ルカリオにリベンジしてバッジをゲットする事が出来たバクフーン達。今は次のジムがある街を目指して進んでいた。
第三十八話消えた村人の謎
「ラグラージ〜腹減った〜!何か持ってない?」
「無い。」
ラグラージは即答で答えた。
「もうすぐ村に着くからそれまで我慢してな!」
「俺もう腹減りすぎて一歩も動けない〜!」
バクフーンは座り込んでしまった。
「わがまま言わないでよバクフーン!早く行くよ!」
ラグラージが言ってもバクフーンは動こうとしない。
「そういえば今から向かう村にはそこでしか食べられないモモンの実を使ったケーキがあるらしいぞ?」
「行こう♪」
リザードンがそう言うとバクフーンは素早い動きで村に向かって行った。
「動けないんじゃなかったんかい!?」
「リザードンさん。本当に村でしか食べられないモモンの実を使ったケーキなんてあるんですか?・・・またバクフーンさんを動かす為の嘘だったり?」
「いや、今回は本当の事だ。ほれ、この週間ポケモンサンデーに載ってるだろ?」
リザードンは持っていた週間ポケモンサンデーをラティアスに手渡した。
「あっ本当だ!結構美味しそう!」
「どれどれ?・・・うわぁ本当に美味しそう♪ラティアス姉ちゃん、着いたら食べてみようよ!」
「そうね!」
ラティアスとピチューは凄く盛り上がっている。
「女の子って何で甘い物が好きなんだろう?」
「お〜い!早く来いよ〜!置いてっちまうぞ〜」バクフーンが皆を呼んでいる。
「さっきまで動けないとか言ってたくせに・・・今行くから待ってよ!」バクフーン達は再び村を目指して進み出した。歩き始めて約30分・・・バクフーン達はようやく村に到着した。
「着いた〜!」
「おっ!あれだな?俺達が越えなきゃならない山は!」
ピカチュウが見ている先には高い山があった。例えるならポケットモンスターダイヤモンド・パールに出てくるテンガン山のような山だ。
「うわぁ・・・こりゃ結構高い山だねぇ(汗)」
「・・・美味そう♪」
バクフーンは山ではなく村の名物モモンの実を使った特製ケーキの見本にみとれていた。
「山じゃなくてそっちを見てるんかい!?」
「まぁまぁ落ち着けよラグラージ!」
「・・・」
ラティオスは周りを見ながら何か考えていた。
「どうしたの兄さん?」
「変だと思わないか?」
「何が?」
「この村・・・静か過ぎやしないか?それに村に住んでいる筈のポケモンも見当たらない。」
「えっ?」
ラティオスに言われて皆周りを見たり耳をすませてみたりした。
「・・・確かに静か過ぎるね・・・それに村の人達も見かけない・・・」「家の中で寝てんじゃないの?」
「まさか・・・とにかく調べてみよう!」
バクフーン達は手分けして村の中を調べる事にした。
「誰かいませんか〜?」ラティアスは家の中に入った。中には誰もいなかった。
「ここも誰もいない・・・どうなってるの?」
ラティアスは一度その家から出ようとした。その時ラティアスの背後から突然謎の光が現れた。
「えっ?」
その時ピチューとピカチュウは村にあるポケモンセンターに入った。
「お〜い!誰かいるか〜?」
ピカチュウが叫んでみるが返事は帰って来ない。
「ポケモンセンターにも誰もいないのかなぁ?」
「とにかく探そう!俺は二階を探すからピチューは一階を頼む!」
「解った!」
ピチューは一階を、ピカチュウは二階を調べる事にした。
「誰かいませんか〜?」ピチューが呼びかけるが、やはり返事は無い。
「誰もいないポケモンセンターって・・・何か嫌だなぁ・・・」
ピチューはちょっと怖くなってしまい、ピカチュウがいる二階に向かおうとした時、背後からラティアスの時に出た謎の光が。
「な、何?」
その時バクフーン・リザードン・ラグラージは村の周辺を調べていた。
「いたか〜?」
「いや誰も。そっちはどうだった?」
「こっちもいないよ。どうなってるんだろうこの村は?」
「まだ調べてない所があるかも知れない。もう一度調べてみよう!」
バクフーン・リザードン・ラグラージはバラバラに別れて調べに行きました。
「ここもいないか〜・・・一体何処にいるんだろ?・・・あっ!」
ラグラージはある事を思い出してすぐに意識を集中しはじめた。
(始めからこうやって探せば良かったよ・・・おっ!いたいた!あれ?でもこの位置は・・・?)ラグラージは村の住人がいる位置を特定した。その位置にラグラージは疑問に思ったがとにかくそこに向かおうとした。その時ピチューとラティアスの時に現れた謎の光がラグラージの目の前に現れた。
「何だ?」
その時ラティオスは空から住人を探していた。
「見つからないなぁ・・・ラティアスは見つけたのかな?」
ラティオスはテレパシーでラティアスに連絡を取ろうとした。
(ラティアス、ラティアス、聞こえるか?)
