アストロノート・モンキーズ! #1(13/24)縦書き表示RDF



 こんにちは、雨寺です。
 お久しぶりです。(本当は、久しぶりなんていう羽目にしちゃ、いけないんですよね……スミマセン;;)
 さて、前のコメントの失言により、自分が中学生とバレたところで、体育大会その後です。モロ私事ですんで、うっとうしい人は飛ばしていただいて結構です;
 先日、体育大会が開催されました。最悪のグラウンドコンディションでしたが、予定の時間より約一時間半遅れて、無事、終了いたしました。
 これで、思いっきり書けるぞ! と意気込んでおりましたが、わずか二週間後、まさかのテスト……。
 というワケで、パソコン禁止令が近々発令されそうなので、更新はおそらく無理です。解除された暁には、ちっとも進んでいない『Calendar』を、真っ先に更新したいです所存ですので、皆様、宜しく御願い致します。
 それでは、しばらく失礼します。雨寺でした。
 
アストロノート・モンキーズ! #1
作:雨寺かえる



Chapter10


「くそっ!」

 真っ先に行動を起こしたのは、ナオ。さっきまでミノタウロスが立っていたフェンスの向こう側を、ぴょんとそのフェンスに飛びついて見た。

 でも、すぐフェンスから飛び降りた。ガシャンと金属音がする。

 ナオはこっちを振り向いて、ゆっくり首を横に振った。

「だめだ、逃げられた」

 その報告に、この場の皆が言葉をなくした。




 プールサイドにたたずむ、七つの影。

「――これから、どうするよ?」

 冷静な声はタクヤ。モップを支えに、地面に座り込んでる。

「そんなこといっても……ねぇ?」

「動きようが無いしなぁ」

「ミノタウロスさん、かっこよかったね〜」

 心配顔のミキと、余裕ちゃくちゃく、ミキとはまったく正反対な表情のショウヤ。そのとなりで、まったく関係ない話をしているユウヒ。

 ショウヤといいユウヒといい、うちの男子はどうしてこうも緊張感がないんだろうね。(あ、ぼくもだけど)

「臨戦態勢――」

「え?」

 ナオがとつぜん、謎の言葉をつぶやいた。

 

 臨戦態勢って――?

 問い返すと、誇らしげにナオが、

「どう動くかわからないなら、動かなきゃいいんだよ。ようは、防戦するの」

と胸を張った。 

「いやあの、ぶっちゃけ作戦とかどうでもいいとおもう「ナオ、ナイスアイデア!」

 ぼくの突っ込みは、タクヤに鮮やかに遮られて、ナオには届かなかった。

「だったら、教室にもどってよっか。その、何かが起こるまで、ね」

 ミキはそういうと、すたすた昇降口に歩いていった。

「やっぱり! ミキはわかってくれるとおもってたぞ!」

 そのあとを追う、ご機嫌なナオ。

 ショウヤはため息をついて、

「さーて、姫さまがたについてくか。な、タクヤ殿」

「そうするか。浅木のおじぃ」

 タクヤと一緒に、ゆっくり校舎に消えた。



 プールサイドに取り残される、ぼくとジュン、ユウヒ。

 ひゅうぅぅ……という虚しい風が、ぼくらの心のヤなとこを撫でていく。

 もし、この風を吹かせているのがミノタウロスだったら、こんな惨めな気持ちにさせてくれたお礼を、たっぷりしてあげなくちゃ。

 ほら、また、風がぎゅううぅ……って――。


 ……ん? 『ぎゅううぅ』?

 明らかに風の音ではない擬音語に、ぼくは音源のほうに目線をやる。

 そこには、バツの悪そうな顔で苦笑してる青ジャージ。

「――あのさ、きょ、教室もどんねぇ? おれ、腹減っちゃって……」

「…………」

「オヤツにポテチ持ってきてるんだ。一緒に食わね「いりません」

 ジュンの寝言・・を、即刻斬り捨てる。

「おかしいだろ! まだ昼飯食って一時間経ってないんだぞ。そんな、ランチのおにぎりいっぱいたぷんたぷんの胃袋に、ぎっとぎとの脂っこいポテチなんて投入インするなんぞ、消化に悪すぎる!」

 少々生々しい擬音語がありましたことを、食事中の皆様にお詫び申し上げます。(食べながら読んでる人なんて、いないとはおもうけど……)

 ぼくの健康講座に、唇を尖らせるジュン。

「何かたっくるしいこといってんだよぉ、ユヅキ! 大丈夫だって! おれの胃袋は鉄でできてるんだから」

 ジュン……キミは知らないのかい? いくら強固な鉄だって、強い酸性にさらされ続ければ、溶けてしまうことを……。

 ぼくは、ジュンがどうしてナオとタクヤに付け狙われるのか、少し理解した。

  












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