バクフーン達はアグノムを助ける為に大急ぎで向かっていた。
第十八話アグノムを救え!
アグノムのガーディアンギャラドスはアグノムを守る為に漆黒の闇の幹部とバトルしていた。
「竜巻!」ギャラドスは巨大な竜巻を発生させて相手に攻撃した。だが、その竜巻は相手のサイコキネシスで打ち消されてしまった。
「竜巻が!?」
「フフフ・・・さぁ大人しくアグノムを渡して下さい。」
「ふざけるな!アグノム様は渡さん!ハイドロポンプ!」ギャラドスはハイドロポンプで攻撃した。しかしまたサイコキネシスでハイドロポンプは打ち消されてしまった。
「ケケケ!おいフーディン!遊んでないで早くやっちまおうぜ?」
「相変わらずうるさい奴ですね・・・良いではないですかゲンガー、このボスから授かった力をもっと試してみたいんですよ。」ギャラドスが戦っている相手は漆黒の闇の幹部の一人フーディンとその部下ゲンガーだった。
「ケケ!しょうがねぇなぁ!でも早くしろよ?捕獲作戦を開始するまでの準備で大分時間が掛かってるんだからな?」
「お前に言われなくても解ってます。」
「お前達・・・俺をバカにするなぁ!!」ギャラドスが怒ってフーディン達に突っ込んで来た。
「アクアテール!!」ギャラドスはアクアテールでフーディンを攻撃した。
「・・・リフレクター!」フーディンはリフレクターでアクアテールを受け止めた。
「ガーディアンの力はその程度ですか?もっと楽しませてもらいたいですね・・・フフフ」
「・・・余裕でいられるのも今のうちだ!この距離なら避ける事は出来まい!ハイドロポンプ!!」ギャラドスが至近距離でハイドロポンプを放った。フーディンに直撃したように見えたが・・・
「なっ!?消えた!?」
「何処を見てるんです?私はここですよ。」フーディンはギャラドスの頭上にいた。テレポートでハイドロポンプを回避していたのだ。
「この・・・竜巻!」ギャラドスが再び竜巻でフーディンを攻撃した。しかしまたテレポートで避けられてしまう。
「フフフ・・・」
「ケケケ!フーディン!何かお前キモイぞ?その笑い方は止めた方が良いぞ(笑)」
「お前にだけは一番言われたくありませんね!」フーディンとゲンガーは口ゲンカを始めた。完全にギャラドスは遊ばれている。
「ギャラドス!」その時にアグノムがやって来た。
「アグノム様!?来てはダメです!戻って下さい!」
「やだ!僕も戦うよ!」
「それはなりません!あなたをお守りするのが我等ガーディアンの役目です!アグノム様を危険にさらす訳にはいきません!」
「大丈夫だよ!僕も結構強いから!」
「ですが!」
「ターゲットが向こうからやって来ましたか。」
「ケケケ!さっさと捕獲しようぜ!」
「いえ・・・捕獲する前に神と呼ばれるポケモンに今の私の力が通用するか試してみましょう。」
「ケッ!しょうがねぇな!でもあまり遊び過ぎるなよ?」フーディンとゲンガーが向かって来た。
「来るよギャラドス!」
「くっアグノム様!私から離れないで!」
「あなたは邪魔ですね・・・サイコキネシス!」フーディンはサイコキネシスでギャラドスを吹き飛ばしてアグノムから引き離した。
「ギャラドス!?」
「意思の神アグノム!手合わせをしてもらいますよ!シャドーボール!」フーディンのシャドーボールがアグノムに向かって来る。
「見切り!」アグノムは攻撃を身切って避けた。
「火炎放射!」アグノムは火炎放射でフーディンを攻撃した。
「サイコカッター!」フーディンのサイコカッターで火炎放射が切り裂かれた。
「アグノム様!?今行きます!」
