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進め戦車よ!VRなど恐るるに足らず! 作者:トクメイさん

Es braust unser Panzer Im Sturmwind dahin.

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シュテッヒの変化

 光輝く俺の愛剣。普通の剣では無いと思っていたが、突然光り輝くレベルだったか。
 シュテッヒの柄の部分が、仄かに光っている。これは、鞘の中も光っている事だろう。

「け、剣戟さん!?その剣光ってますよ!」
「あぁ、光ってるな」
「なに冷静に回答してるんですか!」

 いや、そう返すしかないだろう。シュテッヒを鞘から抜く。すると、より強い光が溢れ出した。だが、それは目に刺さるほどの鋭い光ではない。表現するならば、優しい光、だろう。

「その剣、何処で手に入れたんですか?」
「拾った」
「拾った!?」

 正確には、武器屋の壁に立て掛けられた、が正しいだろう。店主が「うちのじゃないし、良い物じゃないからやるよ」って言っていたから、問題は無いだろう。

「お、何か始まったな」
「ほ、本当に冷静ですね・・・」

 シュテッヒの形が変わり始めた。今までの、細くそんなに長くなかった刀身が、根元は太く、先端は鋭く、そして長く変わり始めた。柄も伸びた刀身に合わせて長くなった。

「おぉ」
「・・・変化?進化?・・・いや、成長?」

 隣で蜻蛉が何か言っているが、聞き取れないほど、俺はシュテッヒへ注意が向いていた。
 変化が終わり、シュテッヒが纏っていた光が消えていく。それと同時に、光で隠れていたその姿が露になる。
 その刀身はより透き通った金属光沢を帯び、俺の顔が映りこんでいた。刃は鋭く、あらゆる物を切り裂けると思えた。

「こいつは良い剣だ」
「ま、まぁ確かに良い剣ですね・・・」

 本当に、俺は良い拾い物をした。

「じゃあ、試し切りして――」
「さっき冒険者登録するって言ったばっかりでしょう!」
「あ」
「あ、じゃありませんよ!」

 俺とした事が、ついさっき言った言葉を忘れてしまうとは。残念だが、試し切りはやる事を終わらしてからにしよう。

「その前に、鑑定はして置こう」


 シュテッヒ ショートソード lv 15 up!
 状態 有頂天

スキル
・切れ味上昇 lv8 up!
・刺突上昇 lv9 up!
・火属性 lv3 up!
・貫通 lv1 new!

「おぉ・・・」
「どうかしましたか?」
「いや、なんでもない」

 スキルレベルが上がっているし、新しいスキルもあるな。これは確実に強化されてるな!振るのが楽しみだ!それに、成長だか進化だかは判らないが、あれのお陰で余程機嫌がいいらしい。有頂天なんて、普段滅多に使わない単語だぞ?可愛いやつだ。

「じゃあ、ギルドにいくか」

 鞘に収め、ギルドへ向けて足を進めた。




【これは】付喪神【ひどい】

1.九十九な剣
ここは付喪神を選んでしまった不幸者が、付喪神で戦い続ける情報を収集するスレです。
私達がこのゲームを楽しみ、生き残るには君の情報が必要だ!



156.九十九な剣
なんか変な人と遭遇した

157.九十九な槍
変な人?

158.九十九な剣
うん。変な人

159.九十九な杖
特徴は?

160.九十九な剣
初期装備に、笠を被っていて、槍を持っている。

161.九十九な槍


162.九十九な剣
え?

163.九十九な銃
こーれーわー?

164.九十九な盾
まじか?いや、流石にまさか・・・

165.九十九な杖
可能性が無い訳ではないからのー

166.九十九な槍
・・・実はね、変な人と遭遇したのよ

167.九十九な盾
おや

168.九十九な剣
えっ

169.九十九な槍
初期装備に、剣を持ってる

170.九十九な剣
えぇぇえええ!?

171.九十九な銃
これは確実ですねハイ

172.九十九な盾
それ以外考えられませんねハイ

173.九十九な杖
こんな偶然もあるんじゃの~




183.九十九な剣
凄い!あの猪倒した!

184.九十九な槍
本当。お互いに使ってる人が相当強いねー

185.九十九な銃
えー、現在我々の判らないモンスターと戦った様子

186.九十九な杖
凄いのー。わしなんてまだ猿じゃよ

187.九十九な銃
こっちはまだ犬っころだ

188.九十九な剣
大丈夫だよ!直ぐ此処まで来れるって!

189.九十九な槍
使ってくれる人がいるなら、確実にな

190.九十九な銃
あ、おいその話題は

191.九十九な盾
・・・俺は戦う所か使ってくれる人がいないんですがそれは?

192.九十九な槍
え、あ、それは・・・

193.九十九な銃
あーやっちゃった・・・

194.九十九な杖
藪から蛇じゃのー

195.九十九な剣





247.九十九な剣
やった!レベル15!

