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Chapter:1 街角
Episode:06
◇The Girl
 声をかけてきてくれたその人は、とても親切だった。
 お店のことを知ってたし、この町にも詳しいみたいで、案内役まで買って出てくれたのだ。

――途中で素性を見抜かれかけたのには、慌てたけど。

 けど黙っててくれるって言うし、「世間」っていい人が多いんだと実感した。
 ともかく彼の案内で、無事店までたどり着く。

「あの、すみません……」
「おっさん、お客だよ」

 奥へ声をかけると、熊みたいな男の人が出てきた。普通改造屋って言うと器用そうな人が多いから、これは珍しいかもしれない。

「なんだ、イマドか。お、今日はずいぶんかわいい連れがいるんだな?」
「おっさんがヘンなとこに店構えてるから、わかんなくて捜してたんだよ。だから案内してきたんだ」

 どうやらこの彼、ここの店主と知り合いだったらしい。どうりで店の場所を知ってるわけだ。
 けど「可愛い連れ」って……?
 別にあたしたち、イヌとか連れてないのに。
 それに二人だけで、なにか話が弾んでる。

――あ、そうだ。
 そのうちやっとあたし、自分が何をしに来たのか思い出した。

「――兄がお願いしてたの、出来てますか? 太刀なんですけど」
 これを受け取らないことには、帰るに帰れない。
「ん? ああ、出来てるよ。えーと、これだろ?」
 一振りの太刀を出される。

 受けとって鞘を外すと、店内の明かりに照らされて刃が光った。
 腕がいいというウワサは本当だったらしい。みごとな仕上がりだ。魔力もよく伝わって、刃との一体感がある。
 でもこういうのはやっぱり、試してみないと、と思った。服の試着と同じで、使って初めて分かることは多い。

「あの、試し切りしても……いいですか?」
「え?お嬢ちゃんがかい?」

 あたしがそんなこというなんて、思わなかったんだろう。おじさんがとても驚いた顔をする。
 でもおじさんに限らず、だいたいの大人の人は、そういう反応だ。

「まぁ、裏のガラクタなら構わないが……」
「ありがとう、ございます」
 了解を取った上であたし、店の裏へと回った。
HP作成中・・・今日か明日辺り、出来たらいいな

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