だが、ラティアスから返事が帰って来ない。
「どうしたんだラティアスは?・・・ちょっと戻ってみるか。」
ラティオスは一度村に戻る事にした。
「ラティアス!何処だラティアス!」
「ピチュー!お〜いピチュー!」
その時ピカチュウがやって来た。
「あっラティオス!ピチューを知らないか?急にいなくなっちまってさ」
「いや、知らないが・・・それよりラティアスを知らないか?」
「えっ?まさか、ラティアスちゃんもいなくなったのか?」
「お〜い!」
その時バクフーンとリザードンがやって来た。
「なぁ、ラグラージが何処に行ったか知らないか?」
「まさか、ラグラージもいなくなったのか!?」
「ラグラージもってどういう事だ?」
「実はピチューとラティアスちゃんもいなくなっちまったんだ!」
「なんだって!?」
「・・・」
その時バクフーン達を建物に隠れながら見ているポケモンがいた。そのポケモンにピカチュウが気づいた。
「誰だ!」
「・・・」
そのポケモンは素早くそこから逃げた!
「逃がすかよ!高速移動!」ピカチュウは高速移動でそのポケモンの後を追い掛けた。
「あっおい待てよピカチュウ!?」
バクフーン達もすぐにピカチュウを追い掛けようとした。その時、また謎の光が発生した。
「な、何だ!?」
しばらくすると光は消えた。
「なんだったんだ今の光は?」
「おい、ピカチュウがいないぞ!」
ラティオスが言う通り、ピカチュウはいなくなっていた。
「どうなってんだよ・・・」
「・・・フフフ・・・」その時バクフーン達の背後から笑い声が聞こえた。振り返るとそこには一人のポケモンがいた。
「お前は!?」
「・・・」
次の瞬間そのポケモンの眼から光が発せられた!しばらくすると光は消え、光を出したポケモンはいなくなっていた。
「あれ?あいつ何処に行った?なぁリザードン、解るか?・・・ってあれ?」
いつの間にかリザードンとラティオスもいなくなっていた。
「お〜い!リザードン!ラティオス!」
バクフーンは二人を呼ぶが返事は帰って来ない。
「何だよ・・・しゃあない、捜すか・・・」
バクフーンは二人を捜す事にした。とりあえず始めにポケモンセンターに向かう事にした。その道の途中。
「バクフーンさん!」
いなくなっていたラティアスが現れた!
「ラティアス!」
「あぁ良かった〜!やっと会えましたよ〜!」
「やっとって・・・今までずっと捜していたのか?」
「そうですよ!待ち合わせ場所の広場に行っても誰もいないんですもの!」
「えっ、俺達広場にいたぜ?」
「えっ?」
「まっ良いか!こうして会えたんだし!そういえばリザードンとラティオス見なかったか?」
「いえ、見てませんけど?」
「そっか・・・俺は今二人を捜しにポケモンセンターに行こうとしてたんだ。また会えなくなるといけないから一緒に行こうぜ!」
「あっはい。」
二人は一緒にポケモンセンターに向かいました。「お〜いリザードン!」
「兄さ〜ん!いないの〜?」
二人を呼んでみるがやはり返事はない。
「ここにはいないのか?仕方ない、他を捜すか」
「そうですね。」
二人がポケモンセンターを出ようとした時、誰かが走ってくる足音が聞こえてきた。
「バクフーン兄ちゃ〜ん!ラティアス姉ちゃ〜ん!!」
ピチューだ!
