名前:
阿武都龍一 2008-03-08 01:00
どうも。某掲示板より依頼を受けて参りました。
向こうにも書いたように、辛口評価で行かせて頂きます。
……が、中々の良作であったため、辛味が落ちる評価となりますがご了承ください。
○文章
非常に高い文章力をお持ちだと思います。流麗な文体で、まるで美しい写真のようでした。
あとがきによると「二時間で書き上げた」とのことですが、もしこれが全くの事実だとしたら、私はそれを驚異と呼んでもいいとすら思っています。あくまで習作とのことですが、もし私がこの作品に採点を行う試験官だとしたら、情景描写、心理描写、共に、百点満点中九十点以上は上げるだろうと思います。私の節穴の目では、ケチのつけどころが見当たりませんでした。大変すばらしいです。
○内容
うーん……結局主人公って何だったんだろう?(苦笑)。私の頭が悪いこともあり、結局は最後までわかりませんでした。
とりあえず、習作と言うことを考えたらこんなものだろう、と言った内容ですね。とにかく、良くも悪くも、文章の練習と言う感じがひしひしと伝わってくる作品でした。綺麗なんだけれども、ただそれだけで終わり、決定的な印象は残らない。そんな作品の典型と言った所でしょうか。
しかし、だからと言ってこの作品がつまらない、と言うつもりは毛頭ありません。この作品においては、内容をどうのこうのと言うより、純粋にこの作品における雰囲気を味わうのが正しい鑑賞方法だと判断いたしました。上手い文章で書かれた小説と言うのは、ただそれだけでも価値があると私は思っています。
しかしながら、懸命に「心に残る何か」を描こうとしていた痕跡も見られました。例えば、ユウヒの名前に関する述懐や、ユウヒと主人公の姉との対話などが、「うんうん」と頷けるようなシーンでした。ただし、それらも何と言うか、「ありきたり」と感じてしまえるようなものだったのが残念でした。もっとも、こう言うタイプの作品の場合はそれでも十分通用するのですが、さらなるインパクトを与えたい場合には、もう少し踏み込んだ思想・哲学を書いてもらいたかったですね。
後、これはオマケ程度の指摘ですが、黄砂と言うものは春に降るのが普通なのではないでしょうか? ウィキぺディアで調べたところ、「夏以外の季節に降る」と言うようなことが書いてありました。
○まとめ
とりあえず、北咲さまが目標に掲げていたことは、ほぼ完璧に達成されたと思います。二時間でこれだけのものが書けるのであれば、時間をかけるとどれほどの作品を書けるのだろうか、と言うのが私の率直な思いでございます。
次回は是非とも、北咲さまの『本腰』を入れた中・長編作品を拝読できたらと思っています。
と言うわけで今回は大分甘めの評価になってしまいましたが、これもひとえに作品の面白さゆえ、とでも思ってください。
それでは、これにて失礼します。
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文章評価:
★★★★★ 作品評価:
★★★☆☆ 出版:わからない
[S5] - - - - - - - 男性
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| ▼コメント この度は本当に丁寧な評価を頂き、ありがとうございました。何度も読み返し、ご指摘頂いた点につきましては深く反省しています。 私は普段パソコンで執筆することが多いのですが、この作品はルーズリーフに思ったままを書いてしまいまして……それを見ながら修正しつつ完成させました。というと結局のところ二時間ちょうどとは言えないでしょうか(苦笑) けれど文章力があるとお褒め頂き、心から嬉しいです。前作は台詞ばかりに気をかけてしまい描写をないがしろにしてしまったので、今回は注意しながら書きました。
主人公……シャボン玉でした(笑)しかし長い間シャボン玉が一ヵ所で浮遊し続けているのは、だいぶ無理があったでしょうか。書き終えてみて設定の甘さを反省しています。 思想、哲学……はい。もっと色んな分野に対し、深く関わっていこうと思いました。文学に関してどうも偏食なところがあるみたいなのですが……改善します。もっと深みのある作品を執筆出来たら、と思いました。
黄砂……そういえば本州の方ではもう降っているようですね。季節の確認が足りませんでした。もっと気をつけたいと思います。
長くなりましたが、この度は本当にありがとうございました。もっと書きたいことを明確にしながら、読者の方々に楽しんで頂けるものを書きたいと思いました。 中編以上……昔から挫折してばかりなのですが、頑張りたいと思います。納得のいく作品が出来た際は、読んで頂けると嬉しいです。 では、本当にありがとうございました。 名前:北咲 希[2008-03-08 19:00] | |