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非幸福者同盟 作者:相羽裕司

第一話「思いがけない助力」

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5/人形劇の記憶

 人形劇か何かを、一緒に観た記憶がある。

 まだ小学校に上がる前だろうか。隣町の小ホールで開かれた小さな劇で、ジョーとアスミで並んで座って観劇したのだ。

 ジョーの母親とアスミの母親も親交があった。詳細は思い出せないが、たぶん子供二人が観劇している間、喫茶店でお茶でも飲んでいたのだろう。そして何があったのか、人形劇の終了時間になっても、二人はホールにやってこなかった。

 とまどうジョーを横目に、アスミはホールの外に出て、バス停まで歩いて行った。

 お母さんたちはどうしたのだろう。不安にかられているジョーに対して、アスミはここで待っていれば大丈夫、と言った。

 ジョーは理由を尋ねた。

 私たちの街に帰るバスはここからしか出ていないから、とアスミは答えた。また、仮に母親二人と合流できなかったとしても、運転手さんに話せば、きっと子供の自分たちを街まで乗せてくれるくらいはしてくれるだろうと。先に家に帰って待っていたっていいんだ、と。

 アスミは、頼もしい。そんな印象が強く残っている。

 顛末(てんまつ)は思い出せないが、現在ジョーの母親は元気に暮らしている。たぶん、何とかなったんだろう。
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