第29話 自然の力とは、たくましきかな。
「うぅ〜ん・・・」
はぁ。日差しが暖かいなぁ・・・
あ、久々に屋上に来てます。
どうも。リンです。
今日はまだカレンちゃん達は来てないみたいだ。
久々の一人の時間だなぁ・・・
・・・ん?
あそこに生えてるのは・・・
「ジョーーーンッ!!」
ジョンだ!ジョンが生き返ったんだ!
見てくれ!
あの時ユキノちゃんにむしりとられてから、やっと!やっとだ!
生きていてくれたんだ!
「うぅ・・・ジョン・・・」
「アンタまた何してんの?」
びくっ
て・・・敵襲!?
「たっ隊長!逃げて下さーーーい!」
「隊長!?誰!?」
・・・って、ユキノちゃんじゃないか。
・・・また見られた?
「そりゃもうばっちり。」
「・・・。」
「ちょっ!そんな悲しそうな顔しないでよ!なんか死んだサバの目してるわよ!?」
・・・リストラおじさんはサンマで僕はサバか・・・。
そんなにひどい顔してるのかなぁ・・・
ま、それはおいといて。
「まぁ、見てくれよ。ジョンが生き返ったんだ。」
「あぁ、この雑草の事?」
「ざ、雑草だと!?」
「いや、だってそうじゃない。」
「何て事言うんだ!いいかい?僕にとってジョンだって大切な友人の一人なんだ!こんな小さな体でも精一杯生きているんだぞ!だいたい、元はと言えば君がジョンをむしってしまうからこんな事になったんだぞ!」
はぁはぁ。
あ、いや、変態さんじゃないですよ。
「あー、はいはい。」
「何その適当な返事!?明らか「あぁめんどくせぇなぁ」って感じがありありと感じられるよ!?」
顔にもでてるしね。
「あー、わるいわるい。これあげるから許してよ。」
で、手渡されたのは、
『なっとうカレーの素。イチゴ味』
「・・・。」
「・・・。」
うん。これはきっと、あれだね。僕を毒殺したいっていう意識の表れだね。
だいたいからしてミスマッチだろ?
なっとうにカレーならまだ分かる(?)けど、それにイチゴ?
イチゴはないだろ!
「いや、今朝コンビニにいったらあったから。」
・・・忘れてたけどユキノちゃんってお嬢様だったね。
お財布の中にはきっと諭吉さんしか入ってなくて、小銭は全て募金箱行きだろ?
・・・結構いい奴じゃないか。
「まぁ、ジョンはもうむしらないでよ。」
「善処するわ。」
何かあったら抜く気だろ。
「あれ?そう言えば今日、カレンちゃんは?」
「朝来たら、「無我の境地に至りましたから帰ります」って言って帰っちゃった。」
強者だね。
って、いいのか教師。
何かが間違ってるだろ。
「で、担任は「それでこそ私の生徒です」って言ってた。」
いったいどんな教えかたをしてるんだ教師。
「で、「私の役目はもう終わりました」とも言ってたわね。」
・・・お前の脳も終わりを告げてるよ。
「まぁ、いんじゃない?」
「いいわけねーーーだろっ!」
この学校の教師は変なのばっかりだよ・・・
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