固茹で小隊〜白銀の章〜(2/4)縦書き表示RDF


現代のパラレルワールドをどうぞお楽しみください
固茹で小隊〜白銀の章〜
作:リリム



プロローグ


時は第二次世界大戦――次々に人が死に、軍人でなくても戦争に巻き込まれる地獄であった。人々は常に思っていただろう
「この戦争が早く終わってしまえ」

神はこの願いを聞き入れ、
「第二次世界大戦」を終結させた。しかし神の戯れか仕打ちか否か・・・・第三者による新たな戦争を引き起こしたのだ・・・・・・・・・・・・



「黒い月」



不吉だという予感は的中。突然、西側諸国が謎の集団の襲撃を浮け壊滅的ダメージを受けた。現場からは錯乱した声が入るのみ。歴戦の勇士達が
「化物だ!おれ達は化物と戦っているんだ!かないっこない」各国首脳達は他国の侵略としか考えていなかった。
しかし、帰還した爆撃機パイロットやほんの一握りの陸軍兵士達の証言によって詳細が判明した。存在を確かめる術はないが、今までの生物学上確認できない姿形をした生物であると。

西側諸国は決断した。自軍の中から精鋭達を選び出し、潤沢な装備を与えて東へ飛びそこで反撃をしようと決めたのだ。宗教観から始まり、文化に生活様式。全てにおいて違いがあり、何よりもついさっきまで銃を向け合ってお互いを傷つけていたのに今度は手を取り合って共に戦おう、というのだから相当な負担があったろう。事実、そうこうしている間にユーラシア大陸の半分以上は失われていた。しかしもう体裁など構っていられなかった。ある国に至っては、いきなり飛行機で乗り付けては土下座して停戦を頼み込んだらしい。
なんとか反撃態勢を整えた頃にはアジアの国が数国残っている程度だった。人類は種の存続を賭けて、民族や言語の差を越えて、中国の仁川に要塞を構えた。


三日三晩銃声が鳴り響たそうだ。機関銃が地を叩きつけ、迫撃砲がシンフォニアを奏で、爆撃機によって空が黒く染まりあがったという。正に死力を尽くした戦いだった。



しかし、所詮押し寄せる波に対してはか細い光。ついに人類最後の砦は崩壊してしまったのだった・・・・・・・・



これによりユーラシア大陸より人類は消滅したことになる。時を置かずして日本にも幻獣の魔の手が迫ってくるのだった。
一回目はなんとかして退けた日本軍。
しかし、軍としての機能を殆ど失ってしまう大きな代償を払っての勝利だった。日本の首脳達は欠員補充と戦力増強を計るべく、学徒動員よりもさらに若い少年少女達を学籍のまま戦地へと駆り出した。彼ら学徒軍で九州を要塞化させ本土防衛の兵力を錬成する時間を稼ごうとしたのだ、用は使い捨てである。


実際彼らはよく保ってくれた。確実に幻獣側に被害を与え、兵器や幻獣のデータを蓄積してくれた。
しかし所詮寄せ集めに変わりはない。
戦線が崩壊し、『九州防衛戦』から『九州撤退戦』に変更されると同時に命令系統が消滅し本部からは『現ポイントを死守せよ』との命令しか下らなくなる。
従順な学兵達はその指令を守り散っていった。
生き残ったのは『本部の』命令を無視し自ら『敵前逃亡』を謀った部隊だけとはなんとも皮肉である。それでも本土防衛に必要な戦力となるからであろう自衛軍の療兵や激戦地に投入された重ウォードレス部隊は撤退時、大型輸送ヘリや海上輸送に始まり九州と本州を繋ぐ武装列車への優先乗車等非常に優遇された。

この悲しい
「九州防衛戦」を乗り越え日本は『自然休戦期』という幻獣の侵攻してこない時期まで辿り着いた。またここで新たな問題が発生し、軍を悩ませることになる。悲惨な結果を生み出した『学徒兵制度』は兵としての力量無しとして一旦は解散された。しかし、九州防衛戦は若者を中心に強烈な愛国心を燃え上がらせる結果となってしまい、志願兵を大量に生み出す事に繋がってしまう。
本来であれば有り難いと考えるところだが、力量として問題有りの学徒兵を本州南部に配置するわけにはいかず、さりとて宙ぶらりんにしておくのはなんとも様にならない。悩みに悩みぬき軍部が下した結果は

「志願兵達は危険度の少ない、または幻獣との遭遇率が低いと想定される地域にて観測師団、輸送師団及び地方都市の警護師団として編成し軍務を与える」


なんとも回りくどい言い方だが簡単に言えば


「田舎に行って適当に過ごしてろ」


という事だ。勿論、正直に公表することなどできないからわざとらしく目標を
「日本全土の絶対防衛」なんて打ち出した。
蟻一匹とも上陸させないという事なのだが、その実は余剰兵力の分散化なのだから笑えない冗談だろう。



しかし



この軍部の判断はある意味合っていたし、九州防衛戦よりも愚かな判断だったとも言える結果を後に出す事となる。



自然休戦期も後僅かというところで幻獣はこれまでの常識を覆し、日本を混乱の渦に巻き込んだ。











自然休戦期にも関わらずに幻獣は侵攻。出現が全く予想されていない地域即ち守備力の薄いところを狙って上陸を開始した。

「学徒兵」

駐屯地にだ・・・・・・・・


いかがでしたでしょうか?興味を持たれた方は是非「ガンパレードマーチ」を読んでみてください。皆さんの感想をお待ちしております











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