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モノトーン
作:くま


ともかく僕は考えてみる。

どのような僕であるべきなのかを。

十代特有の青臭い思索と嘲笑されてもいい

ただ、考えるのだ。

受験も無難にパスしたし、友達もいないわけじゃないし、お酒もタバコもやるし、誘われればパチンコ屋だっていく。つい先日までは人並みにかわいい彼女だっていた。大学も単位をおとさない程度にサボる。つまり僕は普通の大学生なのだ。

なのに、このいいようのない感覚はなんなのだろう。

ああ。誰か偉そうなやつがいってたな。
「普通は嫌だという思想自体がすでにごく普通の思想」なのだと。

はは。確かに。

それじゃあ普通ってなに?大多数のこと?君は少数派?そういいきれる?君は誰?


誰と話してても埋まらない隙間がある。なにをしてても埋まらない隙間がある。

僕はひそかにその隙間を青春と名付けることにした。

この言葉にできない【モヤモヤ】を誰でも経験するとか言われたくない。

言われてたまるか。

ただ、いまのところそのモヤモヤがなんかそれ程悪い奴におもえないんだ。


自分がどうあるべきなんて、どうでもいい。考えてわかるものか。

尋常も異常も正義も悪も子供も大人も判断するには僕はまだ早いみたいだ。


まだその時期じゃないんだよ。

ただもうすぐその時期が来るってだけの事。

だから今はもう少し、奪われていたいんだ。この感覚に。


つまり僕は今はこの【モヤモヤ】に夢中なんだ。














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