「ピチュー!」
ピチューは泣きながらラティアスに抱きついた。
「うわぁ〜ん!会いたかったよ〜ラティアス姉ちゃ〜ん(泣)」
「ほらほら!もう大丈夫だから泣かないで!」
ラティアスはしばらく、ピチューが落ち着くまで抱いてあげた。
「なぁピチュー。もしかして、ラティアスと同じようにずっと捜していたのか?」
「うん・・・一度待ち合わせ場所の広場に行ったんだけど誰もいなかったからあちこち捜して・・・それでも見つからないから疲れてここに戻って休んでたら・・・」
「俺達が来たって訳か・・・でも変だな?俺やリザードンやラティオスは広場にいたぞ?」
「え?でも・・・」
「俺達はいなかったって言うんだろ?ラティアスにも同じ事言われたよ。たくっ!あの光を見てから変な事が起こってばっかだよ!」
「光?それってもしかして、紫っぽい色をした光の事ですか?」
「えっ?もしかしてラティアスも見たのか?」
「アタシも見たわよ!」
「ピチューもか!」
「あ〜!」
バクフーンとラティアスとピチューが話てる時に、聞き慣れた声がポケモンセンターの出入口から聞こえて来た。三人が振り返るとそこにはラグラージがいた。
「バクフーン!ピチュー!それにラティアスも!やっと見つけたよ〜!」
「ラグラージ!今まで何処にいたんだよ!」
「いやぁ、村の人達の居場所が解ったからそこに行こうとしたら変な光がさぁ・・・」
「ラグラージ兄ちゃんも見たんだあの光!」
「てか村の人達の居場所解ったのか!?」
「う、うん。でも・・・その場所が妙なんだよね・・・」
「何が?」
「実は・・・村の人達がいるのは山の方なんだよね。」
「山?俺達が超える予定のあの山か?」
「うん。」
「でも何で村の人達が全員山にいるんでしょう?」
「まぁとにかくその山に行ってみようぜ!」
バクフーン達は山の方へ向かおうとしました。
「うぅ!?」
その時突然ラティアスが倒れてしまった!
「ラティアス姉ちゃん!?どうしたの?」
「わ、解らない・・・きゅ、急に寒くなって・・・」
ピチューがラティアスの身体に触れた。
「えっ!?ラティアス姉ちゃんの身体、氷みたいに冷たいよ!?」
「ハァ・・・ハァ・・・どうなってるの?」
「とにかく暖めてやらないと!待ってろよ!」
バクフーンは火炎車を使ってラティアスを暖めようとした。だが・・・
「・・・あれ?」
「どうしたのバクフーン?早く炎を出してよ!」
「解ってるんだけど・・・何でだ?炎が・・・出せない!?」
どういう訳かバクフーンは炎を出せないみたいだ。
「あっ・・・」
その時今度はピチューが倒れてしまった!
