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幻想大陸 作者:しるうぃっしゅ

五部 中央大陸編

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九十四章 魔眼の王




 誰も彼もが、剣魔と影使いの最後の語らいを邪魔することなく時は過ぎた。
隙だらけでありながら、魔王達は彼らの無防備極まりない姿に攻勢に打って出ることが出来ずにいた。
身体が凍りついたかのように指先一つ動かせずに、キョウ達の別離を見送る観客となっている。それは闘争を司る魔族の本能。その最上級の存在……魔王としての本能が痛いほどに警戒を告げてきていたからだ。

 隙だらけに見えるその姿はただの擬態に過ぎない。
 踏み込めばもたらされるのは絶対の死。視認できるほどに明確な死神の鎌が、魔王達の眼前にて振りかざされていた。絶対者として久しく感じていなかった自分たちの脅威となる存在を前に、彼ら魔王が足を止めてしまったことを誰が責められようか。

 そんな死へ対する呪縛を最初に振り解いたのは、当然と言えば当然の存在。
 闘争を愛する者。死闘を求める暴虐の悪鬼―――北の魔王ヤクシャ。

 ぶるりっと巨体を震わせて、だがこれから行われるであろう戦いへ対する興奮を隠し切れずに笑みを浮かべ大地を踏み締めながらキョウへと近づいていく。
 果たしてその震えは、恐怖からくるものか。はたまた、未知への存在へ対しての期待からなのか。それはヤクシャ本人ですらもわからない感情であった。

 ゆっくりと、だが確実に歩を進める魔王の進撃が、突如として止まる。
 ヤクシャの視線は真っ直ぐキョウへと向けられ―――いや、興奮に染められていた顔が、今度は驚きに変わり、反射にも等しい動きで丸太のように太い両腕を顔の前で交差させた。その行動を見ていた者達は、一体何を―――と思ったが、その防御体勢の意味をコンマ一秒の後に知る。

 金色の弾丸が空から降り注いだ。
 その小さな身体からは想像できない絶大な威力を秘めた拳が、ヤクシャの交差させた両腕を強かに殴りつけた。ミシリっと骨が軋む音を周囲に響かせ、魔王の身体を数メートル後方へと弾き飛ばす。
 その原因となった金色の幼女は、くるりっと空中で回転。体勢を整えて地へと降り立った。

「……テメェか、ナインテール。先日ぶりじゃねぇか」
「やぁ、ヤクシャ。相変わらずの頑丈っぷりに溜息しか出ないよ」

 吐き捨てるヤクシャに対してナインテールは軽快な口調でそう言い返す。
 しかし、その軽妙な言葉の裏には隠しきれない警戒が潜んでいた。

「で、これはどういうこった? いきなり殴りかかってくるなんざ、テメェの行動とは思えないがな」

 ヤクシャは心の底からの疑問だということを隠しもせずに首を捻る。
 それもそうだ。超越存在のなかでも、ナインテールはどちらかというと非好戦的である。それは東大陸の自分の領地である森に八百年近く引きこもっていたことが証明している。いや、非好戦的というよりは面倒臭がりやと言った方が正しいだろう。そんな彼女が自分と同等である魔王にわざわざ戦いを挑んでくる理由が推測できなかった。

「んー。悪いけどさぁ……あんたと剣士殿を戦わせるわけにはいかないんだよねぇ」

 だからこそ、ナインテールの口から出た台詞に納得がいかなかった。
 あの全てに無関心だった獣の王が一体どんな心変わりをしたというのか。予想すらたてることができない。

「他の魔王ならともかく……あんたは強すぎる(・・・・・・・)。剣士殿にとっては心躍ることなんだろうけどさぁ」

 ちらりっと背後の、アールマティを胸に抱き彫像のように固まっているキョウを僅かに一瞥。

「今の剣士殿の邪魔はさせたくないしね。悪いけど、あんたの相手はボクがしてあげるよ」

 暴虐の悪鬼に平然と言い切った幻獣王は右手に迸る幻炎を顕現させて、一閃。
 先手必勝とばかりに飛翔した炎がヤクシャを包み込む。超越存在以外ならばそれだけで骨も残さず焼き焦がす炎を受けた悪鬼だったが、その炎を平然と消滅させる。彼の周囲に生み出された透明にも見える薄青い膜を目ざとく見つけたナインテールは、ふぅっと嘆息。

「厄介な奴だよねぇ、あんたは。というか、そんだけ筋肉ムキムキの前衛タイプってのになんでよりによって属性が水なのさ。イメージ的に普通は火とか土でしょ?」
「知るか。そんなんオレに言われてもどうしようもねーだろ」