「ケケケ!悪いが行かせる訳にはいかないなあ!黒い眼差し!」ゲンガーの黒い眼差しでギャラドスは動けなくなってしまった。
「身体が・・・動かない!?」
「ケケケ!俺の黒い眼差しから逃げられる奴はいねえよ!まぁ大人しく二人のバトルを見てな!ケケケ・・・」
「炎がダメならこれだ!10万ボルト!」アグノムは10万ボルトでフーディンを攻撃。
「サイコキネシス!」だが、サイコキネシスによって10万ボルトは打ち消されてしまった。
「今度はこちらから行きますよ。電撃波!」フーディンは電撃波がアグノムを襲う。アグノムは何とか回避しようとするが・・・
「私の電撃波からは逃げられませんよ。」電撃波がアグノムを追跡してきた。
「回避不可能ってやつか!だったら守るだ!」アグノムは守るで電撃波をガードした。
「今度は僕の番だ!シャドーボール!」アグノムのシャドーボールがフーディンに向かって行く。
「サイコカッター」サイコカッターでシャドーボールは切り裂かれた。
「・・・神の力はこの程度ですか?期待外れですね。」
「僕をあまく見ない方が良いよ?・・・来た!」するとフーディンの頭上から光線が振って来た。それはフーディンに直撃した。
「未来予知・・・10万ボルトを撃った時に使っていたんだよ!」
「・・・なるほど、やはりこの程度ですか・・・」フーディンは傷一つ付いてなかった。
「なっ!?直撃のはずなのに!?」
「遊びは終わりにしましょう・・・」するとフーディンの身体から不気味な黒いオーラが出現した。
「何だ、あれ!?何か・・・とても嫌な感じがする・・・」
「今の私はさっきまでと違いますよ・・・シャドーボール!」さっき使ったシャドーボールより大きいエネルギーがアグノムを襲う。
「わっ!?み、見切り!」アグノムは何とか見切りで避けた。
「こうなったらこれだ!ギガインパクト!!」アグノムは最大パワーのギガインパクトでフーディンに突っ込む。
「サイコキネシス!」だが、フーディンのサイコキネシスがアグノムを捕えた。
「うっ!?」
「アグノム様!?クソ、動け・・・」
「だから無駄だって!ケケケ・・・」
「少々痛めつけておきましょう・・・抵抗出来ないようにね!!」アグノムはサイコキネシスで木に叩き付けられた。
「がはっ!?」
「まだまだですよ!それ!!」フーディンは執拗にアグノムを木に叩き付ける。
「うぅぅ・・・」
「アグノム様!?貴様ぁぁぁ!!!」ギャラドスは力任せに黒い眼差しからの呪縛を解いた。
「ケッ!?バカな!?」
「くらえぇぇぇ!!破壊光線!!!」ギャラドスの最大パワーで放たれた破壊光線がフーディンに向かって行く。
「ふん!」しかしサイコキネシスによって破壊光線はまるで時を停められたようにその場で静止している。
「なっ!?」
「全く・・・うるさいですね!!」破壊光線はギャラドスに跳ね返って来た。
「ぐわぁぁぁ!?」ギャラドスは吹き飛ばされた。
「ギャラ・・・ドス・・・」
「さぁ、うるさい奴は倒しました。あなたはこのまま連れて行きますよ。」
「ケケケ!やっと捕獲作戦の完了か!」
「な〜んだ!もう終わっちゃったのね?」その時ユキメノコがやって来た。
「ユキメノコ!何しに来たんですか?」
「あんた達が遅いからボスに言われて来たのよ!けど無駄足だったようね?あら?あそこに倒れてるギャラドス、中々良い男じゃない!決めた!コレクションにしましょ!」
「相変わらずですねユキメノコ・・・その趣味は私には理解出来ません。」
「別に理解しなくても良いわよ!それよりあんた達は早くアグノムを連れて・・・」
「ちょっと待ったぁぁぁ!!」その時フーディン達に向かってくる一人のポケモンが!バクフーンだ!
