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幻想大陸 作者:しるうぃっしゅ

一部 邂逅編

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三章   巡りあった同胞









 突然のディーティニアの告白に、キョウは頭の中を整理する。
 目の前のちんまりとした少女は、本人曰く八百歳を越えるという。冗談だと言い返すのは簡単だ。だが、何故かそう言い返せない力強さが彼女の言葉からは感じられた。

 記憶の中の、底にしまっていた古い情報を思い出そうと脳を回転させる。
 ディーティニアが語った種族。エルフ―――というのは歴史書で調べたことがあったからだ。
 人を遥かに凌ぐ魔法を扱える精霊人とも呼ばれる人と似た姿の種族。美しい容姿と不老長寿を誇り、深き森の中から出てくることは滅多にないといわれている。その特徴は長く尖った耳であり、それさえわかれば人と区別することも容易いという。

 ふふんっと絶壁の胸を反らしているディーティニアを見れば、なるほど確かに人とは異なった細長い耳が銀の髪の隙間から見えている。伝承の通り、キョウの目から見ても容姿は大変見目麗しい。キョウ自身、先ほどから気になってはいたが、長い耳はそういうことかと納得した。

 キョウが住んでいた世界(アナザー)では生憎とエルフを見かけたことはなかった。いや、むしろ人しか住んでいなかったのだ。後は、野生動物程度なら幾らでもいたが、今先ほど叩き切った巨大亀のような危険生物は滅多に見かけない。
 もっとも、世界(アナザー)で人類が進出できている場所も世界的観点からみれば実は極僅かだ。外海といわれる荒れ狂う海を越えた先、人類未踏領域と呼ばれる暗黒の大陸が多く広がっている。勿論、今まで何度も活動領域を広げようとしてきたことはあったのだが、本当に少しずつしか開拓はできていない。それら人類未踏領域には、悪魔が潜むとも言われ、少なくない被害を毎年もたらしているからだ。

 そういった未開の地まで足を運べばもしかしたらエルフといった種族を見つけることができるかもしれないが、少なくともキョウが知っている限り世界(アナザー)ではエルフはとうの昔に絶滅させられていた―――人類至上主義を掲げる狂った狂信者達の手によって。

 そんなことを考えていたキョウは自分の考えに自嘲する。
 エルフを滅ぼした人類至上主義を掲げる彼らと、自分自身がたいして違わないことを知っているからだ。
 神殺しを為すために、世界を敵に回してまで剣を極めようと歩み続けたキョウ=スメラギ。傍から見れば、どちらもどちらとしか言うほかあるまい。

「なんじゃ? まさか疑っておるのか?」
「―――いえ、とんでもない」
「ふむ。答えるまでに間があったようじゃが、信じられぬようなら証拠を見せてやっても良いぞ?」
「何分エルフという種族を初めて見ましたので、反応が遅れてしまいました。その点は深くお詫びいたします」
「い、いや。そ、そこまで責めたわけではないぞ?」

 自分の考えに浸っていたキョウの沈黙を、世界最高の大魔法使いという言葉を疑っていると勘違いしたディーティニアが少しだけ眉を顰める。
 相手が若干気を咎めたことに気づいたキョウは、やけに丁寧な謝罪を送るも、別に本気で怒っていたわけでもない彼女はそれに対して逆に罰が悪くなったのかどもりながら答える。

 それにしても彼女の発言は色々と突っ込みどころがあることは違いない。
 八百年の時を生きる、これは文字通りの意味だろう。エルフとは不老長寿だということは書物には書いてあったが、果たしてそれだけの年月を生きながらえることができるのか。人の身としてはなかなかに信じがたいことだ。
 次に幻想大陸に五人しかいない魔女の名を冠するということだ。これも話通り受け止めればいい。ようするに彼女と同格に近い存在が、ディーティニアを含めてこの世界には五人いるということ。
 最後に、彼女こそが幻想大陸最高の魔法使いと語ったことだ。はっきり言って、キョウの第六感を信じるならば底知れぬ力量を隠しているのは理解できるも、それが一体どれほどなのかいまいち掴みきれない。

 それに幻想大陸(ここ)に来て会った相手が彼女だけ。比較対象も他の情報源も何もない。今この場で、彼女の話を全て鵜呑みにするのは危険極まりない。
 とりあえず話半分で聞き流し、信じた振りでもしておくかと結論付けると、神妙そうに頷いた。

