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非幸福者同盟 作者:相羽裕司

第三話「拠り所の守り人」

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65/259

65/杜の都にて

 コンビニエンスストア、ホテル、企業が拠点にしているビルディング。そんな中に並ぶ街路樹が、夏の日差しの光と緑のコントラストを演出している。

 小一時間の探索の後、志麻が少し休憩と、街路樹を囲っている柵に腰かけた。周囲には同じように日陰で涼を取る人々が見られる。いつもの夏のS市中心部の風景である。

「じゃあ、俺、アイス買ってくるよ」

 基本的には市街を回って存在変動律が感じられる場所を探すという本日の探索だったが、志麻は同時に複数の機械鳥や機械鼠も展開して制御している。消耗は激しいのだろうと、ジョーは街角のアイスショップを指差して申し出た。

「それは、宮澤君のおごりなの?」
「うーむ。じゃあ、そういうことで」
「私、バニラ」

 その時、志麻のスマートフォンのメッセージ着信音が鳴った。おそらくはアスミと陸奥の組からだが、画面を眺める志麻の表情には特に緊急性は感じられない。

「なんだって?」
「ん。進展なしね。あっちも、タコ焼きを食べて休憩中だって」

 じっとタコ焼き屋を眺める陸奥にいたたまれなくなって財布を開いたアスミの図が思い浮かんだ。陸奥にタコ焼きの味を教えた自分に若干の責任を感じながら、ジョーはゆっくりとアイス屋さんに歩いて行った。
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