「火炎車!」火炎車がフーディンに当たりそうになったがテレポートで避けた。
「バクフーンですか!」
「ピカチュウ!今だ!」
「解ってるよ!高速移動!」ピカチュウは高速移動で移動しながらアグノムを救出した。
「ケッ!?待て!」
「行かせるか!リザードン!ラティアス!ラグラージ!」
「おう!」
「解ってるわ!」
「OK!」ラティオスはラスターパージで、ラティアスはミストボールで、リザードンは火炎放射で、ラグラージはハイドロポンプでそれぞれ攻撃してゲンガーの足止めをした。その間にバクフーンとピカチュウに合流する。
「アグノム!大丈夫か?」
「バ・・・ク・・・フーン・・・それに・・・皆まで・・・どうして・・・ここに?」
「ユクシーに頼まれて来たんだよ!もう大丈夫だからな!」
「うぅぅ・・・」
「アグノム!?」
「かなりやられてるみたいですね・・・ここは私が!」
「ラティアスお前まさかあの技を!?あれを使えば確かにアグノムは回復するがその代わりお前が・・・」
「大丈夫よ兄さん!加減してやれば倒れないから!私の体力を半分アグノムさんに分ける感じだから・・・癒しの願い!」するとラティアスとアグノムは優しい光に包まれた。
「・・・バクフーン・・・久しぶりですね?」
「・・・」
「やはりあなたは私達の邪魔をするんですね?本当に目障りです!」
「・・・お前がアグノムをこんなになるまでやったのか?」
「だったら・・・どうなんです?」
「・・・許さねぇ・・・」バクフーンの背中の炎が激しく燃えている。
「お前は俺がぶっ倒す!!噴火!!!」バクフーンの噴火がフーディン達に降り注ぐ。
「ぶっ倒す・・・ですか・・・そのセリフそのままお返ししましょう。サイコキネシス!」噴火の炎がフーディンのサイコキネシスによって停められた。
「なっ!?俺の噴火が!?」
「今の私は昔の私じゃありませんよ。この炎返します!」噴火がバクフーンに跳ね返った。
「バクフーン!」ラグラージがバクフーンの前に立った。
「守る!」ラグラージは守るでバクフーンを助けた。
「大丈夫?」
「サ、サンキューラグラージ!」
「私はもうあなたに負けません!」フーディンの黒いオーラがさっきよりも色が更に濃くなった。「何なんだ?あの黒いのは?」
「・・・気をつけて!そのオーラが出てる時あいつは強くなるんだ・・・」アグノムはラティアスの癒しの願いのおかげで少し体力を回復したようだ。
「行きますよバクフーン・・・サイコカッター!」サイコカッターがバクフーンに向かってくる。
「ここで避けるとラティアス達に・・・火炎放射で打ち消す!」バクフーンは火炎放射でサイコカッターを打ち消そうとしたが、火炎放射は引き裂かれてしまった。
「火炎放射が!?クソっ!」バクフーンは素手でサイコカッターを停めようとした。
「どいてバクフーン!」その時ラグラージがバクフーンを押し退けた。
「ラグラージ!?」
「発動してくれよ・・・守る!!」ラグラージは連続で守るを使った。だが、守るは発動しなかった。その為サイコカッターはラグラージを直撃した。
「うわぁぁぁ!?」ラグラージは吹き飛ばされた。
「ラグラージ!?大丈夫か?」
「あんまり・・・大丈夫じゃないよ・・・」
「あの野郎・・・絶対ぶっ倒す!」
「待ってバクフーン・・・今回はアグノムを助けるのが目的でバトルに勝つ事じゃないよ・・・」「だから何だよ!」
「冷静になるんだ・・・兎に角今はアグノムを連れてここから逃げるんだ!」
「なっ!?逃げるだって!?」
「良いから行くよ!」ラグラージはバクフーンを強引に引っ張って行った。
「ちょっ!?待てよラグラージ!?」
「皆!アグノムを連れて早く逃げるんだ!」
「逃げるんですか?」
「確かに・・・今回はアグノムの救出が優先だからな!皆行くぞ!リザードンはバクフーンを!俺とラティアスの念力でラグラージを飛ばす!ピチューとピカチュウは俺に乗れ!」
「逃がしませんよ!」フーディンが向かって来たその時!
「アクアテール!」ギャラドスがフーディンの行く手を阻んだ。
「ハァ・・・ハァ・・・俺が時間を稼ぐ!今の内にアグノム様を!」
「すまない!行くぞ!」
「ギャラドス!一緒に行こう!約束したじゃない!絶対離れないって!」
「逃がさないと言ってるでしょう!シャドーボール!」
「ケケケ!俺もシャドーボールだぜ!」フーディンとゲンガーのWシャドーボールが向かって来る。
