第12話 暴走
ハルは尋常を超える速度で突っ込んできた。
「ハルやめろ!」
「バカッ、ユウどん……!」
ユウとみっちゃんの叫びが重なる。
正面から止めようとしたユウをみっちゃんが引っ張り、バランスを崩して二人とも倒れる。
紙一重のところをハルが突き抜けた。
ユウの頬に、熱い痛みが走る。
「やめろハル! わからないのか!?」
しかし、ハルは群れの中でアヤカシと一緒に獲物を狙う眼でユウを見つめていた。
「無駄じゃて! 聞こえとらんよ!」
「だけどっ!」
みっちゃんの言うことは間違っていない。だけど――と、ユウは可能性を見出だそうとする。
人の形でありながら、人とは思えぬ行動と力のハル。
訝しくも思いながら、得体の知れぬうちはおぞましくも「姿は人なのだから」と腐臭も我慢した。
アヤカシが死んだ人間にとり憑いていると知ってからは、いつか自分が乗っ取られるんじゃないかと気を張り詰めた。
けれど、ハルはユウを害する事はしなかった。
――ユウ、オレをたすけてくれる
そう言って、ユウの言うことに従おうと少し離れて後をついてきた。
度が過ぎることはよくあったが、ハルはユウの知るアヤカシの中で、一番アヤカシらしくないアヤカシであった。
そんなハルが、今、自分を殺そうとしている。
勘違いをしてはいけない。
破壊と狂気、これこそアヤカシの本性なのだ。
ユウは余計な事を払うかのように頭を振る。
「ハルッ! やめるんだ!」
呼び掛けに対し、ハルは姿を消す。
次の瞬間、ユウの真ん前で爪を振り上げていた。
「ハ、ル……」
ユウは、頭の中が真っ白になる。
「――!」
みっちゃんの叫び声がやけに遠く聞こえる。
眼前では、ハルがゆるゆると爪を振り下ろしている。
このとき、ユウの周りのすべてがゆっくりと流れていた。
あと数センチでユウに爪が届く。あの爪はユウの命を一瞬で奪い去るのだろう。
動きがスローモーションからコマ送りに変わる。
その間が一瞬だと気付く前に、ユウの視界は暗転した。
――解き放て
ハッと目を見開く。
気付けば、ユウは暗闇の中にいた。
真っ暗だが、何か蠢いているのがわかり、ユウはぞくりと身を竦ませる。
足元、頭上、前後左右、ユウを取り巻くようにのたのたと動いている。
そして、さらに遠くで、ものすごい勢いで迫るものを感じた。
この感覚は、ユウがよく知るものだった。
「夢の中、だ……」
――ほら、黒い波がきたよ
闇のどこかで子供の声が言った。
「誰だ?」
声は答えない。
代わりに、焼けるような痛みがユウを襲った。
――決して逃れられないんだ
「うあぁ……っぐぅ」
あまりの痛みに、思わず両目を押さえる。
痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、痛い、痛い。
走る痛みは、ユウの頭から溢れ、全身を駆け巡った。
さらに追い討ちをかけるように、ユウの体は強い力に押され、まるで波にさらわれるような、宙に放り出された感覚に陥る。
「ああああああああああああ!」
叫び、目を押さえ、もがき回る。
止まらない痛みと暗闇、奇妙な浮遊感は、十三歳の子供を狂わせるのに一分も要しなかった。
――ユウ
ハルの声がした。
悲しそうな、すがるような声。
――ユウ、たすけて
「ハ……ル……」
頭に流れ込んでくる声が、ユウの意識をはっきりとさせてくる。
自分を襲っていたハルの、しかも、助けを求める声が聞こえるなんて、都合のいい幻聴だと思ったが、今はそれだけで十分だった。
ユウの痛みが急激に引いていく。
脳裏をよぎるのは、血の海に倒れ、背中に大鎌を受けた彼の姿。
「そうだ……ハル、大ケガして……」
――ユウ
ユウは立ち上がる。
もう、体のどこにも痛みはなかった。
「……助けな、きゃ」
蠢く闇も、絶え間なく押し寄せてきた波も、霧霞のように消えていく。
――君は、助けたいの? 自分を傷つけるモノを……
再び子供の声が響く。
「ハルはボクの仲間だっ!」
――助けたいの?
