挿絵表示切替ボタン
▼配色







▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる
非幸福者同盟 作者:相羽裕司

第九話「サヨナラの音」

しおりの位置情報を変更しました
エラーが発生しました

ブックマークしました。

設定

更新通知 0/400

設定を保存しました
エラーが発生しました

カテゴリ

ブックマークへ

以下のブックマークを解除します。
よろしければ[解除]を押してください。

ブックマークを解除しました。

180/257

180/消える煌めき

 一方、大王が降り立った場に到着するなり先制攻撃を仕掛けたアスミは、胸の内に怒りが満ちているのを感じていた。

 アスミが信じたこの街の(アカリ)、人々の営み。そういったものを一瞬で消し去ってしまう存在。既に多数の死者が出てしまった状況に、怒号のような気持ちが押し寄せてくる。

 しかし、星の煌めきのように大王に向かって降下したアスミが作り出した火炎は、大王の体に触れる前に、跡形もなく飛散してしまった。

(何らかの、敵の能力?)

 アスミは、陸奥が現界しているのを確認すると、目配せを送る。

 頷いた陸奥との間には、今は「あちら」の世界でも出会っていたゆえの、深まった信頼を感じている。

 陸奥は胸の徽章(きしょう)を指で弾いて宙に舞わせると、稲妻と共に菊一文字に変化させた。

(確かめてきて)

 この場の一番の戦力である、陸奥に託す。存在変動者同士の戦いである、敵の能力を確かめ、攻略しないことには勝利はあり得ないのだ。

 陸奥は抜刀すると、猛獣のような前進を続ける大王に向かって、高速で駆け出した。
+注意+
特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。
↑ページトップへ