「竜巻!!」ギャラドスの竜巻がシャドーボールを防いだ。
「さぁ早く!」ラティオスは頷くとラティアスと一緒に念力でラグラージを飛ばして上昇した。リザードンも納得のいってないバクフーンを無理矢理抱えて飛んだ。
「逃がさないわよ!」ユキメノコがいつの間にかラティオス達の近くにいた。
「凍りつきなさい!冷凍ビーム!!」ユキメノコの冷凍ビームがラティオス達に向かって行こうとしたその時!ギャラドスが自分から冷凍ビームに当たってラティオス達に当たるのを防いだ。
「うっ!?」
「ギャラドス!?」ギャラドスの身体が少しずつ凍りついていく。
「アグノム様・・・約束を・・・守れなくて・・・すみません・・・」
「ギャラドス・・・」
「ど・・・うか・・・ご無事・・・で・・・」ギャラドスは完全に凍りついた。
「嫌だ・・・嫌だぁぁぁ!!」ラティオス達はその場からどんどん離れて行く。
「あ〜らら!逃げられちゃった!フーディンがもっと早く捕獲作戦を成功させてたらこんな事にはならなかったのにね〜?」
「うるさいですね!まだ失敗した訳ではないですよ!」
「そうかしら?まぁ私としてはどっちでも良いけど?それにしてもこのギャラドスは良い男だわぁ!ユキノオー!運びなさい!」
「ウ〜ス!」その頃バクフーン達はユクシーがいるサンドロックシティに向かっていた。
「・・・ギャラ・・・ドス・・・うぅぅ」アグノムは泣いていた。
「アグノムさん・・・」
「あのまま・・・」
「バクフーン?」
「あのままバトルしてたらギャラドスはああはならなかったんじゃないのか?もしかしたら奴らを倒せたんじゃないか!?」
「あのままバトルをしてたらアグノムは守れなかったよ!」
「やってみなきゃ解らないだろ!?」
「あの時のお前はアグノムを傷つけられて、怒りで冷静さを無くしていただろ!その状態で戦ったら敗けは目に見えてるよ!」
「何だと!?」
「二人共止めろ!!ケンカしてる場合じゃないだろ?それに今アグノムが一番つらいんだぞ!」
「うぅぅ・・・」
「・・・悪い・・・」
「・・・ごめん・・・」しばらく沈黙が続いた。最初に沈黙を破ったのはラティオスだ。
「アグノム・・・ギャラドスは死んでないぞ」
「・・・えっ?」
「ユキメノコの氷技は相手を倒すためじゃなく相手を捕獲するための技なんだ!」
「何でそんな事が解るんだ?」
「俺はテレパシーで相手の心が解るだろ?それでさ!それに、一度俺も奴に凍り漬けにされたからな!凍り漬けにされても意識ははっきりしていたんだ!一種の冷凍保存何だと俺は思う。」
「じゃあ・・・ギャラドスは・・・まだ生きてるんだね?」
「あぁ!だから必ず助け出すんだ!な?」
「・・・うん!」アグノムはギャラドスが生きている事が解ると悲しみの顔から決意の顔に変わった。ギャラドスを助ける!それが今の彼を支える力になっていた。それから一時間後、バクフーン達はサンドロックシティにたどり着いた。すぐにバクフーン達はユクシーがいる地底湖に向かった。出入口にはバンギラスがいた。
「アグノム!無事だったか!」
「うん・・・」
「ここだと目立つな!中に入ろう!ユクシーが待ってるぞ!」バクフーン達は中に入って行った。
「アグノム!良かった!無事だったんですね!」
「バクフーン達のおかげでね・・・でも、ギャラドスは・・・」
「テレパシーでアグノムのつらい気持ちが僕にも伝わって来ました。」
「そう・・・僕は必ずギャラドスを助けるからね!」
「アグノムらしいですね!でも助ける前に僕らが捕まる訳にはいきませんよ?」
「解ってるよ!」
「・・・」その時バクフーン達の会話を聞いてるポケモンがいました。
「そういえばフーディン。ゲンガーは何処よ?」
「ゲンガーならあいつらを追って行きましたよ。あいつは相手の影に入りこむ事ができますからね。奴らは気づいてないでしょうね・・・フフフ」そう、ゲンガーは今バクフーンの影に入りこんでずっと付いて来ていたのです。
(ケケケ・・・そろそろ引き上げるか!場所も解った事だし!)ゲンガーは出口に向かいました。
「・・・」
「どうしましたバンギラス?」
「ちょっと待ってろよ!すぐ戻る・・・」バンギラスは出口に向かいました。
「ケケケ!早くフーディンに知らせるか!こいつは大手柄だぜ!俺様偉い♪」
「何が俺様偉い♪っだよ?」ゲンガーが振り向くとそこにはバンギラスがいた。
「ウゲゲ!?何でバレたんだ!?」