その問いに、ユウは闇を睨んだ。
「当たり前だっ!」
――ならば、解き放とう
頭上に一筋の光が降りてくる。それは、間をおかず一気に辺りを照らしだした。
ユウは目を開けていられず、思わずまぶたを閉じる。
やがて、無意識に目を開くと、そこは暗闇ではなくなっていた。
そして。
目の前にハルがいた。
ズンッと重い衝撃がユウにふりかかる。
気がつくと、ハルがユウに凶刃を突きたてていた。
幻ではない。
違わず腹を貫いている。
その証拠に、みっちゃんが青ざめた顔で駆け寄っていく。
倒れゆくユウを受け止めようと、彼が両腕を伸ばす。
しかし、それは無駄に終わった。
ユウが、踏みとどまったのだ。
「……ふふっ」
上半身を仰け反らせた格好で、ユウが笑いを漏らす。
明らかな異常。
みっちゃんもそれはすぐに気づいた。
ハルでさえ、反射的にユウから距離をとらせるほどなのだ。異常でないはずがない。
「あっはははははは」
間違いなく、ユウの腹部は貫かれていた。
血は噴水の如く飛び、足元に血溜まりを作っている。
しかし、ユウは痛みを叫ぶどころか高笑っている。
ひとしきり笑うと、ユウはアヤカシの群れを一瞥した。
その一瞬、何が起きたのか。
アヤカシの群れは、残らず塵になっていた。
そして、ユウはハルの前に立つ。
「さっきまでの勢いはどうした? ほら、もう一度牙を剥いてみろ」
ハルは唸ってユウに攻撃の爪を繰り出す。
すんでのところでユウは避けた。
頬にあたる髪がふわりと揺れる。
口を弓形に変えながら、ユウの手は彼の首へ迫る。
子供ではありえない力を出し、片手でハルを締め上げる。
ハルが抵抗に両腕を何度も振り下ろすが、なぜかユウにはその攻撃が一つも当たらない。
見えない何かに弾かれているようだった。
「所詮は仔犬の戯れだな」
青く輝く瞳は狂気と禍々しさをさらに増した。
ハルが顔を背ける。だが、ユウは力ずくで正面を向かせる。
「なぜこちらを見ない? この目が……怖いか?」
ユウの瞳にハルの姿が映る。
「ぐっ……が、がぁああ!」
瞳の中のハルが苦鳴をあげる。
赤い『目』がみるみる塵へと変わっていき、連鎖して体も崩れていく。手も、足も。胴体すら塵と果て、最後に残った口元は、恐怖に歪んで脆く消えた。
「はっはははは! そうだろうなあ! すべての存在をかき消す力だ! 苦しいだろうなあ! 怖いだろうなあ!」
ハルが消えたあとを、大口を開けて笑うユウ。
瞳から小さい光がこぼれた。あまりに儚く風とともに消えていったため、ユウ自身もそれに気付かなかった。
辺りに、アヤカシだった塵たちが、もうもうと立ち込める。
その向こうにミサギが立っていた。
■ ■ ■
「彼が血眼になっても見つけられないわけだ」
総寮寺が、まったく違う犯人像を手掛かりに、必死に捜している様を想像して、ミサギは皮肉に笑う。
「まさか、君みたいな子供とはね」
ミサギは、アヤカシの群れ越しにゼンへ話しかける。
今、アヤカシはミサギを囲んで様子を伺っている。
先程まで、嵐のように襲いかかっていたが、そのたびにミサギの手から札が飛んだ。
これが彼の武器だろう。蝶の模様が描かれた札で、触れたアヤカシは核である『目』を曝してたちまち封印されていく。
動いただけで札が飛んでくるので、アヤカシらも自己防衛の本能から、迂闊な攻撃をしなくなったのだ。
「僕を相手にするのにこの程度じゃ全然、全然足りないね。観念して、おとなしく言うこと聞いてくれないかな?」
「うっせぇ! つか、二度も言うな!」
「事実を言ったまでさ。君は、僕に、全然、何にも、決して、少しも、どうしても、これっぽっちの勝ち目もない」