「……八百年とは俄かには信じがたいのですが」
「そう思うのも無理なかろう話じゃな。まぁ、信じるかどうかはお主に任せる」

 最初からキョウが全てを信じるとは思っていなかったのか、話を打ち切るように料理を再開し始めた。
 と言っても、既に調理は終わっていたのか焼きあがったステーキを皿に乗せ、スープを椀に盛るとテーブルまで持ってくる。どちらの皿とも木を削って作ってあるのか、精巧ではないが自然を感じさせる出来具合のものだった。
 ナイフとフォーク、それにスプーンを傍にあった引き出しから取り出すとキョウに手渡し、ディーティニアもちょこんっと椅子に腰をおろした。

「色々話を聞きたいじゃろうが、まずは腹ごしらえといこう。スープのおかわりは幾らでもあるから遠慮せずに言うのじゃぞ?」
「はい、有難うございます」

 パチンっと二人同時に手を合わせ食事を開始する。
 焼きあがったばかりの肉は、皿の上でも油を弾くように音をたてていた。肉の焼けた良い香りが鼻から喉を伝わり、身体の中へと吸い込まれてゆく。これまで感じたことがない極上の香り。ナイフとフォークを使用し、刃を通そうとするが、分厚い肉とは思えないほどあっさりとナイフが肉を切断する。口の中に切り離した肉を放り込んだ次の瞬間―――ぶわっと口の中に広がる濃厚な味わい。噛んだだけで溢れんばかりの肉汁が飛び出してくる。とろりと、舌が当たっただけで肉の塊が溶けてゆく。キョウが食してきた牛や豚とは格が違った、旨みの雪崩。飲み込むのが勿体無いと感じてしまうほどに、口内に幸福感を感じてしまう。

 たった一口で、これほどまでに驚いた食事を口にしたことはあっただろうか。いや、そもそもキョウは食事に楽しみを求めるタイプではない。必要な栄養がとれればそれでいいと考えている。それ故に、特に食事に関しては気を使ったことはなかったのだが……。
 ただ焼いただけのこの肉の旨みはまた食べてみたいと思わせるに十分に値するものであった。

 一瞬呆けていたのを誤魔化すように咳払い。
 もう一つの料理であるスープをスプーンで掬う。色は若干白っぽく輝き、ほんの僅かだが甘い香りがした。
 どうやら先ほど持ってきたミルクは、このスープに使った分の余りだったようだ。
 スープをかき混ぜてみると、ごろりと適度な大きさに切った色取り取りの野菜らしきものが顔を出す。人参やじゃが芋、薄く切られた玉葱。後はサイコロ大にカットされたギガントタートルの肉。それらを見てどうやら隔絶された世界とはいえ、食べられる野菜などにはそう変化はないようで、キョウは少しだけ安心する。

 スプーンで掬って一口啜る。まずは少しだけ甘い味わいが口の中を満たすも、すぐにピリっとした辛味が押し寄せてくる。味付けに使用した香辛料だろうか。はっきり言ってキョウには、詳しいことまではわからない。
 だが、飲み込むのが勿体無いと思えるほどに濃縮された旨みがスープの中に閉じ込められている。意を決して飲み込むと、喉を通り過ぎ胃袋に到達。飲み込んだ後でも暫く続く不思議な陶酔感。

 思わず、はぁっと深い息を吐いてしまう。
 キョウにしては珍しい、それは判り難いが喜びが入り混じった吐息だった。
 美味しそうに食べる姿を見つつも、自分のスープを上品に飲みながら得意げに薄い笑みを浮かべるディーティニア。

「どうじゃ、旨かろう?」
「……はい。正直驚いています」
「くっくっく。外海(アナザー)から送られてきた人間は必ずと言って良いほど驚いておるのぅ。幻想大陸(ここ)の食材はあちらに比べて大変美味と聞く。野菜類は兎も角、肉類は比較にならぬとは聞いておるぞ」
「ええ、まぁ……仰るとおりです」

 自信満々に語ってくるディーティニアに対して、この肉を食べてしまったら否定することはできない。

「もっとも美味いのは当然ともいえるが。何せ第六級危険生物(ギガントタートル)の肉じゃからな。そう滅多に食べられるものでもない。市場に流せばかなりの高値がつく代物であるしの」
「そうなんですか? 確かに海の中に住んでるならば多少やりにくいとは思いますが、仕留めるのはそれほど難しい敵だとは思えませんが」
「……阿呆。それはお主(・・)だからこそ言える台詞じゃ。空中で甲羅ごと一刀両断にする光景なぞ、初めて見たぞ? 他の連中に言ったとしても誰も信じまい。ワシが嘘つき呼ばわりされるだけじゃ」

 キョウの出来て当然といった様子に、ディーティニアは心底呆れたのか半眼で睨みつけるように視線を送ってくる。
 彼女の視線と言葉で、自分がどれだけ非常識なことをしたのかようやく理解した。