「んな事はどうでも良い・・・お前を行かせる訳にはいかねぇなぁ!」
「ケケケ!どうするんだ?」
「そうだな・・・お前をとっ捕まえる!」
「ケッ!そいつは御免だな!逃げるぜ!」
「逃がすか!そら!」バンギラスの砂がゲンガーを取り囲む。
「更に岩石封じ!」バンギラスが拳を地面に叩き付けると地面から岩石が現れてゲンガーを閉じ込めた。
「どうだ!」
「ケケケ!これで俺様を閉じ込めたつもりか?あまいぜ!」ゲンガーは岩石をすり抜けて脱出した。
「なっ!?」
「ゴーストタイプにとっては簡単な事なんだよ!ケケケ・・・あばよ!」
「だから逃がさないって・・・」
「黒い霧!」ゲンガーは黒い霧でバンギラスを覆った。「ゲホっゲホっ!?ま、前が見えねぇ!?」霧が晴れた時にはすでにゲンガーはいなかった。
「ちっ!逃がしたか・・・まずいなぁ、奴らにここがバレちまった・・・ユクシーに知らせないと」バンギラスは地底湖に戻りました。
「ユクシー!まずい事になった!」
「どうしたんです?」
「奴らにここがバレた!」
「何だって!?でも何で?」
「ゲンガーが付いて来ていたんだ!取り抑えようとしたんだが逃げられちまった・・・すまん、俺のミスだ・・・」
「バンギラスが謝る必要はないですよ!それよりもこれからどうするかを考えなければ・・・まずここにはもう居られませんね・・・」
「そういえばユクシー、エムリットの所はどうだ?まだ見つかってないんだろ?」
「確かにそうですけど、僕達が行けば見つかる可能性があります。それは避けなければなりません。」
「そうか・・・ん〜何か良い案はねぇか?」ユクシー達はしばらく考えた。だが、中々良い案が思い浮かばない。その時バクフーンがユクシー達にある提案をした。それは自分達と一緒に行かないかとゆう提案だった。
「どうだ?」
「・・・確かに旅をしているあなた達と一緒に行けば奴らに見つからないかもしれません。ですが・・・あなた達が危険な目に会うかもしれないんですよ?」
「ほっとけないんだよ!目の前で友達がピンチなのに何もしないなんて俺には出来ない!」
「バクフーン・・・」
「俺達と行こうぜ?」
「・・・うん!」
「ユクシーは?」
「僕は・・・ここに残ります。」
「えっ!?何で!?」ユクシーの出した答えに皆驚いた。
「僕はここで時間稼ぎをします。アグノムが出来るだけ遠くに行けるように・・・」
「ユクシーが捕まっちゃうよ!?」
「確かに僕は捕まってしまうでしょう・・・ですが奴らの目的は僕達三人を捕まえる事・・・僕一人が捕まっても奴らの目的は達成しません。」
「でも!」
「それに・・・僕は信じてますよ?アグノムが助けてくれるって。」
「えっ?」
「バクフーン、アグノムをお願いしますよ?」
「・・・解った!行こうアグノム!」バクフーン達はアグノムを連れて地底湖の出入口に向かって行った。
「バンギラスはジムに戻って下さい。巻き込む訳にはいきませんから・・・」
「何言ってるんだよ?俺はお前と一緒に戦うぜ!数は多い方が良いだろ?それにエンペルトだけじゃ頼りないしな(笑)」
「ムッ!言ってくれるじゃないバンギラス!じゃあ期待して良いのね?あなたがピンチになっても私は助けませんよ!」
「冗談だって冗談!そんなに怒んなよ?」
「・・・ふふ!こんな状況でも二人は変わらないんですね!」
「当たり前だろ?・・・だけど、お前の事は全力で守るからな!」
「私も・・・ガーディアンとしてユクシー様をお守りします!」
「バンギラス・・・エンペルト・・・ありがとう・・・」その時地底湖の出入口付近に何者かの気配を感じた。
「・・・来たか」その頃バクフーン達は街から大分離れていた。
「ここまで来れば大丈夫だろ・・・」
「ユクシー・・・」アグノムはやはりユクシーの事が心配のようだ。バクフーン達がアグノムに何と声を掛ければ良いか考えていた時、目の前で立ちはだかるポケモンがいた。そのポケモンとは・・・
「お前は・・・マニューラ!?」
「やはりお前達か・・・俺の警告を聞いてなかったのか?漆黒の闇に関わるなって!」
「何しに来たんだ!」
「・・・誰でも良い・・・構えろ・・・」マニューラは戦闘体制に入った。
「俺がやってやる!アグノムは俺が守る!」バクフーンが前に出で来た。
「行くぞ・・・シャドーボール!」マニューラはシャドーボールで攻撃した。
「火炎放射!」バクフーンは火炎放射でシャドーボールを打ち消した。
「くらえ!火炎車!」炎の鎧を纏いマニューラに突っ込んで行った。
