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罪と罰
作:遼太郎


俺は強盗殺人の罪で警察に捕まり死刑を言い渡され…そして俺は死んだ。

天国や地獄というのは
あるのだろうか…。

ところが地獄というのは
本当にあったようだ…。

死んだはずの俺は
ベットの上で目が覚めた…
俺は何が起こったのか
全く解らなかった…

ところがベットから起き上がり辺りを見渡した…。

ピンクの布団にピンクのカーテン、色覚まし時計はキティちゃん…部屋中を見渡してみたがこの部屋は男の部屋とは思えなかった…。
『何で生きているんだ…』
その時自分の声に違和感を覚えた…そしてその時初めて自分の体にも違和感があることに気が付いた。

髪が肩よりも長い…。
手を見ても見慣れている俺の手とは違い明らかに小さかった。

胸にも違和感を感じ見てみるとそこには豊かなバストがあった…軽く90はあるんではないだろうか…。

もしやと思い下着の中に
手を入れてみたが…何もついていない…。

体もよく見てみると華奢で明らかに俺の体では無い。

俺は理解に苦しみ部屋の隅に立て掛けてある大きな鏡の前に行き自分の姿を見てみると…。

鏡には見ず知らずの女が立っていた…年齢は20歳前後に見える…。
スタイルも良く顔立ちの
整った綺麗な子だ…

俺は全く理解不能だった…
『何なんだこれは…』
俺は女の声でそう言った。
その時携帯の着信音が鳴り響いた。

携帯のディスプレイには
裕香と表示されていた。

『もしもし…』
俺は恐る恐る携帯に出た。

『そろそろ向かうから準備しといてね』

『えっ?わ、分かったわ、気を付けてきてね』
俺は慣れない女言葉で答えた。

『どうしたの香那子?何か変よ?』

『何でもない、気にすん…気にしないで。』
俺はそう言うと電話は切れた。

そしてよく分からないが流されるままシャワーを浴び用意をしているうちに裕香が家に迎えにきた。

どうやら俺、いや香那子という子は今日の夜、合コンに行く約束をしていたらしいがそれまで暇なので町で裕香と服を見て回る事にしたらしい…。

夜になり居酒屋で合コンが始まったみんなでお酒を飲み二次会ではカラオケに行った。

その帰り道…
俺は突然人気の無いところで男に襲われた…

俺は必死に逃げた
脱げた靴も気にせず裸足のまま逃げ続けた…

その時この光景をどこかで見たような気がした…

迫ってくる男の顔を見た俺は絶句した…男は自分だった…その時すべてを思い出した…。

5年前の今日…俺は一人の女の子をレイプし殺害した死体は車のトランクの中に隠し山の奥に埋めた。

俺は恐怖した…殺されるのは分かっていた…自分が殺すのだから…。

俺は俺をレイプして殺害しようとしている…。
見ず知らない男の性器を
無理矢理挿入される屈辱…

これは罰なのか…

神は俺に罰を与えたのか…

俺の目に映る俺はゆっくりとナイフを振り上げると胸に凄まじい痛みを感じた、俺の目に映る俺は何度も何度もナイフを振り下ろす。

次第に痛みを感じなくなり俺の意識は完全に途絶えた
俺は再び目が覚めた…。

そこは牢屋の中だった…

『時間だ…出ろ』
看取はそう言いい俺は牢屋から連れ出された。

あれは夢だったのか…
鮮明に覚えている…
それともこれが夢なのか…
俺は再び処刑台の階段を上り始める。

そして再び俺は死んだ…。
再び俺は罰を受けるのだろうか…。














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