 ナインテールのあまりにも無茶苦茶な物言いに、流石のヤクシャも眉をしかめる。
 確かに彼自身、得意とする属性が水なのには疑問を感じてはいたが、それを指摘されてもどうしようもない。とは言うものの、ナインテールにも言い分はある。悪鬼と彼女が発動させる妖炎との相性が最悪に近いからだ。ただでさえヤクシャの戦闘能力は馬鹿げた次元に到達しているというのに、それに加えて属性的にも不利とくれば、キョウのことがなければ躊躇いもなく逃げの一手を打つレベルの相手である。

 だが、例えどれだけ不利な相手だとしても先程口に出した通り、ヤクシャは危険すぎる。
 如何にキョウとてこの化け物を相手にして無事に済むとは思えない。平常時の彼ならともかく、今の精神状態でこの魔王と戦うのはナインテールとしても認められない。なればこそ、今こそキョウを支える時。不退転の意志を胸に抱き、小さな獣の頂点は拳を握る。迸るのはかつてないほどの圧力で、離れたヤクシャすらも喰らわんと餓えた獣のイメージを植えつけてきた。

 邪魔をされたヤクシャはというと、そんなナインテールを前にして笑みを浮かべた。
 確かにキョウとの戦いを期待していた身ではあるが、かねてより幻獣王とも死闘を演じてみたいという願望もあったのは確かである。前哨戦というわけではないが、彼女との戦いに不満を抱く筈もなかった。全力を出し切れる数少ない同等の敵。それならば、ナインテールとの闘争に是非もない。

 ピリピリと肌を叩いてくる重圧を放ち始めた暴虐の悪鬼と幻獣王。
 そんな二人をひと目見て、動き出す人物がいた。
 それは魔王―――デッドエンドアイ。

「―――ああ。見事だったぞ、我が友よ(・・・・)。見事な散り様。お前はお前の役目を確かに果たした。我らが主を確かに至強の頂きへと導いた。神殺しへの道筋を示してみせた。やはりお前は尊敬に値する」

 ここに在って、ここに無い。
 そんなふわふわとした浮遊感を漂わせ、魔眼の王は訥々と語る。
 それは誰に向けたものなのか。同じ魔王へ対してか、それともその他の者達への宣言なのか。

「……あと一歩にてキョウ=スメラギは完成に至る。ここにてオレの役目も終わりを迎えた」

 呪詛帯で顔を覆っているデッドエンドアイではあるが、その下は彼女に似つかわしくない優し気な表情を浮かべていると連想できるほどにその声色には温かみがあった。それも一瞬―――周囲の空気が急激に熱を帯びていく。そして―――。

「それならば―――デッドエンドアイ(オレ)は舞台から退場させて頂こう!!」

 誰もが一瞬では理解できない決定的な一言を言い放つ。

「このオレ……デッドエンドアイは魔王同盟との決別を今このときを持って宣言する!!」

 魔王の一柱である魔眼の王の突然の同盟破棄に、誰もが呆気に取られる。
 睨みあっていたヤクシャとナインテールでさえ、呆然と視線を其方に向けてしまった。その二人でもそうなのだから、パズズやザリチュの驚きはそれの比ではないのは当然だ。

「……何を言っておる、小娘。元々は貴様が提案した(・・・・・・・)同盟じゃろうて。貴様なりの思惑があったのは気づいていたが、その発言は意味がわからんぞ」

 パズズの顔に浮かぶ困惑とともにぶつけてきた疑問。
 彼の疑問ももっともだ。四体による魔王同盟―――それの提案者はパズズが言ったとおりデッドエンドアイであった。しかも、何故よりにもよってこのタイミングなのか。ナインテールとヤクシャが今にも闘争を開始しようするこの瞬間に同盟を破棄しようとするのか、同じ魔王としても理解に苦しむ状況である。

「ああ、そうだ。確かにこの同盟の提案者はオレだ。だが、その目的は既に達成された。故に、この同盟に属する意味はもはや無い」

 パズズの疑問を鼻で笑い、魔眼の王はそちらに顔を向けることもなくある一点の方向へと視線を送り続ける。

デッドエンドアイ(オレ)の与えられた役目は終わった。あとはわたし(・・・)の好きにさせて貰うとするさ」

 パキリっと空間が悲鳴をあげるのを確かに聞いた。
 肌を焼き、大気を焦がす大灼熱の超熱波がデッドエンドアイを中心として膨れ上がっていく。
 突如として右手で顔を覆っている幾何学模様の呪詛帯を鷲掴みにすると、力任せに引き千切る。布を引き裂く音を残して、ハラリっとその包帯は空を舞う。
 その包帯の下から出てきたのは苛烈なまでに憎悪に染まった少女の容貌。
 しかしながら、憎しみに染まりながらもその顔はあまりにも美しすぎて―――額の第三の目さえも、彼女の美しさを際立たせるパーツに過ぎない。真っ赤に染まった髪を風になびかせ、その風ですらも焼き尽くす煉獄の炎を背に背負う。