「・・・高速移動!」しかし火炎車は高速移動で回避された。
「電光石火!」マニューラは高速移動からの組み合わせで電光石火を使いバクフーンを攻撃した。あまりに速くてバクフーンは回避できなかった。
「ぐっ!?」
「更に駄目押し!」マニューラは駄目押しで更に攻撃した。駄目押しは一度攻撃を当てた後に使うと威力が倍に跳ね上がるのでバクフーンにはかなりのダメージが与えられた。
「くっ!?この・・・フレアドライブ!!」バクフーンは得意技のフレアドライブでマニューラに突っ込んで行った。
「・・・岩砕き!」マニューラはその鋭い爪で地面の岩を砕き、その破片をバクフーンに放った。
「そんな岩なんか!」バクフーンは岩の破片を受けながらもそのまま突っ込む。
「高速移動から影分身!」マニューラは高速移動から影分身のコンビネーションで無数の分身を作り出しバクフーンを惑わす。本体が解らずバクフーンは止まってしまった。
「どれが本物なんだ・・・こうなったら皆まとめてやってやる!噴火!!」バクフーンは噴火で分身全てに攻撃した。だが、本体は何処にもいなかった。
「なっ!?」
「・・・高速移動からブレイククロー!」マニューラは高速でバクフーンに近づき鋭い爪でバクフーンを切った。
「ぐっ!?・・・クソ・・・」
「・・・」
「俺は・・・アグノムを・・・守るんだ!」バクフーンは炎のエネルギーを集め始めた。徐々にその集め始めたエネルギーが大きくなっていく。
「ブラスト・・・バーン!!」バクフーンのブラストバーンがマニューラに向けて放たれた。
「守る!」だが、ブラストバーンは守るで防御されてしまった。
「ハァ・・・ハァ・・・そんな・・・」バクフーンはブラストバーンの反動で動けないでいた。
「・・・高速移動からつじ切り!」マニューラは容赦なくバクフーンを攻撃した。バクフーンは回避出来ずにマニューラのつじ切りで斬り刻まれていく。
「・・・駄目押し!」再び駄目押しで攻撃されバクフーンは吹き飛ばされた。
「ぐあぁぁぁ!?」吹き飛ばされた先にあった岩石にバクフーンは頭をぶつけてしまい気を失ってしまった。
「バクフーン!?」
「・・・」マニューラが気を失っているバクフーンに近づいて行く。
「お前は良くやったが・・・その実力ではアグノムは守れない。・・・お前達!ここから少し先にポケモンセンターがある。そこにバクフーンを連れて行け・・・」
「何なんだよ・・・お前の目的は一体何だ!?」
「お前達が知る必要はない・・・それよりこいつをポケモンセンターに連れて行くんだな!・・・それとお前。」マニューラがリザードンを指差した。
「何だよ・・・」
「・・・闇の声に惑わされるな・・・」
「は?」
「闇の声に惑わされたらお前は仲間と戦う事になる・・・それを忘れるな。じゃあな・・・」
「ちょっと待てよ!?俺が皆と戦うってどうゆう事だよ!?」リザードンが質問したがマニューラは答える事なく去ってしまった。
「何なんだよ・・・」
「リザードン!今は早くバクフーンをポケモンセンターに連れて行かなきゃ!」
「あ、あぁ・・・そうだよな・・・」リザードン達は気を失っているバクフーンを急いでポケモンセンターに連れて行きました。・・・その頃ユクシー達は・・・
「・・・捕獲完了。」フーディン達の前には凍り漬けになっているユクシーとエンペルトとバンギラスがいた。
「全部アタイのお陰よ!感謝しなさいよ!」
「別にユキメノコがいなくても私だけで捕獲できましたよ!」
「それにしてもこのバンギラスも良い男だねぇ・・・ユキノオー!ユクシーとバンギラスを運びなさい!」ユキメノコはフーディンの話を聞いてなかった。
「・・・ハァ。まぁ良いです。それよりユキメノコ、エンペルトは運ばないのですか?」
「アタイは良い男をコレクションするけど、女には興味ないわ!ここに放って置くわ!」
「氷が溶けたら間違いなくこいつは私達を追いかけて来ますよ?」
「アタイの氷は簡単には溶けないわよ!誰かが炎で溶かさない限りね!行くわよ?」
「・・・解りましたよ。」フーディン達はユクシーとバンギラスを連れて行きました。エンペルトは凍り漬けにされてても意識はあった。ユクシーとバンギラスが連れて行かれるのに自分は何も出来ずただ見つめるしか出来なかった。
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