、どもども。リンです。
え? いきなり楽屋話するなって?いいじゃないか。けちくさい事言うなよ。
ま、それはともかく、唸り声をあげてるのには理由があるのです
なんの理由もなく唸ってたら、ただの危ない人にしか見えないけどね。
誤解がないよう一応だよ。一応。
・・・って、また話がずれてきてる。あぶねぇあぶねぇ。
話は戻るけど、なぜ唸ってるかって言うとね、この悪魔のせい。
そう。その悪魔の名前はメフィストフェレス・・・じゃない、ええと、そう。学校から出された課題なのだ!
え? それのどこが悪魔なのかって?
君にも分かるはずだ。あれをやるときの不快感を。あれをやり忘れた時の教師の叱責のうざさを!
・・・え? わからない?
そんな筈はない! 誰しも必ずある筈だ! ・・・くそぅ。なんか自分が惨めに思えてきた。
いや、僕の頭が悪い訳じゃない。自分で言うのも何だが、頭はいい方だ。
だがしかーしっ!
これだけは無理だ。
いや、課題が出来ないんじゃなくて、面倒で出来ないのだ。
有り得ないよ。うん。大体からして、なんで僕が課題なんて物をやらなければならないのかが理解できない。だってそうだろ? テストでも常に一桁かそれに近い順位を維持していると言うのに、僕に課題をやれと言うのはどういう事だよ。っていうか、そもそも僕のまったりたいむがこの課題によって潰されるんだよね。それにさ、課題をやろうと始めた瞬間から睡魔が襲って来るんだよ。これはあれだね。僕の体が課題に対する拒否反応を起こしているんだ。受け付けないんだよ。あー、もぅ。無理無理無理むりむりっ。
僕はもう寝るよ! こんなもんやってられっか!
ぐっどらっく!僕!
ごーいんぐざベッドだ!僕!
さよなら僕の意識!
○○○
「はっ!」
おや。いつの間にやら朝ではないか。
もしかしたら妖精さんがやってくれたかも!
・・・いえ。シンジテナイヨ? ソンナ非現実的ナコト。
机の上の紙切れを見た。
・・・ん? 紙切れ?
「・・・なんで破れとんのじゃあぁぁぁぁあぁぁぁあぁぁっ!」
見事なまでに破れてる。
・・・気まぐれ妖精さん特製、国産上等紙の引き千切り消しゴム和えでござい。
・・・意味がわからないね。うん。
「妖精のやろぅ・・・何て事をしてくれたんだ・・・」
ふぅ。仕方がないから今日学校に行ったら新しいのを貰ってこよう。
・・・ん?
「提出期限、今日じゃねぇかあぁぁあぁぁぁあぁっ!」
・・・恨むぞ妖精。
新月の夜に道を歩くときは気を付けるんだな・・・。
・・・ただの現実逃避ですよ。えぇ。
したかないからもうこのまま行こっと・・・
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