第3話 英語教師に対しての僕の憤り。
「・・・んぬ・・・」
朝になったようだ。全く、カーテンの隙間から入ってくる日光が鬱陶しい。今がいかに冬だとて、やはりオゾン層の破壊が進んでいるせいか、日光は熱い。
「うるさいな・・・」
僕はしつこく鳴る目覚ましを止める。どこかの世界には寝起きで目覚ましを叩き壊すような人類がいるそうだが、貧弱な僕から見てみればそんなのは地球外生命体以外の何でもない。・・・僕の隣の部屋に、今まさにいるわけなんだけど。
と、思った直後、隣の部屋からけたたましい目覚ましの音がなり響きーーーなにかを潰したような音と共にそれは消えた。・・・今月に入ってから何回目だろう。目覚ましを叩き壊したのは・・・
ま、目覚ましを買うお金は僕が出すわけじゃないからいいんだけど。
そんなことを思いながら、僕は着替える。・・・しかし、この小さな体はどうにかならないのだろうか。家族全員が標準以上なのに僕だけ標準を大きく下回っている。
・・・今更どうにかなるわけでも無いから、気にしていないんだけど。そして鏡を見る。・・・どうしてここだけ遺伝してきたんだろう。家の両親ともが、美形と言える顔立ちをしているせいか、僕らにも、当然のごとく遺伝した。(友人が言うには僕は可愛いらしい。)髪の毛は細いし。いつ禿げてくるか、と、日々恐れおののく毎日だ。
僕の容姿。それは一言で表すと、「子供みたい」だ。前述したかと思うが、僕は無愛想なので、何とか高校生に見えると思う。
「さて、学校へ行こうか・・・」
玄関から出ようとしたまさにその時。階段から妹が降りてきた。
「やぁ。妹よ。僕はもう行くけれど、ご飯ならテーブルに置いてあるから気が向いたら食べてみるといい。もちろんの事、味は保証できないけどね。」
「だったら作らないでよ・・・お兄ちゃん、まだ学校へ行くのにはまだ早いんじゃない?」
「いつもに比べたら少し早いかも知れないね。しかし僕にも気まぐれと言うものがあったりするんだ。だからたまには早目に学校に行ってみたくもなるんだ。しかし、話は変わるけどなんでわが妹はそんなにでかいんだい?確に生物学的に考えてみると、一人目の子どもより二人目の方が身体的に優れているらしいけどこれは差がつきすぎだと思うんだ。」
わが妹は目測170センチ近い身長を持っている。最近はその容姿を見込まれ、モデルのバイトをしているようだ。
「知らないよ?フツーに生きていればこんくらいにはなるんじゃない?」
妹よ。僕はそうならないから聞いているわけなんだけど。
「ま、いいよ。君に聞いた僕が馬鹿だったようだ。・・・じゃ、僕は行ってくるよ。」
「・・・はぁ。」
全く、授業と言うのはどうしてこうも退屈なのだろうか。今は英語の授業を受けているわけだが、この先日本で生き、日本人の女性と結婚し、日本で死んでいく僕には全く関係のないことだ。
しかもこの教師の教え方が気にくわない。馬鹿の一つ覚えのように、何度も単語練習ばかりして・・・
「おい!そこの!何ぼーっとしているんだ?そんなに余裕ならここの日本文を英語に訳してもらおうか?」
・・・当てられてしまった。仕方がない。いい機会だ。この授業方法に「少し」文句を付けさせてもらうとしよう。
「はぁ?何を言ってるんですか?英語教師。今の今まで単語練習ばかりやっていて文法的な事を一切やってないくせに偉そうに指図しないでくれますか?大体からして貴方の教え方が気に入らないんですよ。毎回毎回馬鹿みたいに単語、単語、単語・・・いい加減にしてください。単語だけで英語が喋れたら僕らは苦労していないんですよ?しかも貴方自身はろくに授業してないじゃないですか。そんな貴方が指図したって誰も従いませんよ。あぁ、ちなみにその答えは、He became very sick and he had to leave the hospital at last. He spoke to all the doctors and nurses in the hospital."There are three sad uhings for sick people Having no hope of getting well is sad thing. Having no money to see a doctor is a sad thing,too.having no people who think about them is also sad.these are all very sad things.but I think the last one is the saddest of all the three.So I've tried to understand how the patints feel.I hope you will do the same thin
g"ですね。まったく、面倒な事をやらせないで頂きたいね。貴方はもう少し質のいい授業をしてください。貴方のやり方ではまったく話にならないんですよね。教えるのが貴方の仕事でしょうが。」
・・・おや?教室の中が沈黙で支配されてしまった。どうした事だろう。さすがに言い過ぎたかな?
結局、その後の授業は何故かやつれた教師により、自習になった。
そして僕はいつものごとく、わが憩いの地、屋上に赴いた。・・・また昨日みたいな事が無いといいんだけど・・・。昨日あった事を思い出すと足が震えてくるよ・・・
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