先生は17歳!?(6/100)縦書き表示RDF


忙しくて更新遅れました。
今回は少し短め
先生は17歳!?
作:takuto



第5話デートそして飛鳥の不安


 
「ふふ〜ん♪かずちゃんとデートだぁ〜」


スキップを踏み、精神年齢小学生と勘違いしそうな甲高い声を出しながら喜んでいる飛鳥。
今、俺達は近くのショッピングモールで買い物……もといデートをしている。
元々俺は仕事の疲れを癒すため、この休日はテレビや本をダラダラ見ながら
体をリラックスさせる生活を過ごそうと決めていたのだが!!
この前の約束を律儀にも覚えていた飛鳥は、朝8時から俺の家に上がりこんできて
俺をデートに連れて行こうとした。
とは言え、俺も疲労回復という重要な任務を遂行しなければならないため
飛鳥に説得を試みるのだが……
 

「え〜!!カズちゃんのうそつきっ!バカぁ!ろくでなしぃ!明日学校
行ったらカズちゃんに○○○されたって周りに言ってやる!」


と学校関係者に聞いたら間違いなく、俺の教師生命が終わること
間違いなしのことを止め処なく口走る我が幼馴染飛鳥。
それに飛鳥親衛隊が聞けば、俺は半殺し否全殺しは確定になることだろう。
冗談をマジでするのが飛鳥なので、俺は仕方がなく飛鳥とのデートを許可するしかなかった。

 
「う〜ん。次どこに行く?カズちゃん!映画館?ボーリング?
私はカズちゃんと一緒ならどこでもいいよぉ〜」

 
と言いながら自然な雰囲気で腕を組んでくる。
さっきからさんざんデパートの中で服屋やら靴屋などいろいろな所に
連れて行かれてもう足がガクガクになっている俺は「まだ行くんっすか!?」
と突っ込みたいこと山の如しだが、今日ばっかりは飛鳥には頭が上がらない。
しかし、下着売り場に連れて行かれたときなんか
完全に客と従業員がずっと俺のほうを見ているのは精神的に大きなダメージを……
そんなこんなで精神力&体力はもう雀の涙ほどしか残っていない。
 

「俺はどこでもいい……お前が俺を連れてきたんだ。
どっかいきたいところでもあるんじゃないのか?」


と投げやりに俺は答える。
すると、飛鳥は少し怒りながら


「決めてなんかないよぉ。ただ私はカズちゃんと一緒ならどこでもいいの!
どんな所だってぇ、一緒ならどこでも……」

 
急に声のトーンが下がり、何かと思い飛鳥のほうを視線を向けると
下を向いて落ち込んでいる飛鳥の姿が見えた。

 
「……どうしたんだ?飛鳥」

 
いつもハイテンションな飛鳥しか知らない俺はどうするべきか分からず
ただ単純に飛鳥に対し、聞き返す。
 

「カズちゃん……私のこと嫌い?」
「……はあ?」
「うっとおしいとかぁ、居てほしくないとか……思ってない?」
「おい、何言ってんだ!飛鳥。話が読めない」

 
いきなりの飛鳥から放たれる意味不明の発言に混乱する俺

 
「だって……カズちゃん。やっと……やっと再会できたのに!
やっとカズちゃんと一緒に……そばにいれるのに……
全然話とかしてくれないし、学校でも私のこと避けてるし
だから……わっ、私のこと嫌いなのかな……って」

 
……あぁ、ようやく話が読めてきた。
簡単に言えば、飛鳥はさみしかったのだろう。
たしかに学校でも学校外でも飛鳥と話すことは少なかった。
俺と飛鳥は先生と生徒という立場ゆえそこまでの会話はなく
俺自身、自分の仕事で毎日帰るのが遅くなったりで24時間の間
ちょっとしか会話することが出来なかった。
それを飛鳥は俺に嫌われた判断したのだろう……
それなら、今日のデートで執拗にベタベタしてくる飛鳥の行動にも納得がいく。

 
「……ふぅ、バカかよ」

 
少し涙目になっている飛鳥の頭を俺は軽く……いや、少し強めに殴る。

 
「いっ、いった〜い!!マジで痛いよぉ〜。普通は軽くデコピンするくらいなんじゃ……」
「そんなもんは知らん!それより飛鳥。そんなことで悩むなよ……
俺がお前を嫌うなんてことありえないだろうが」
「でっ、でもぉ〜このごろカズちゃん昔みたいにかまってくれないしぃ。
それにこの前顔見たら私を避けるように逃げていくし……まだあの時のことぉ……」


変なスイッチが入ったのか、ブツブツと独り言のように呟き続ける飛鳥。

それは飛鳥の後ろにいた親衛隊のみなさんが俺をにらんでいたからです

……と言う訳にはいかないが、そんなこともまでも
飛鳥は不安感を覚えていたとは……

 
「そんなことはどうでもいい!いいか?一回しか言わないぞ!
そんなことは気にするな!無理をするな!
飛鳥はいつも笑顔でいてくれればそれでいいから」

 
自分でも恥ずかしくて地面に顔面ぶつけたくなることを俺は惜しげもなく飛鳥に向けて言い
最初はきょとんとした顔をしていた飛鳥が、言葉の意味が分かってきたのか
顔が徐々に真っ赤になっていくのがありありと分かる。