248.九十九な槍
おー、おめでとう

249.九十九な銃
おめでとう。俺も早く追いつきたいな

250.九十九な杖
で、どうじゃッた?レベル15になったら何かあるようじゃからの

251.九十九な剣
あったよ!まず見た目が変った。より強力になったね!
次に、スキルの習得ができるようになった!
私は貫通っていうスキルを取ったけど、
他に擬人化、テレパシー、斬撃ってスキルがあった。内容は名称通りだったよ

256.九十九な槍
ほー、中々に興味深い内容

257.九十九な銃
貫通に斬撃、これは多分、それぞれに適したスキルなんだろうな

258.九十九な杖
残りの擬人化、テレパシーは共通だろうか

259.九十九な盾
だろうな。そうじゃないと剣や槍以外の俺らに不利だ
(杖さんや、素がでてるぞ

260.九十九な杖
わしなら魔法関係だろうか
(疲れた

261.九十九な銃
疲れるなしw

262.九十九な槍
ん?なんで擬人化にしなかったの?それだったら色々とできそうなのに

263.九十九な剣
あーそれね。私も迷ったんだけど、これからゴブリンとの戦闘があるのに、戦力にならないもの取ったら迷惑になるからね・・・

264.九十九な槍
成程

265.九十九な剣
それに、人型に戻って、戦えるか不安ってのもあるし、この人に寄せ・・・一緒にいれば楽だからね

266.九十九な槍
!?

267.九十九な銃
本音!本音漏れてるぅう!

268.九十九な杖
意外、剣は腹黒であったか・・・

269.九十九な盾
こりゃーエグイですわー

270.九十九な剣
し、仕方ないじゃん!今の所そうするしかないんだし!

271.九十九な槍
確かにねー

272.九十九な銃
それでも寄生しているという自覚があるんですね!?

273.九十九な剣
あるけどっ!仕方ないじゃんー!






「・・・ここだな」

 目的の場所はそんなに離れていなかった。まぁ、ギルドという組織だ。街の中央付近にあって当然だろう。
 その建物は、如何にもギルドな建物だった。三階建て、横幅はコンビニ程度の建物。木材の柱、漆喰の白い壁、赤いレンガの屋根。二本の剣が交差した絵が描かれた看板と、それにデカデカと記された「冒険者ギルド」の文字。ここがギルドで間違いないようだ。

「・・・酒と肉の臭いがしますね」
「あぁ。ギルドの中には食堂もあるらしい。恐らくそこからだろう」
「朝から飲酒ですか・・・」
「絡まれないといいが、気にしても仕方ない。行くぞ」
「判りました」

 木製の大きなドアを押し、中へ入る。外の騒がしさが遠のき、代りに別の騒がしさが聞こえてきた。

「これは・・・」
「案外広いな」

 コンビニ程度の横幅だから、入ってすぐ食堂かと思ったが、そうではなかったようだ。どうやら、奥行きはそれなりにある様子だ。
 入って正面には受付と思われる、円筒系のカウンターがあった。それには4つの受付があり、2つには「登録・依頼」の看板。ここで登録するのだろう。あとの二つにはそれぞれ「売買」、「特殊」の看板が吊るされていた。気になるが、後にしよう。
 食堂は、このカウンターの後ろにあるようだ。両脇には上へ続く階段と下へ続く階段か。これも気になるが後だ。

 真っ直ぐ受付へ向かう。勿論「登録・依頼」の受付だ。受付には、妙齢の女性が立っており、此方を笑顔で迎えてくれた。

「いらっしゃいませ、ご用件はなんでしょう」
「登録だ。彼もだ」
「判りました。こちらの水晶にお触りください」

 紫色の小さな座布団に乗った、青い水晶が出てきた。占いとかの水晶そのまんまだな。

「これは?」
「触れる事によって、名前や種族等が自動で書き込まれる魔道具となっております」

 良く見れば、水晶に隠れるように、後ろに板があった。そこに情報が書かれるのだろうか。便利な道具だな。

「じゃあ、触るぞ」
「はい、お願いします」

 水晶に触れる。と、同時に、水晶が仄かに光り始める。暫くして、後ろの板になにやら文字が浮かび始める。やはりそれに書き込まれるのか。

「はい、確かに」
「説明は彼も登録してからで構わないか?纏めてやった方がいいだろう」
「判りました。では、そちらの方もどうぞ」
「触ればいいんですね?」

 受付が恐らく俺の情報が書かれた板を横に置き、新しい板を出す。これは蜻蛉のだろう。
 横にずれて、スペースを空ける。そこに蜻蛉が進み、水晶へ手を軽く乗せた。先ほどと同じ様に、板に文字が浮かび上がる。登録完了、だろう。

「これでお二人の登録が完了いたしました。では、説明をさせて頂きます」

 組織に所属するのだ、確りと聞いておかねば。
どうも皆さん。匿名です。今回は短めです。理由はギルドの契約内容が纏まらなかったからですハイ。次回までにはどうにかしたい所・・・。

16日目
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