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<前回の話>
一組がやる文化祭の内容を決める事に指定された雨音。
だが、特になにも…、そういうとクラス中は静まり、雨音は失望されかけた。


その時、古河 都子が代わりにやる事を決めたが、これは雨音を守るためではなく、雨音を蹴落とすためだったらしい。
しかもそのやる事は信じられない事だった。


そして、十日後にやる筈だった学園祭が二十日後になり、クラス内、学校内は――!?
〜似ている二人は親友〜
作:星野 揺光



第六話「学園祭の準備」 3


「え――?」

主役が雨音と揺と言う事を涼先生が話すと、教室中、静まった。

「ちょ…ちょっと待ってください!!」

「なんだ?」

一人の生徒が片手を上げて立つ。どうやら主役の役があの二人が気にくわないらしい。
反対してる生徒は秋背 麻子。雨音をいじめてる三人組の一人だ。都子と空来あとのふたりは麻子に任せた顔をして麻子を見ている。
雨音はゴクリ…、と生唾を飲み込んだ。

「あ……あの! 倉本さんが主役なのはいいですが! 水音さんが主役な理由ワケが分かりません!!」

涼先生に麻子は大声で訴えた。
難しいひょうじょうを現した涼先生は……

「先生は『水音が主役じゃいけない』って理由ワケが分からない。あと、それって水音否定してるって事になる。秋背、放課後職員室に来な」

きっぱりと涼先生は麻子に返す。麻子は気まずい顔で「う……」、とぼやく。
麻子は暗くなりながら椅子に座った。その後に雨音を「ギン!!」と睨んだ。

「……!?(ちょ…自分でやった行動なのになんで私が睨まれなくちゃならないわけ!? 変なの……)」

雨音じぶんを睨んだ麻子に対して雨音はそう思ったが今授業中なので言わないでおく。ただ心の中で思いつめる事に雨音はした。


 そして、涼先生は、学園祭の事を次々と素早く生徒達に説明してく。
クラス内は殆どの者がはしゃいでいるが雨音と揺にとってはただのつまらない“祭り”にすぎないかったのだ。
だが一応先生の話は聞いておく。後で訊くのが面倒だからだ。
それに、涼先生は二度言うのが嫌いで訊くと起こられる。なのでこの先生が、担任になったクラスの者は二度目の事を訊いた事がないらしい。
しかし、あくまでも噂。その噂を信じている者も居れば信じてない者もいる。

「……(はぁ……、なんでこうなっちゃったかな……………………………。別に主役になったって…かえって“いじめ”が酷くなるだけだよ…。主役なんて倉本さんだけでもいいじゃんか……)」

考え事をした顔で雨音はそう思った。
でも思ってるだけ時間の無駄だから考えるのを止める。「ものをはっきりといえたらな…」、雨音はこういう性格になりたいらしい。でも無理だと雨音は思っていたのだ。





「――学園祭でやる事、もう殆ど話したな。あ、そうだ。文化祭で一組うちがやる事の主役の水音と倉本」

「「はい」」

呼ばれた二人は同時に返事をした。

「二人は主役、って事、さっき話したな? 衣装なんだが虹ノ空色学園うちは文化祭の主役は学校に衣装が無い。この意味、分かるか?」

そう言いながら涼先生は雨音と揺の眼を見ながら二人に訊く。

「……(え? どう…いう…意味……だろう……)」

雨音は理解してない。
すると雨音の隣に立って居る揺が

「つまり……自分で衣装を作る――、と言う事ですね?」

冷静に揺は答える。雨音は「え!?」と思わず声をあげてしまう。
「そうだ、自分で衣装を作る」、と涼先生は明るい声で返す。
用事が済んだ二人は席に着く。雨音は顔中汗だらけにしていた。




 休み時間。

「ねえ、倉本さん」

雨音は揺に声をかけた。

「何?」

声をかけられた揺は返事をする。続けて雨音が言う。

「あのね…放課後、一緒に帰らない?」
雨音は揺に訊く。揺は「いいよ、別に」と即答。
今日も一緒に帰れる、と思えば思う程雨音は嬉しくなって、思わず笑い出してしまう。

「じゃ、放課後、校門前で」

そう揺に言うと雨音は席に着く。
と言っても雨音の席は揺の隣の席だ。大した距離ではない。
実は、虹ノ空色学園はかなり有名な学園。生徒はかなり居る。
だから教室は広い。小さい教室はあまりないらしい。

 廊下。
雨音は誰かに呼び出しされたので、廊下に居るのだ。
「あの……今度はなんですか? 廊下に呼び出して…。この間は屋上…でしたよね…? 古河さん、風樹さん、秋背さん」

「「「だまりな!!!」」」

都子、空来、麻子さんにんは同時に雨音に怒鳴った。雨音は思わず怖くて「ひっ」と言ってしまう。
何故また廊下等こんなとこに呼び出されたのか、雨音は大体分かっていた。“いじめ”られる――、と言う事を。

「あの、用事ないんなら私、教室に帰りますから」

きっぱりと雨音は都子達に断る。そして都子達に背を向け、教室へ入ろうとする。
雨音はドアノブに手を当て、ドアを開け、教室に入り席に着く。

「ちっ…、アイツ、なんでこう堂々としてるのかしら!?」

「たしかに! ムカつく」

「やっぱ生意気ね!」

と、都子、空来、麻子の順番で愚痴グチった。
三分くらいして、都子が「そうだ!」と声を上げた。その声に反応し、空来と麻子は「何々?!」と興味心身気に訊く。
すると都子は右手で空来と麻子の耳を自分の口元へ呼ぶ。
小声で何かを言い始めた。

「こんなの、どう?」

都子は呟く。

「うん、いいね!」「そうしよう!」
空来と麻子は都子が言った事に賛成する。
その行動はまだなんなのかは分からないが、きっと雨音を酷い目に合わせる事なのだろう。


 ――作戦会議っぽいものが終わると、都子達はそ…っと自分に席につき、次の授業の準備をしておく。


    ガラガラ!!

涼先生が教室へと入ってきた。
そして大声でこういう。

「突然だがお知らせだ。十日後にやる学園祭だが……」

学園祭の話をするとクラス内は盛り上がった。

学校こちら側の都合で、やる日が当分先になった。十日後ではなく二十日後はつかごに変更となった」


〜あとがき〜
今回も少し短い……です……;
もうちょっと長く描きたいのですが、早めに更新しないとなぁ……と、思ってしまって;

でもボチボチ更新してゆきたいので!






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