挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
非幸福者同盟 作者:相羽裕司

第十一話「君の名前は」(前編)

しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました

ブックマークしました。

設定

更新通知 0/400

設定を保存しました
エラーが発生しました

カテゴリ

ブックマークへ

以下のブックマークを解除します。
よろしければ[解除]を押してください。

ブックマークを解除しました。

215/257

215/過去編――一九五一年~特別

 過去編――一九五一年/

 男は五歳にして、自分は他の人間とは異なる事実に気がついた。

 父が闇市から仕入れてきたドストエフスキーを読む。ラジオから流れてくる断片的な情報を元に、現在の世界情勢を読み解く。こういうことが、普通の子供はできないらしい。

 何か自分には、他の人間とは違う特別な人間なりの、宿命があるらしい。

「新和」

 配給所から帰宅した母が自分の名を呼んだので、分厚い本を閉じた。頭の中のスイッチを入れると、彼女の体を覆うように、淡い赤色の光が見える。

 この、人それぞれに光っている色を感じ取るということも、普通の人間にはできないらしい。

 いったい僕は、何のために生まれてきたのだろう?


  /過去編――一九五一年
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