「類語を並べまくるなあ!」
いちいち反論するゼンに対し、ミサギがムッとする。
「ひどいなあ。僕はこれでも君にものすごく気を使っているのに」
「どこがだよっ!」
そのとき、屋根の下からユウの叫びが響いた。
ミサギが思わずそちらへ顔を向ける。
その隙を突かれた。
ミサギの足に、タコのような姿のアヤカシが巻きつく。
ゼンがニヤリとする。
すぐアヤカシに壁を作らせ、行く手を阻んだ。
「フン、よそ見なんかするからだ。仲間が喰われるところをそこで見てろ」
「くっ」
札を足元に投げたが、アヤカシは石化して封印を逃れた。
身動きがとれなくなったところへ、今がチャンスといわんばかりに無数のアヤカシが飛び掛かる。
ミサギは喉元まで声を出しかけて、止める。
いつも彼を守っている木戸はいない。
男を連れて避難させるよう指示したためだ。
覆い尽くすように迫るアヤカシを見上げて、ミサギの表情がざわりと変わった。
「……邪魔だな」
底冷えするような威圧感が波紋のように広がる。
静かな、しかし強い力に呑み込まれ、アヤカシが刹那にして止まる。
そして、ほぼ同時にミサギの札が次々とアヤカシを封じた。
その威力を直視したゼンは、無意識に身を震わせる。
「何だ? 体が勝手に震え……」
「どいて」
静かな一言。
しかし、全てを押し潰す力がこもっていた。
彼は、青い瞳でゼンの心を恐怖という矢で射抜いた。
それを見切ることも避けることもできなかったゼンは、尻餅をつく。
ほんの数秒。
「……! しまった!」
ハッと我にかえったときには、ミサギは既に屋根の下へ降りていた。
「うわぁぁんミサギ殿ぉ!」
ミサギが来るなり飛びつくみっちゃん。
そんな彼を、彼だと認識する前に、ミサギは全力で避けた。
「くるな気色悪い! ユウ君はどうした?」
みっちゃんは、あれ、あれと指差す。
見ると、青い瞳のユウが二人を見て笑っていた。
あたりはアヤカシの塵が舞い上がり、ハルだったものはユウの手で握り潰されていた。
「ユウ君……!?」
ユウが手を翳したのが見えた。
「避けろっ!」
「!?」
思わず身を屈めたみっちゃんを、ミサギが反射的に蹴飛ばし、自らは反対方向へ跳ぶ。
地面が縦に裂けた。
余波が風となって後から襲う。
「ユウ君の目が青い……どうして?」
独り言のような問いに、みっちゃんが尻をさすりながら答えた。
「ようわからんだい。ユウどんがハルに刺されて、次の瞬間にはああなっとった……って、ミサギどん、蹴飛ばすだけじゃあきたらず、ケツのど真ん中狙うんは卑劣やで! ワッシ、痔になるやん!」
ミサギは無言のまま、今度は上空に向かって彼を蹴飛ばした。
危うく星になりかけるみっちゃん。
「あれは魔眼だ」
「ま、魔眼? でもユウどんはできへんのて……」
「でも間違いない。アヤカシの赤い『目』に対して魔眼は青く発光するんだ。しかも、あの様子は僕も経験がある……魔力の暴走だ」
「魔眼だって!?」
割り込むように背後から叫んだのはゼンだ。
ミサギを追って、先程までの会話を盗み聞きしたらしい。
「やった、見つけたぞ」
ゼンはうれしそうに口の端を引く。
「待て! 何を――」
ミサギの言葉も聞かずにゼンは飛び出し、ユウに攻撃を繰り出す。首を狙って大鎌を薙いだが、紙一重で身を反らされた。
直後に、ゼンが後方へ吹き飛ばされる。
ユウの左手だけ、彼に向かって伸びていた。
そして、右手は再びミサギたちへと向く。
「げっ、またくるんかいな!?」
二人は即座に飛び退く。
地面が爆発して、硬いコンクリートをいとも簡単に砕いた。直径数メートルもの穴がそこに現れる。