 だが―――。

貴女(・・)ならそれくらい容易いのでは?」
「……ふん。まぁ、否定はせんがな」

 どこか含みを持ったキョウの発言に、当然といった自信を漲らせながら小さな魔女は肯定する。
 二人の視線が互いを値踏みするように、交差していた。ピリっとした嫌な緊張感が部屋中を支配するも、それもすぐに霧散する。今は食事中であることを思い出し、怪しい気配を内に秘めたまま二人はテーブルに向かう。
 カチャカチャと食器がたてる音が響く。キョウがカタンっとスープの入った皿を置くのが見えた。中身は綺麗に平らげられており、空になっている。
 ディーティニアはその皿を持つと炊事場にまで戻り、鍋から新たなスープをなみなみと注ぐ。

「若い者が遠慮するでない。さぁ、腹いっぱい食べるのじゃよ」
「いえ、もう十分です。というか、腹一杯になったんですけど」
「……いいから食べるのじゃ」

 基本的に少ない量で満腹となるキョウにとってはステーキとスープで十分な食事だったのだが、百八十を越える長身の見かけにより食事の量が足りないのではとディーティニアからは思われていた。そう考えた彼女は、気を利かせたつもりで新しくスープを注いだのが―――キョウにとっては良い迷惑にしかならなかった。
 できるワシ格好良い、と自分で考えていたディーティニアは羞恥で頬を染め、一瞬口ごもるも無理矢理食べさせることにしたらしく、皿を押し付けるようにキョウへと渡す。

 本当に腹九分目程度になっているキョウは、皿を満たしているスープを見て極僅かに頬を引き攣らせる。確かに極上の食事ではあるが、満腹状態ではあまり美味しいとは思えないのも当然だ。
 空腹は最高の調味料とは良く言ったものだと、できるだけ顔にはださないようにしながらスープをすする。

「ああ、そういえば一つお聞きしたいのですが」
「む、なんじゃ?」

 話しながらなら多少は満腹感をごまかしながら食べれるかと判断し、対面に座っているディーティニアの方を向きながら、スプーンを動かす。

「俺が斬ったこいつ……ギガントタートルとか言ってましたよね?」
「うむ、姿形そのまんまじゃろう? 発見した奴が名付けたのだが、何の捻りもなくてつまらぬ」
「ええっと……まぁ、そうですけど。それで、こいつは幻想大陸(ここ)ではどれほどの位置づけにいる怪物なんですか?」
「うーむ。それは中々に答え難い質問じゃな」

 ディーティニアはスプーンを手から離すと、腕を組んで考えこむように天井を見上げる。
 数秒程度そうしていただろうか、彼女は考えが纏まったのか視線を降ろして、腕組みをほどく。

幻想大陸(ここ)では人間や亜人に敵対する生物をまとめて【危険生物】と呼んでおる。狂暴さ、特異能力、戦闘環境、純粋な戦闘能力。そういった色々な点を考慮して、第一級から第十級までに振り分けられておるがのぅ」
「第一級に近ければ近いほど厄介な相手と考えて問題ないですかね?」
「うむ。その通りじゃ。第十級危険生物の代表をあげるとすれば、【下位鬼種】ゴブリンなんかが一番にあげられる」
「……ゴブ、リン?」

 なんだそれは、初めて聞いた。そんな疑問が顔にでていたのか、ディーティニアは、あーっと小さな声をあげた。

「そういえば、外界(アナザー)にはおらんかったか。なんと言えば良いのか……ゴブリンはゴブリンとしか表現できんし。うむむ……まぁ、わかりやすく言えば、ワシくらいの身長の変な奴らじゃ」
「あの、抽象的すぎませんか?」
「それ以外に上手く説明はできん。妙な肌をしたちっこい小人っぽい異形の人間モドキをみかけたらそれがゴブリンと思えばよい。言語は生憎と通じぬが、やけに数が多い。一匹見つけたら十匹はどこかにいると用心しておけ」
「……はぁ」
「他にも色々いるが、ゴブリンが一番メジャーと言っても過言ではない。それで、第九級危険生物ならば【中位鬼種】のオーク……まぁ、人の身体と豚の頭を持つ怪物とでも言えばイメージしやすいのではないか?」
「え、そんな化け物がいるのか!?」

 豚の頭を持つと聞いて、一瞬素の言葉遣いになるキョウ。
 いや、確かにあんな巨大な亀がいるくらいだからそんな奇妙な生物がいてもおかしくはないだろう。しかし、なかなか想像が難しい。