「ピチュー!?」
「寒い・・・」
ピチューは寒さのせいでブルブル震えている。
「ピチューまで・・・どうなってんだよ!?」
「・・・ごめんね。」
その時バクフーン達の目の前に一人のポケモンが現れた。
「お前はさっきの!一体ピチューとラティアスに何をした!?」
「・・・僕の名はムウマージ・・・現実世界で二人は今凍り漬けにされているんだ。」
「現実世界?何を言ってる?」「今君達は僕の力で眠ってるんだ。ここは僕が作り上げた夢の世界。」
「夢?」
「君達は僕の催眠術を受けたんだ。光を見ただろ?」
「あれか・・・」
「ねぇ、何で君は僕達にこんな事するの?」
「好きでやってる訳じゃないんだ・・・あっ。」
「どうしたの?」
「ごめん。今現実世界の方で僕が呼ばれてるから行かないと。その前に・・・」
ムウマージはピチューとラティアスに光を当てた。
「あれ?寒くなくなった!」
二人は立ち上がった。
「僕の力で寒さを感じなくしてあげた。あと、現実世界の事が気になったらここにあるテレビを見ると良いよ。映るようにしといたから。」
そう言うとムウマージは姿を消した。
「ラティアス、大丈夫か?」
「は、はい。もう寒くないですから。」
「あのムウマージ、ルカリオが言う程イタズラ好きの困った奴って感じはしなかったけど・・・」
「でもアタシ達この夢の世界に閉じ込められたのよ!」
「そりゃそうだけど・・・でも何か訳有りっぽかったし・・・」
「とりあえずテレビつけてみようぜ?あいつが言うにはこれで現実世界の様子が解るらしいし。」バクフーンはポケモンセンターに置いてあるテレビをつけた。すると、画面には何処かの洞窟の中みたいな所が映し出された。そこには何処かで見た事があるポケモンが映っていた。
「ウフフ♪ま〜さかこんな所でまた出会うとはね〜!ねぇバクフーン?」ユキメノコだ!ユキメノコが眠っているバクフーンの頬を触っている。
「げっ!?ユキメノコじゃん!?うわぁ俺触られてる〜!?」
「それにしても、あんたは使える奴だねぇ。散々アタイ達の邪魔してきたバクフーン達をこうも簡単に捕まえてくるなんて・・・残りの奴もちゃんと捕まえて来なよ!さもないと・・・解ってるわよね?」
「解ってるよ・・・」
ムウマージは洞窟の外へと出ていった。
「ウフフ・・・さぁ、前は出来なかったけど・・・今のあんたならアタイのコレクションになんて簡単に出来るわ♪冷凍ビーム!」
ユキメノコは眠っているバクフーンに冷凍ビームを当てて凍り漬けにした。
「完成♪ユキノオー!」
「ウ〜ス!」
これまたお久しぶりのユキノオーが凍り漬けになったバクフーンを同じく凍り漬けになっているラティアスとピチューそしてラグラージの横に置いた。
「あ〜俺凍り漬けにされちまった〜・・・くそ〜あんな氷火炎車を使えば簡単に壊せるのに!」
「ねぇ・・・見た感じピカチュウやリザードンにラティオスがいないみたいだけど・・・」
「まだ捕まってないんだお兄ちゃん達!」
「でも、ピカチュウはムウマージの光を受けた時にいなくなっちまったしリザードンやラティオスは俺が光を見た時一緒にいた筈なんだが・・・」一方現実世界では・・・
「ここか・・・」
リザードンとラティオスはバクフーン達が捕えられている洞窟の近くに来ていた。
「さっきは助かったぞリザードン。良くとっさに煙幕を出せたな?」
実はリザードンが光を見る前に煙幕を使って催眠術を受けずにすんだのだ。
「でもバクフーンは助けられなかった・・・」
「なに、俺達が助け出せば良いだろ?」
「俺もいるぜ!」
リザードンとラティオスのもとにピカチュウがやって来た。
「ピカチュウ!?お前無事だったのか!」
「あぁ!あの時、あいつが振り向いた時に何か仕掛けてくると思ったから身代わりを使って分身体に突っ込ませたんだ!んで、俺は奴から離れたんだ。」
「そうだったのか。」
「見つけたよ!」
三人の所にムウマージが現れた!
