「はははははははは」
笑いながら、床を転がり回っていた。
「おいおい。掃除のジャマだから、ちょっと転がらんといて」
カノジョは、義男を掃除機で吸った。
「うわぁあああああああ」
義男は吸い込まれた。
かなり気持ちいい。
ごっつ気持ちいい!
たどり着いたのは、大きな風呂場だった。いわゆる銭湯である。
「あれ? 掃除機の中にこんなとこあったっけ?」
義男は疑問に思ったが、みんなあまりに自然に風呂に浸かったり、シャワーを浴びたりしてたので、まぁこんなもんかな、というカンジで、義男も風呂に入ろうと、服を脱いだ。
すると、風呂場の掃除のおばちゃんが、
「おい。お兄さん。なに服脱いでんだよ」
と注意してきたので、おいおい脱がなきゃ入れないだろ、と文句を言おうと、風呂場をまた見回したら、なんと、みんな、服着たまま浸かってる!
「ええー! どーゆーことぉー!」
義男はびっくりした。
おばちゃんは義男のびっくりした声にびっくりして、ひっくり返った。
すると、頭をタイルにぶつけて即死してしまった。
「ええー! なにそれぇー!」
警察が入ってきた。
「おい、おまえ、こりゃなんちゅうか、現行犯逮捕やな」
若い警官が棍棒で義男の頭を叩いた。
「いってぇ!」
義男はムカついて、ムカついたけど、警官に逆らったらあとあと面倒だと思い、黙っていたら、警官は調子にのって、また義男の頭を棍棒で叩いた。
義男は思った。
(あれ? これは怒っていいところだろうか?)
義男は迷った。怒ればスッキリする。しかし、あとあと警官にいびられたり色々いやなことが待ち受けてしまうということだってある。怒れば。
義男は葛藤の末、怒ることを決定した。
「やいこらポリ公!」
「なにィ?」
「これでもくらえ!」
すっぱだかの義男はうんこをぶりぶりやらかし、それをつかむと、警官の口にムリヤリねじ込んだ。
「むが、むが」
義男は、上から垂らしてあったロープを引いた。
すると、タイルに穴があき、警官は落ちてしまった。
「はぁーこれでよし」
しかし、想定外なことに、穴は一箇所だけでなかった。いろいろな箇所にあき、次々と人が落ちていった。
「うわ。やべえことになってきた。どないしょ!」
犬も落ちる。月も落ちる。若い女も落ちるし、ジジイも落ちる。
上から夕日が落ちてきた。
「オーノー」
ぶつかったら死ぬ! と思って、義男は走り出した。
しかし、どこに逃げたらいいかわからない。
ちょうど、どっかのオヤジがうんこをしようときばっていたので、オヤジの菊の穴に向かって飛び込んだ!
「うわぁーー!」
気づいたら、掃除機のケツから飛び出した!
「あ、あれ? こ、ここは」
「あ。よっくん。お帰り」
と、カノジョが答えた。
「あ、ただいま」
「ごはんにする?」
「う、うん」
今晩はカレーだ!
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