第34話 別に呼び方なんか、変わらないよ。
ふぁぁ・・・
春の陽気が睡眠欲をより一層際立たせ、僕を夢の世界へと誘っています。
あ、こんにちは。リンです。
今日はテレビでやっていたお洗濯情報にて、「素晴らしく渇く」と言っていました。
「乾く」じゃ無くて、「渇く」なんですよ。
なんか、からからしそうですよね。
「そういう訳だから、洗濯物を干そう!花粉なんかに負けるな!」
テンション上がってますよ!
なんせ春ですから。
頭の中も春を迎えていますので。
でも僕の財布の中身はまだブリザード。
そんな訳でお手伝いをして、財布の中身に春の暖かさをって事です。
だって、働かざるものなんとやらを実践する家なので。
今親いないけど。
「ん?あ、洗濯し終わったのかな?」
それなりに新しい洗濯機が電子音を奏でる。
さぁ、干そうじゃないか!
「まずは、洗濯物をハンガーにかけないと。」
あ、これ難しいな・・・
いや、僕、背が低いからそれなりに持ち上げて干さないと地面についちゃうんです。
ふぅむ。
どうした事か。
ここは恥を忍んで、僕よりも背が高い我が妹に頼むしかないか・・・
「なぁ、妹よ!助けてくれ!」
「やだ」
「なぜ!?」
「私の名前がまだでてないからー」
あ、そう言えばそうだったね。
今までで何度も妹が出てたのに、未だに名前が出てないという憐れな状態。
「だから、私の名前をよんでー?」
「ふぅむ。よしわかった。じゃあ、ヨシコとかどう?」
「今から名前を!?私の親、命名しわすれたの!?」
おぉ、ちょっとボケただけなのに。
口調が変わるほど激昂するとは。
いや、名前はちゃんとありますよ。しっかり役所に届けられてますよ。うん。
「いやぁ、ごめんごめん。じゃ、ま、手伝ってくれ。ナギサ」
まぁ、たとえ名前が出たとしても、呼び方は変わらないんだけどね。
「はぁー、やっとでたー」
いや、妹よ。
その表現は確実に誤解を生む。
僕は今すぐ撤回を求めるよ
「いやー、それ以外にに言いようがないんだけどねー」
うぅ、まぁ、それなら仕方がないか。
って、そうだ。
洗濯物を干さないと。
妹よ。はやく手伝ってくれ
「はいはいー」
我が妹が手伝ってくれたお陰で、無事洗濯物を干すことが出来た。
うん。よかったよかった。
・・・あ、入れる時も手伝ってもらわなきゃなぁ・・・
このショートスケール、尚且つミニマムな体(同じ意味)はどうにかならないのかなぁ・・・
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