「見つかったか!?」
「君達には悪いけど・・・捕まえさせてもらうよ!催眠術!」
ムウマージは三人に催眠術をかけようとした。
「させるか!煙幕!!」リザードンは催眠術が発動する前に煙幕を出した。目標を見失ったムウマージは催眠術を使えなかった。
「良し、今のうちに中に行くんだ!」
「解ってる!」
リザードン達は洞窟の中に潜入した。
「うわっ!?寒!?」
「壁が凍りついてるな・・・どうなってんだ?」
「この氷・・・」
「どうしたラティオス?」
「いや、まさかな・・・何でもない。先を急ごう!」
ラティオス達は更に奥の方へと進んで行った。しばらく進むと広い空間に出た。
「おい・・・何だよこれ!?」
そこには凍りついたポケモン達がたくさんいました。
「まさか村の人達か!?」
「おい二人共!これ!」リザードンが指差す先には凍りついたバクフーン達がいた。
「ラティアス!?」
「ピチューまで!?」
「皆眠ってるみたいだ・・・でも何で凍り漬けになってるんだ?」
「それはアタイがやったからさ!」
洞窟の奥から誰かがやって来た。
「誰だ!?」
「あらあら!アタイを忘れちまったのかい?」
一人のポケモンがリザードン達の前に姿を現した。
「お前はユキメノコ!?」
「思い出したようだね!久しぶりじゃないかぁ」
「何でお前がここにいるんだ!?お前はあのダークネス島のアジトで死んだんじゃ?」
「勝手に殺されちゃあたまんないねぇ!アジトの崩壊の時はさすがに焦ったけれど、そんなんで死ぬアタイじゃないよ!」
「あっそうかい!アイアンテール!」
ピカチュウはユキメノコにアイアンテールで不意打ちした。
「ウッドハンマー!」
その時ユキノオーが現れてウッドハンマーでアイアンテールを受け止めた。
「いきなりご挨拶だねぇピカチュウ。」
「うるさい!お前をとっとと倒してピチューを助ける!10万ボルト!」
ピカチュウは10万ボルトをユキメノコに放った。
「シャドーボール!」
ユキメノコの目の前にムウマージが現れて10万ボルトをシャドーボールで防いだ。
「良くやったわねムウマージ。」
「・・・」
「ちっ邪魔をするな!」
「落ち着けピカチュウ!ムウマージ!何故ユキメノコの味方をする?」
「・・・好きで味方してる訳じゃない。」
「何?」
「あ〜らムウマージ。そんな言い方はないんじゃない?あまりアタイを怒らせない方が良いわよ?ユキノオー!」
「ウ〜ス!」
ユキノオーは一人の凍り漬けにされたポケモンを持って来た。
「この子がどうなっても良いのかしら〜?」
「あれは・・・ムウマージ?ムウマージが二人?どういう事だ?」
凍り漬けにされているのはムウマージだった。でも、良く見ると色違いのムウマージだった。
「くっ・・・解った。解ったから弟には手を出すな!」
「なら、早くあいつらを眠らせておしまい!」
「なるほど・・・だからムウマージは俺らを捕まえようとしていたのか・・・」
ピカチュウはリザードンの方をチラッと見た。
「解ってるさピカチュウ、煙幕!」
次の瞬間リザードンは煙幕を出した。
「ゲホッゲホッ!?やだ〜前が見えないじゃない!?」
「今だ!高速移動!」
ピカチュウは高速移動で向かって行った。しばらくすると、煙幕は消えていった。
「一体何をしたかったのか知らないけど、まぁ良いわ!さぁムウマージ!さっさとやっておしまい!」
「・・・」
ムウマージは言うことを聞こうとしなかった。
「早くしなって言ってるだろ!言うこと聞かないなら・・・ってあれ?ちょっとユキノオー!ムウマージはどうしたのよ!」ユキノオーが持っていた凍り漬けにされたムウマージがいなくなっていた。
「残念だなユキメノコ!ムウマージならこっちだ!」
ユキメノコがピカチュウの方を見ると凍り漬けにされたムウマージがいた。
「さっきの煙幕の時に奪わせてもらったぜ!」
「こいつ!?」
「さぁ、これでムウマージは自由だ!あいつ、ぶっ倒すだろ?」
「もちろん!」
その時、バクフーンの方から炎が現れて氷を溶かした!更に炎は激しさを増して周りにいるポケモン達の氷も溶かした。
「な、何!?」
「催眠術を解いただけさ!」