「おるおる。続けるぞ? 第八級には【下位不死種】や【高位鬼種】。第七級になると【中位不死種】や【下位巨人種】。そして第六級には【中位海獣種】と【中位巨人種】。正確には他にももっと多くの種族が当てはめられておるが、流石に今は覚えきれまい? また後でわかりやすく纏めておこう。それで、お主が倒したギガントタートルは中位海獣種に属する。ようするに第六級危険生物といったところじゃ」
「第六級……半分よりも、やや下ですか」
「そうじゃのぅ。だが、海獣種は戦い難い環境のために普通の危険生物よりも上に考えられておる。純粋な戦闘能力だけを見るならば、第七級あたりと考えたほうが無難じゃろう」

 そして―――っと、ディーティニアは口元を歪ませた。

「ここまでが人の手に負える領域の怪物達。第五級からは桁が違ってくるぞ? 第五級からは【下位竜種】と呼ばれる未熟ではあるが竜族が出てくる。有名どころでいえば飛竜(ワイバーン)かのぅ。【兵士級魔族】に纏められている戦闘狂どももここらへんに属しておるか。第四級には【騎士級魔族】。【高位巨人種】や【中位竜種】も当てはまるはずじゃな。単騎にて騎士団一つを易々と壊滅させることが可能であり、どれもがギガントタートルなぞ一秒もかからず滅殺可能な力量を持つ怪物どもよ」

 まるで挑発するように、魔女は微笑む。

「それこそ第三級以上は天災レベルと等しく考えられておる。大地を埋め尽くすほどの死者を操る不死者の王や魔王の側近である将軍級魔族。百の手と五十の顔を持ち都市さえも更地とする巨人王種。そんな怪物達と殺し合う高位竜種―――それを超える、山をも灰燼と化す竜王種。南の大陸を支配する五体の魔王。幻想大陸創世より八百年……例外(・・)を除き不敗を誇る化け物どもよ。個人で倒そうなどと考える者もおらぬ。国家単位で抗わねばどうにもならぬ超越種達。そんな怪物達がごろごろと溢れているのじゃ、幻想大陸(この世界)は」

 トントンっとテーブルを人差し指で叩きながら、ディーティニアはじっとキョウの瞳を覗き込んでいる。 

「さぁ、それを聞いてお主はどうする?」

 脅えるか。強がるか。粋がるか。
 ()に魅入られたお主は、果たしてどんな反応をするのか。

 刹那の挙動さえも見逃すまいと、ディーティニアは目の前の男を凝視する。

「……成る程。あいつ(エレクシル)が言っていたことは本当だったというわけか」

 ぞっとした。 ディーティニアの背筋に恐怖という得体の知れない塊が這いずり回る。
 これまでとは一線を画する、絶対的な強者の雰囲気を立ち昇らせ、この場から離れたくなるような怖気を撒き散らす化け物がそこにいた。
 これまで出会ってきた超越存在を凌駕する―――原始的で生物的な感情を呼び起こさせる冷たい何か。
 幼子が初めて夜の闇へと足を踏み出す時に感じる、絶望感。そんな重圧を全身に浴びたディーティニアは、ぬるりと手に汗をかいていることに気づく。向かい合っているだけで、ここまで緊張をかくせないのは本当に久々だと、手を握り締める。

「―――どうするか、と問われたならばこう答えましょう。それら全て(・・)を斬り殺し、俺は再びあいつ(・・・)の前に立つ、と」
「―――っ」

 キョウの言葉には何もなかった。
 脅えも、恐怖も、戸惑いも―――何もない。
 ただ、如何なる障害も乗り越えるという強い意志しかなかった。
 呆然としているディーティニアだったが、キョウの発言を頭の中で反芻する。理解するのに一拍の時を要することになったが―――くしゃりっと泣き笑いのような表情となる。

「―――ああ、そうか。お主()、そうなのか。お主も神殺し(エレクシル)を目指す者じゃったか。まさか同胞に会えるとは夢にも思っていなかったぞ」

 声を震わせ、魔女は語る。

「改めて歓迎しよう、キョウ=スメラギ(我が同胞)。神殺しを掲げる異端児よ」 

 神殺しを目指し戦い続けた、魔女の歴史。圧倒的な差で破れ、それでも諦めきれずに生き続け―――自分がどれだけの月日を歩んできたかも思い出せないほどに、時を刻んだ。気が狂いそうになる年月の果ての果て。誰一人としてディーティニアと同じ目的を持つ者は現れなかった。
 何時しか幻想大陸最高の肩書きを手に入れ、竜を滅し、魔王を退けるにまで至った獄炎の魔女。心が擦りきれ、磨耗し、歩みを止めつつあった彼女の心が―――今再び輝きだす。














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