次々と爆発し、穴が増えていく地面。それを繰り返していくほど二人は追い詰められ、とうとう倉庫の壁際を背にして逃げ場がゼロになった。
ユウがとどめといわんばかりの態勢をとる。
これまでの攻撃とは比べ物にならない威力を出すような力の溜め方だ。
その証拠に、手のひらに集まるエネルギーがどんどん膨張し大きくなっていく。
「ミ、ミサギ殿、早ようユウどんなんとかしてぇな! 経験あるんじゃろ?」
しかし、ミサギは無言だ。
「ミサギどん!」
冷たい風が二人の間をすり抜け、ミサギは視線を前に据えたまま笑った。鼻で。
「自分が暴走した経験はある。だが、暴走したのを止める経験はしたことがない」
「なんじゃそりゃあ!」
「とにかく! ユウ君を消耗させるんだ。疲れきったところを狙って捕まえるんだ!」
「めっさアバウト!」
一気に空気が張り詰めた。
ユウが攻撃に転じる。と、何かに気づいて動きが止まる。
「なんだよあいつ。敵味方なしに攻撃してんのかよ」
ゼンの声がした。
ユウは、作り出した巨大なエネルギー弾をミサギたちの背後、倉庫の壁へと放つ。
それに応じるように、キィン、と耳鳴りに近い音が響き、壁もろともユウの一撃は切り捨てられた。
空中で無数に飛び散るエネルギー弾。その向こうから爆風を切り裂いて、大鎌を持つ少年が再び姿を現した。
「暴走してるんじゃ使えねえじゃん」
不満そうに口をへの字にまげる。
「つまんねーの。オレ、いち抜けたー」
いつまでたっても最後の一人を見つけられない鬼に飽きて、かくれんぼをやめるような声で言うと、ゼンは造船所の方へ向かって距離をとる。
「勝手に仲間割れしてろー!」
言うと、あっという間に姿を消してしまった。
「まっ、待ちいや!」
「ミシェル。いいよ、放っておくんだ」
「じゃが――」
ミサギは、彼の後を追った影を見る。
「元帥の肩書は伊達じゃないな」
「?」
「それより、今の状況をなんとかしないと」
残されたミサギとみっちゃんは、ユウを前に立ち尽くす。
「どないすんのや?」
「少しは気を利かせたらどうだい。やるべき事はわかっているだろう?」
「というと?」
「ユウ君を止めるよ」
「止めるって……どうやって!?」
ミサギは瞳を閉じる。
「目には目を。文字通りさ」
言って開いた瞳は、鮮やかな青の輝きを発していた。
「目には目を……って、魔眼使うんか!? 相手はユウどんやで!」
「魔眼に対抗できうる手段がこれくらいしか思いつかない」
ミサギはユウの前に出ようとするが、みっちゃんは慌てて止める。
「ちょちょちょ……! ミサギ殿の力は十分知っとるつもりやけんども、万が一ユウどんにもしものことがあったら!」
「じゃあ君が止めてみろ!」
怒鳴られて、みっちゃんは言葉を詰まらせた。
「できないなら邪魔だ。どっか行ってしまえ」
みっちゃんを押しのけ、ユウの前に立つ。
「ユウ君、僕が相手をするよ」
それが合図となり、ユウが突撃を仕掛けてきた。
迎え撃つべくミサギが札を手にすると、ユウの姿が消える。
ミサギは咄嗟に後方へ防御の札を出す。
身を弾かれて後方へ飛び退くユウ。
着地と同時に火炎球を連打する。
「ふん、力の暴走でようやく結界以外の魔法が使えるようになったか」
ミサギは無数の札を盾に攻撃を防いだ。
ユウの火炎球が途切れる。
ミサギがすかさず札を飛ばし、ユウを包囲する。が、風が動きを止め、すべて塵になった。
暴走する魔眼の威力だ。
すぐさま新たな札を出すが、同じ手は通用しないとユウの瞳が睨む。
今度は氷の刃が彼の足元から突き出した。
「なるほど、五行の術か」
ミサギは冷静に分析するものの、攻撃用の札も残り少なくなり、避ける一方になっていた。
