第16話 断りましょう。完膚無きまでに。その2
「なんか、今日は風が暖かいなぁ・・・」
いつもの様に、屋上に来てます。リンです。
「暖かいですね〜」
隣に寝ているのは、カレンちゃんです。
「暖かいわね〜」
その隣にいるのはユキノちゃん。
あ、そうだ。
そう言えば、カレンちゃんが変だって言ってたけど、どうしたんだろう。
「ねぇ、ユキノちゃん。」
「なに?リン」
「いや、大した事じゃないんだけど、カレンちゃんが変だって言ってたからね。どうしたのかと思ってね。て、言うか、僕を名前で呼ぶのは止めてくれないかな?名付けてもらった親には悪いんだけど、僕はこの何とも言えない、女の子のような、猫のような名前があまり好きじゃないんだ。」
「・・・じゃあ、何て呼べばいいのよ?」
・・・そう言われると思いつかないな・・・
ユキノちゃんに「先輩」なんて呼ばれると、違和感がありすぎる・・・
「・・・いいや。そのままで。・・・で?変なのは自覚しているのかい?」
「・・・自分のキャラが壊れて来てる事ぐらいしってるわよ!」
「キャラとか言うなよ!しかも逆ギレかよ!」
「うるさいっ!アンタが悪いのよ!」
「しかも僕のせいかよ!とんでもないな!君は!」
・・・て、僕が何かしただろうか。・・・何もしてないよね?
「アンタがあんな風に笑うから!私はあんたにメロメロよ!どうしてくれんのよ!」
・・・笑った?
僕が?・・・なんて事だ。
・・・そうか。だからこの人壊れているのか。
「・・・そうか。いいかい?第一に、僕が笑っても何らいけない事は無いだろう?君には僕を束縛する権利は無いわけだしね。例え君が僕に惚れてしまっても、僕はいきなりカバンを投げつけてくる人とは付き合えないよ。まったく。ま、今の内に諦めておいたほうがいいよ。僕は君みたいなデンジャーな人はお断りさ。もし付き合ったとしても、常に死と隣あわせの生活が僕を待ち受けている事受け会いだね。つまり、僕にはまったく、さっぱり、すっぱり、きっぱり、がっちり、がつんがつん、すぱすぱ、スパーンてな感じて、そんな気は無いんだ。」
「う・・・うぅ・・・」
あれ?少し言い過ぎたかな?
「う・・・うるさーーーーーいっ!!」
「うおっ!」
「うるさいっ!この小動物めっ!そんな事分かってるわ!あぁ、もう!もういいわ!元のキャラに戻ってやるわ!」
「誰が小動物だっ!まったく、君といい妹といい、何で君達は僕を小動物扱いするかな!?」
「あぁ、もう!こうしてやるわ!」
「あぁっ!ジョーーーーーーン!」
彼女は屋上に誇らしく根をはっていたジョンをむしって僕に投げてきた。
「あぁ・・・ジ・・・ジョン・・・」
「あははははっ!」
彼女はどこぞのシンデレラの継母のごとく笑っていた。
「私の出番は、どこですか?」
後には彼女の呟きしか残らなかったそうな。
|