 
「うわぁ〜。カズちゃん。ちょっとクサイよぉ〜
そのセリフ!!キャラにあってないよぉ〜」

 
笑いながら言う飛鳥。
自分でもありえないこと口走ったため、自己嫌悪に陥る俺。

 
「でもぉ……うれしかったよぉ!!カズちゃん!」

 
と言いながらさっきとは違い抱きついてくる飛鳥。

 
「おい!抱きついてくるな!」
「やだぁ〜。今はデートだからいいもん!」
「意味の分からんことを……まあ元気になってよかったよ。
やっぱ大事な幼馴染だもんな」
「えっ!」

 
といいながら抱きついていた飛鳥は俺からソッと離れる。

 
「やっぱり……私はカズちゃんにとって私はただの幼馴染なんだね……」
「そりゃそうだろう。大事な幼馴染だ」
「そうじゃないよぉ。やっぱり分かってないよぉ……
昔からそれとなくアプローチしてたのに……」

 
ぶつぶつ独り言を言い始める飛鳥。

 
「……どうかしたのか?」

 
いきなりの飛鳥の態度の様変わりに驚きを感じつつも聞いて見る。
するとさっきまでぶつぶつと喋っていた飛鳥は
意を決したかのように俺のほうを見つめる。

 
「カズちゃん!!」
「どっ、どうしたんだ?」

 
いきなり名前を呼ばれ、あわてるも何とか答える。

 
「カズちゃん……昔からずっと言おう言おうと思ってここまで来ちゃったけど
ずっとカズちゃんに言いたいことがあったんだ……
カズちゃん。私ね、ずっとずっと前からカズちゃんのこと―――」
「和弥っ!!こんなところで会えるなんて感激!!」

 
いきなり俺の背中に何かがくっついてきた。
声から察するに今俺の背中にいるのは……
 
「おいっ!蓮。背中にくっつくんじゃない!!動きづらいだろうが!」
「そんなこといっちゃダメ!街で買い物してたら
和弥が見えたから嬉しくて飛んで来ちゃったっ!」

 
予想通り、我が高校の生徒会長もとい俺の親友……
なのだがつい最近は微妙な親交関係を気づいている
女装趣味の綾月蓮がそこにいた。

 
「いいから離れろ!蓮」
「いやよ。でも私にくっつかれて少しは和弥もうれしいんじゃないの?」
「何言ってんだ!?お前は男だろうが!」
「そんなの関係ないわよ!」

 
と言い合いを続けている俺たち。
つうか誰かを忘れてるような……

 
「かっ、カズちゃん……なんで生徒会長さんといちゃいちゃしてるのかなぁ?」

 
やはりブチ切れ寸前の飛鳥がここに

 
「ちょっと待て!飛鳥。お前は事情をよく……」
「カズちゃん……生徒会長さんとどんな関係なのぉ?っていうか
生徒会長さん男だってこと分かってる?」

 
目で人を殺すとはまさしく今の飛鳥のようなことで俺はビビリながらも弁解を……

 
「私と和弥は〜恋人どうしなの!ね〜和弥!」

 
腕を絡ませながら言う蓮。

 
「ちょっと待て!何てこと言うんだ!蓮。飛鳥これは蓮の妄言……」

 
と言って見るが聞こえておらず肩を震わせる飛鳥。

 
「カズちゃんの……カズちゃんの……カズちゃんのバカァ―――!!」
「ドゴッッッッ!!」

 
華麗な回し蹴りを俺に決め、怒りながら走り去っていく飛鳥。
「大丈夫?」と言いながら俺を見つめる蓮。
俺は回し蹴りで受けたダメージで意識が少しずつなくなっていく。

ああっ、神様……お金や権力なんて僕は要りませんから

僕に人の優しさをください。

切に神に願いながら、俺の意識は途切れた。

 

PS:飛鳥の機嫌が直るまで&誤解を解くまで1週間を要した。
  ついでに飛鳥が俺と生徒会長が付き合ってるとデマを流したため
  ちょっとの間俺に「ホモ説」が上がったのは言うまでもない…… 


試合が近かったため
毎日更新が出来なくなってしまいました。
これからもがんばって書くのでヨロシクお願いします
評価、感想のコメント待ってます!
コメントいただけると作者のやる気が上がります!






ランキング参加中です!! 投票よろしくお願いします!!







ケータイ表示 | 小説情報 | 小説評価/感想 | 縦書き表示 | TXTファイル | トラックバック(0) | 作者紹介ページ


小説の責任/著作権は特に記載のない場合は作者にあります。
作者の許可なく小説を無断転載することは法律で堅く禁じられています。




BACK | TOP | NEXT


小説家になろう