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ひねもす、ぐだりぐだり、かな。
作:光瑠



第4話 大自然とは、いと美しきものかな。


僕はいつもの様に、屋上へと続くちょっと錆びた扉を開ける。一応南京錠はついているのだけど、そもそも留め金自体が錆びてとれてしまっている為、意味をなさない物になってしまっている。まぁ、南京錠なんか無くても僕みたいな人間しかこんな所には来ない訳なんだけど。

ところどころ割れている石畳の間から生える名も無き雑草たち。いや、もしかしたら名前があるかも知れないな・・・よし。僕が名前を付けてあげよう。

そうだな・・・ジョンとかどうだろう。いいんじゃないかな?きっと外来種だと思うよ。

「やぁジョン。君はどうしてこんな所に生えてしまったんだい?」

「なにしてんの?」

僕は即座に振り向く。後ろに居たのは昨日の気の強い女の子だった。・・・しまった・・・ジョンと話すのに夢中になっていて彼女が入って来た事に気が付かなかった。もしかして、・・・見られた?

「やぁ。なんでまた君はノックもしないで入って来るのかな?昨日言ったと思うけど誰にだって、それこそ僕にだってプライバシーはあるんだからそのくらいのマナーは守ってほしいな。で、君はこんな所に何の用なんだい?昨日みたいに飛び降りようとしている女の子はいないよ?分かったら早々に帰ったほうがいい。ここは自殺した霊が出るからね。」
「嘘でしょ。て言うか今雑草に話し掛けてたでしょ。」

やはり見ていたんじゃないか!なんと言う事だ。何とかこの場を切り抜けられないだろうか。

「それは君の気のせいって物だと思うよ。実は僕は、霊感があってね。今、ここから飛び降り自殺をしてしまったジョンと話をしていたんだ。そんな事より君はどうしてここにいるのかな?あぁ、君には帰りに遊んでくれる友人がいないんだろうね。お気の毒に。」

「私、現実主義者だからそう言うのは信じないわよ。・・・まぁいいわ。ちなみに友達はいるわよ。その言葉、そっくりそのままアンタに返すわ。」

「えぇい!ああ言えばこう言うな!君は!あぁそうさ!僕には電子空間にしか友人がいないさ!先程だって大自然の友人に話し掛けていた所だよ!」

うぅ・・・そうさ!僕には電子空間の中に沢山の友人がいるんだ!そして今日も新たに大自然の友人が出来たよ!寂しくなんかないさ!そうさ。寂しくなんか・・・あれ?おかしいな?目の前の景色が滲む・・・

「って泣くことないじゃない!」

「泣いてなんか無いやい!これは目の汗だよ!こいつのお陰でドライアイになんかなりゃしない!」

盛大にテンパる僕。リアルに友人がいなくたって僕は生きて行けるんだ!

「えーと・・・ごめん・・・私が悪かったわ・・・」

「そんな目で僕を見るなぁぁぁぁぁ!」

彼女は僕を路上で段ボールの一軒家を構えて暮らしている野性的な人々を見るような目で僕を見ている。

いや、まて僕。落ち着くんだ僕。すーはーふーはー。よし。僕はもう冷静。

「で、君はどうしてここにいるのかな?自慢じゃ無いけど三年間僕はここに来ていて人が来たことなんて記憶に無いよ。だから二日連続で人が来るなんて事があった日には、僕がここに来れなくなってしまう。」

「いや、いいじゃない。別に。ちっさい男ね。」

「ちっさい!?今、ちっさいって言いましたか!?」

「それが?」

「それが!?何て事言うんですか!!人に差別用語を投げ掛けといて、それか!本当に君はデリカシーってもんが無いな!僕がちっさいってのをどれだけ気にしていると思っているんだ!さすがの僕も怒るぞ!大体君は先輩に対して敬意という物は払わない人か?君だって自分が気にしている所を侮蔑されたらへこむだろう!僕は暴力も嫌いだけど言葉の暴力は更に嫌いだ!」

「・・・アンタが「言葉の暴力が嫌い」とか言う?しかもアンタ見てるとどうも尊敬する気にはならないのよね。デリカシー無いのは気のせいよ。わざとやってるんだもの。」

・・・何と言う事だ。この女の子は僕にとっての天敵だ。危険だ。・・・どうしよう・・・

「ええい!もういい!僕は帰る!くそぅ!覚えてろよ!」

「その台詞、使ってる人、初めて見た・・・。て、言うか覚えてろって・・・何を?」



その言葉は、すでに走り去った僕には届く事なく、屋上に虚しく響いていたそうな。


何か、僕の無愛想顔が無意味になっていっている様な気がする・・・。なんてこったい・・・


RADWIMPSとは、国宝級の素晴らしさ。どうも、hikaruです。僕は彼らにあこがれバンドを組んでいる様な物です。すみません、脈絡ないですね・・・











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