Boy Meets Girl(30/49)縦書き表示RDF


Boy Meets Girl
作:ランデブー



30時間目【蚊】


日は沈み、お月様が姿を現わした空を見上げ、スイカを食べている翔太君。

「スイカ美味しい♪やっぱ夏はコレだよね」
彼はスイカが大好きすぎて、自分がスイカになった夢を見た事がある。

「翔太、虫除けスプレーかけた?蚊は子供の血が好きだから、気を付けなよ」
下着姿の涼子は、TVを見ながら一人淋しく晩酌をしていた。
拓真を誘ったのだが、大事なトコロを思い切り殴られたショックで、彼女に甘えに行ったようだ。
因みに大事なトコロとは、顔である。
「寝るまえにスプレーかけるよ!それと、蚊取線香も忘れちゃイケない!」
本日三個目のスイカを平らげた翔太は、内輪を仰ぐ。そして、四個目のスイカを食べるために涼子を見つめた。
「…そんなに見つめられても、四個目は駄目だから。さっさと歯磨きして、寝なさい」
母親のかわりに仕付けをしっかりこなす涼子は、愛川家の大黒柱的存在。
「四個目駄目なの?食べたい!食べたい!食べたい!食べたい!食べたい!」
翔太は、手足をバタバタさせて駄々をこねた。
「言う事を聞かない悪い子には、二度とスイカを買ってあげません」

コレが決め手となり、

「お姉様スミマセンでしたm(__)m翔太は、さっさと眠りに尽きます!」

翔太は負けた…。

「ハハ…買った。さすが私!昔から、子供にも容赦無い大人気ないヤツって言われてたしね」
ソファーの回りには、空缶が散乱していた。



翔太はもう寝たかなぁ?と思ったが目をパッチリ開けている。どうやら、ヤツが原因で寝れないようだ。

ブーン…ブーン…

「何で奴等は耳元でブンブンするんだ?ひょっとして、耳の穴に何かあると思ってんのかな?」

ブーン…ブーン…

「そーいえば、虫除けスプレーかけるの忘れてたよ。蚊取線香も…。今から取りに行ったら、まだ起きてるの?って言われそうだし…どうしよう(?_?)」

ブーン…ブーン…

「てか、蚊は子供の血が好きなのかなぁ?確か、O型の血液の人が好きだったと思うんだけど。それと、黒色は動物に見えるんだったかなぁ〜」

ブーン…ブーン…

「…寝れないよ。ブンブンがとても耳障りだよ。仕方ない、このままじゃ寝れないし奴等をやっつけよう!人間VS蚊の始まりだ!」

ブーン…ブーン…












ケータイ表示 | 小説情報 | 小説評価/感想 | 縦書き表示 | TXTファイル | トラックバック(0) | 作者紹介ページ


小説の責任/著作権は特に記載のない場合は作者にあります。
作者の許可なく小説を無断転載することは法律で堅く禁じられています。




BACK | TOP | NEXT


小説家になろう