ユウが、チョーカーの十字架をちぎりとる。
それは、ユウの暴走する意志を反映するかのように形をとげとげしい剣に変えた。
「……そうきたか」
ミサギの背を、冷たいものが通り過ぎる。
正直、彼は接近戦は得手ではない。
ユウが再びミサギの視界から消え、今度は上から襲い掛かってくる。
予測できた攻撃を難無くかわし、ユウの剣は地に突き刺さった。
だが、ユウは剣を抜く事をせず、さらに深く突き刺す。
ミサギの体が急に重くなる。
周囲の地面が、圧力に耐え切れぬように陥没していく。
「これは……重力まで操るか。ははっ、暴走してる方が強いじゃない……か!」
ミサギは残る札をすべて空へと放り投げた。
それらは見えなくなるまで高く飛び、そして無数の紙の雨となって落下してきた。
避けることのできない上空からの攻撃に、ユウの視界は完全に塞がれ、同時に隙をも生んだ。
「おとなしくしろ!」
手足に札の切れ端が縄のように絡みつき、ユウは芋虫のように地面に転がる。
今度こそはユウを捕らえた。
ミサギが近づこうとすると、
「ミサギ殿っ!」
突然湧いた声に、ミサギの動きが反応する。
振り向きざまに魔眼を発動する直前、コンマ一秒のところでミサギは自ら発動を抑えた。
声の主は命拾いをしたことにも気付かず、突っ立っていた。
「ミシェル!? 邪魔だから逃げてろって――」
「じゃけんど、ユウどんの様子が……」
「?」
不安そうにみっちゃんが指す方では、身動き取れないユウがもがいている。
「?」
「っがあぁぁああ!」
苦しさからか、天を仰いで叫び、札をひきちぎる。
「ユウ君っ!」
叫んでから、ミサギはギクリと表情を変える。
彼の声に、ユウの眼球がギョロリと動く。
次にとった行動は、誰にも見えていなかった。
当の本人以外は。
「ミサギ殿ぉ!」
みっちゃんが青ざめて駆け寄った。
脈打ち、止まることない熱いものが、ミサギの肩からどんどん溢れていた。
傍らには、彼の赤い血を滴らせた剣と、それを持つユウ。
何をした。
「あ……」
何をした、と聞いている。
「ミサギ殿……っ! 待っとれ、すぐ救急車を!」
ぐる、ぐる、ぐる、ぐる……と、動きの悪かった歯車が潤滑油を得たように、急に思考が正常に回り出す。
頭へと流れ込むのは、先程までの記憶と目の前の光景。
そして、赤く染められた剣と自分の手。
「ボク、は…………」
ミサギがユウを見る。
「……大丈夫かい、ユウ君……?」
ミサギのきれいな銀髪が、なぜ、肩から赤く染まるのか。
なぜ、地面も、手も赤くなっているのか。
赤いものが何なのか理解し始めたとき、ユウの体が震えだす。
「…………う、わあ、あ……あああああああ!」
ユウは頭を抱え、我と知らず叫んだ。
+注意+
・特に記載なき場合、掲載されている小説はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
・特に記載なき場合、掲載されている小説の著作権は作者にあります(一部作品除く)
・作者以外の方による小説の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。
この小説はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この小説はケータイ対応です。ケータイかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。
小説の読了時間は毎分500文字を読むと想定した場合の時間です。目安にして下さい。