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非幸福者同盟 作者:相羽裕司

第二話「ジョーとアスミと志麻」

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37/第一印象

 大天寺山の頂上近辺は開けていて、公道に公園。電波塔関連の施設。貯水タンクなどがあるが、やはりお寺と墓地がかなりの面積を占めている。そのお寺の、いかにも由緒があるといった感じの居住スペースの一室にジョーは通された。縁側から庭園がみえる、広い和室である。

 玄関口に現れた山川志麻の第一印象は、やはり容姿に目がいってしまった。再会してから目の光が死んでいるのが気になるものの、それでもアスミはガーリッシュで可愛い感じの女の子である。一方、志麻は落ち着いた綺麗な人という印象である。幼さを残しているものの、可愛いというよりは美しい。動作の隅々まで、何か行き届いている感じがする。

 一方でジョーも人間関係の勘は鋭い方なので、形式的にお互いの名を名乗った後に、ギっと厳しい視線を送られたことで、自分はあまり歓迎されてないのを既に察してもいた。何か、綺麗な子が微細な殺気を放っているというのは、怪しい魅力を醸し出していたりもする。

 通された部屋では、対面に志麻、ジョーの隣にアスミという配置である。テーブルの上には、お茶と和菓子が出されている。隅に置かれているのはスマートフォンとタブレット端末で、志麻はデジタル系に強い子なのかなという理解も加わる。

 さて、どうしたものか。じっとこちらを見ている志麻を前に、ジョーは姿勢を正すのであった。
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