「助かったぜムウマージ!さぁって・・・久しぶりじゃないかユキメノコ!よくも俺達を凍り漬けにしてくれたな?」
「あなただけは本当に許さないから!」
皆めちゃくちゃ怒っている。
「・・・吹雪!」
ユキメノコはいきなり吹雪を放った!フルパワーで放たれた吹雪のせいでバクフーン達は前が見えない。
「うわぁ!?」
「アタイはこのへんでおさらばするわ!またね!オーッホッホッホ!」
吹雪が止んだ時にはもうユキメノコはいなかった。だが、一人ぼーっとしてるユキノオーが一人。
「・・・あっ!?待って下さいよ姉御〜!?」
ユキノオーは慌ててその場から逃げた。
「あっ逃げた。」
「まぁ良いだろ、ほっとけ。それよりも村の人達の氷を溶かさないと!」バクフーン達は村の人達の氷を溶かした。そして、皆で村まで戻って行った。
「いやぁ本当に助かりました!村の代表としてお礼させてもらいます!」バクフーン達の目の前には村の名物のモモンの実を使ったケーキが用意されていた。
「美味そう♪そんじゃ、いっただっきま〜す♪」バクフーンは物凄い勢いでケーキを食べていく。
「そんなに慌てて食べなくても(汗)」
「そういえば何でユキメノコはムウマージさんの弟さんを捕えたんでしょう?」
「あぁ・・・それは弟があいつにイタズラしたからですよ。」
「イタズラ?」
「弟はイタズラするのが大好きでして・・・いつも山を登ってくるポケモンや村の人達にイタズラをして楽しんでいたんです。」
「ルカリオが言ってたイタズラ好きの困ったポケモンのムウマージって君の事だったのか〜!」
「うっ・・・」
色違いのムウマージは少ししょんぼりしてしまった。
「それである時、あいつが現れて弟がイタズラしたんです。そしたらあいつが怒って・・・」
「弟君が凍り漬けにされちゃったって訳だね?」
「はい・・・そしてあいつに弟を助けたければ言うこと聞けって脅されて・・・」
「それで今までに至ったって訳か・・・もうイタズラするなよ?こんなにめにはもうあいたく無いだろ?」
「うん・・・」
「村長!おかわり♪」
バクフーンはケーキのおかわりを頼んだ。
「もう食べたの!?」
「だって美味いんだもん!ラグラージ全然食べてねぇじゃん!何なら俺が食ってやろうか♪」
「ダメ!僕だって食べたいんだから!」
ラグラージは慌ててケーキを食べた。それから皆はしばらく村の名物のケーキを楽しんでいた。楽しい時間はあっという間に過ぎてもう夜になっていた。バクフーン達は今日は村のポケモンセンターで休んで明日出発する事にした。・・・そして翌日の朝。
「電気ショック!」
「うわぁ!?」
バクフーンはピチューの電気ショックによって叩き起こされた。
「おはようバクフーン兄ちゃん♪」
「イタタタ・・・お、おはよう・・・」
「大丈夫バクフーン?」
「な、何とか・・・でも、相変わらずあれはキツイ・・・」
「電気ショック!!」
「ぎゃあぁぁぁ!?」
今度はピカチュウが電気ショックで叩き起こされた。
「お兄ちゃん早く起きなさい!もう朝だよ!」
「あぁ・・・これは夢だ・・・きっと悪夢だ!」
「・・・10万ボルト!」ピチューは10万ボルトをピカチュウに決めた。
「寝ぼけてないでさっさと起きなさい!」
「・・・はい。」
バクフーン達は出発の準備を整えた。
「そんじゃ行きますか!」
「待って下さ〜い!」
その時バクフーン達の所にムウマージ兄弟がやって来た。
「ムウマージ!どうしたんだ?」
「皆さんもう行かれるんですか?」
「あぁ!この山を越えて最後のジムに挑戦する為にな!」
「そうなんですか・・・あの、これを受け取って下さい。」
ムウマージはバクフーンに綺麗な透明の羽根を渡した。
「これは?」
「助けてもらったお礼です。僕達お金が無いからそれくらいの物しか渡せないんですけど・・・」
「もらっちゃって良いのか?」
「はい。」
「じゃあ、ありがたく受け取っておくよ!ありがとうな!それじゃ俺達はそろそろ行くよ。」
「ジム戦頑張って下さい!応援してます!」
「おう!」
バクフーン達はムウマージ兄弟に見送られて出発した。彼らの旅はまだまだ続く!
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