第18話 リンとユキノ。ちりちりっPART2
「危なかったのよ!」
先日、家がちりちりっと燃えていて、消防車呼んだら、ちんちん鐘を鳴らしながらやってきました。どうも。ユキノです。
「何が危なかったんだい?」
「ちりちりっとしてた事よ!」
「いやだから何が!?具体的に言ってよ!」
あ、そうだった!ちりちりっとしてたじゃ分かんないわねっ!
「だからちりちりっと家が燃えていたのよ!」
「嘘っ!?家?燃えた!?」
まぁ、すぐに建て直したけどね。
「そういや僕の背中も燃えていたよ。」
「そうなの!で、ちんちんーーー」
「まてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇっ!!」
え!?何が!?私、まずいこと言った?
「女の子がそんな事言うもんじゃありません!」
いや、え?・・・?
「リン?私はただ、消防車呼んだら、鐘をちんちん鳴らしながらやってきたって言おうとしただけなんだけど・・・?」
「・・・。」
「・・・。」
「はいごめんなさい僕の勘違いでしたすみませんいや先日あんな事があったばかりだし僕が勘違いするのも無理は無いって言うかそれよりも僕も人間である訳で間違いはある訳でそれは仕方が無いと僕は思うよあれ?でもよく考えたら僕カレンちゃんの話を最後まで聞いていなかったな?ああ、そうか僕が全面的に僕が悪いじゃないかああ失態だなんて事だ恥辱感やら羞恥心やらで死んでしまいそうだ・・・」
リンが鉄柵の方に歩いて行く。どうしたんだろう。
「僕は、僕はぁぁぁぁぁぁぁっ!!」
「待ちなさーい!」
ん?今の声は私じゃ無いわよ?なんか後ろから・・・
「そこは私のポジションです!先輩にはあげません!」
カレンがきた。
・・・って、アンタのポジションそこなの!?
「うぅ・・・すまない。僕もちょっとつらくなっちゃって・・・」
「だからと言って私のポジションをとってもいいってゆーんですか!」
「うぅ・・・ごめんな・・・」
「分かればいいんです。」
鉄柵に手をかけるのを止め、こちらに歩いて来るリン。
よかった。
カレンのポジション取られ無くて。
「そっちかよ!!」
私の心の声にツッコンで来るなんて。
リンはもう、ツッコミのメフィストフェレスね。
※メフィストフェレス・・・ゲーテの「ファウスト」に出てくる、悪魔の名前。
「ツッコミのメフィストフェレスって何!?」
そんな事もういいじゃない。
「もう日も暮れて来たし、もう帰りましょうか?」
「そうね。じゃ、私達は帰るわ。」
「・・・僕も帰るよ・・・」
ツッコミのメフィストフェレスってのは、どんなボケにも、悪魔のようなツッコミをする人の事よ!
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