「……かつてよりも随分と苛烈な殺気じゃのぅ。それほどまでにワシが憎いか」

 ざっと大地を踏み締める音とともに、デッドエンドアイの視線の先に現れたのは―――獄炎の魔女。あまりの熱量に眉を顰めながらディーティニアが姿を現した。その小さな銀髪の魔女の登場に、若干の驚愕を抱いたのは魔眼の王を除く三体の魔王。
 彼らはデッドエンドアイを退けたという魔女を実際に見たことはなかったからだ。その小さな姿と、その身体に内包される途方もない絶大な魔力に息を呑んだ。

 獄炎の魔女と煉獄の魔王。百年以上もの昔にこの中央大陸にて激戦を繰り広げた宿敵同士の邂逅に、周囲の空気がさらに加熱していくかに思われた。

 だが―――状況は彼ら彼女らの思惑を遥かに超えてゆく。

「く―――はっははは。ははははははははははははははははははっ!!」

 笑った。魔眼の王は高らかに笑った。楽しげにではない。負の感情がつっきり、もはや笑うことでしか表現できなくなってしまったからだ。

「憎い? 憎い、だと? お前がそれを言うのか!! お前がそれをわたし(・・・)に言うのか!! 何故!! 何故、ここまで憤っているのか、お前にわかるわけないだろうが、獄炎の魔女ぉぉぉぉぉおおおおおおおお!!」

 犬歯を剥き出しにして、憤怒の形相で猛け吼えるデッドエンドアイの咆哮染みた叫び声に、然しものディーティニアも一瞬とはいえ気圧された。限界を突き抜けた怒りという感情が、真っ赤に燃え上がり周囲の空気を更に赤く染め上げていく。

「かつてお前に敗れた為に、わたし(・・・)がお前に拘っているとでも思っているのか!?」

 ギリギリと奥歯を噛み締める音が、奇妙なまでに響き渡る。
 その行動は今すぐにでもディーティニアへと襲いかかろうとする己を、必死に律しているかのようであった。

「―――ああ、そうだ!! 確かに、そうだ!! そのためにオレはこの百年!! 己の腕を磨いてきたんだ!! だがな、そんなこと(・・・・・)よりも許せないことがあるんだよぉ!!」

 身体の奥底から噴出してくる煉獄の炎を鎧のように纏って、魔眼の魔王は硬く握り締めた拳をディーティニアへ向かって突き出した。

「くそったれだ!! 何故、こんな大切な!! こんな重要な!! 誰よりも供にいたいと願った我が友のことを―――忘れていたんだ!! そしてこのオレを死ぬ寸前まで追い詰めたのが、お前だと言う事に!! 思い出させる原因となったのが、お前だということが我慢ならん!!」

 轟々と、熱く燃えあがる煉獄の炎以上に、デッドエンドアイの感情が高ぶっていく。

「―――お前だ!! お前が!! お前さえいなければ!! お前が全ての原因だ!! この狂える箱庭の世界の始まりは、お前なんだ!!」

 とりとめもない言葉を羅列していく魔王の姿に、ディーティニアはぞっと背筋が粟だった。
 全く理解できない彼女の姿に、知らず知らずのうちに気圧されていく。

「お前がいなければ、我が最愛の友も苦しまなかった!! 絶望すら生温い、こんな地獄のような輪廻に取り込まれなかった!! 諸悪の根源、全ての原罪!! それがお前だ、ディーティニアァァァァァァ!!」

 デッドエンドアイの咆哮とともに、膨れ上がっていくあまりにも強大すぎる魔力。
 ディーティニアにも比肩しかねないほどの、超越的な魔の波動が魔王を中心として荒れ狂う。

「―――ここで、お前を殺す!! 何があっても殺す!! どんな手段を使ってでも殺す!! この先のことなど知ったことか!! 女神も混沌の思惑も!! わたし(・・・)は、お前さえ殺せればもうどうでもいい!! 人も神も魔も―――世界の行く末などももう知らん!! ただ、わたし(・・・)はお前だけは許せんのだ!!」

 ギシギシっと空間が軋んでいく。
 おぞましいほどの悪意の奔流。これまで戦ってきた第一級危険生物など子供にしか見えないほどの明確で純粋で、一切のまじりっけが無い殺意。 
 周囲の空気を焼いていく煉獄の炎が、バチリっと火花を散らしディーティニアを殺すためだけに燃え上がる。そこにいるのはもはや魔王という枠組みを脱ぎ捨てた純粋なまでの殺意の獣。殺意の塊。全てを焼き殺す煉獄の死神そのものであった。










 ―――お前が憎くて憎くて憎くて憎くて憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎憎―――殺したくて殺したくて殺したくて殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺殺―――したい。










わたしの(・・・・)わたしの(・・・・)名は、ルー=クルワッハ。七つの天災(・・・・・)が一。全てを為す者(サウィルダーナハ)!! それがお前を殺す者の名だ。
















 
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