はぃどーもー。夜代衣です。
本日2月12日は自分の誕生日!!!
超ウレシー!!!!
でもお祝いは昨日やりましたw
誕生日で機嫌がいいので相当時間をかけて書きました。
見てくださいナ↓
朝っぱらから騒がしいと思ったら何かが起きるか起きた後である
~次の日の朝~
桜は今日は非番なので、制服ではなく、丈が短い着物を着ていた。
白地に、淡い桃色の丸模様が付いた着物だ。
その上に桃色の羽織をはおっていた。
更に羽織の上から、真っ赤な帯紐を腰で結んでいた。
背中の大きなリボンが特徴だ。
「ご飯食ーべよっと」
食堂に向けて歩いていると、土方と沖田に会った。
2人にあいさつをした後、一緒に食堂に向かった。
そして、食堂に入った。
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
「・・・・・・・・・」
食堂に入った途端、土方・沖田・桜の3人は黙ってしまった。
顔面に大きな痣を作った近藤に、かける言葉が見つからないのだ。
それは、他の隊士もしかりだった。
「ん?どーしたお前等?何黙ってんだ?何で俺のほう見てんだ??」
「いや・・・・・」
「それはですねィ・・・・・」
「何と言ったら良いか・・・・・」
3人とも見事に茶を濁した。
「その痣見れば誰でもそうなるような・・・・」
土方は痣を指差して言った。
「もしかして近藤さん・・・・妙さんの所に服持って行きませんでしたか・・・・・・?」
「あぁ、持って行った」
「馬鹿ですか!?」
「えぇ!?!?」
近藤は心底驚いたような表情を見せた。
「普通!女性に何も言わず服を持っていく・とかしたら警察沙汰ですよ!!?
女性と一緒に買いに行く・なら分かりますけど!!」
「そ・そうなのか!!?でも昨日・・・・・・」
「最後まで聞かなかった貴方が悪いです」
近藤は「そ・・・そうだったのか・・・・・」と落胆した。
「話は最後まで聞いてくださいよ?」
「はい・・・・・」
その後全員がいつも通りの賑わいで食事をしていた。
全員が食べ終わった頃だろうか。
1人の隊士が慌てた様子で食堂に入ってきた。
「き、局長!!大変です!!!」
「どうした?何をそんなに・・・・・」
近藤が言い終わらないうちに、
「ぐわあああ!!」
と、悲鳴が聞こえた。
「な、なんだ!!?」
「見知らぬ男が屯所に侵入してきました!!」
「何ィ!?誰だ!そんな不届き者は!!!!」
そう言うなり土方は刀を携え飛び出していった。
「ま、待ってください!!」
桜も続いて飛び出す。
そして2人は屯所の門まで走っていった。
「テメェ・・・・何者だ?」
土方の後方に、やられた隊士が倒れている。その隊士の傍らに桜が居た。
侵入してきたものは、笠をかぶり体全体を覆う藍のマント。手には手甲が見える。
「貴方が『鬼の副長』ですか?」
「だったら何だ?」
柄に手をかける。
「殺し合いをしましょうよ・・・・」
「上等だコラ。返り討ちにしてやる」
相手が先に動き出した。
土方は瞬間的に刀を抜き、相手の刀を受け止めた。
「くっ・・・・」
思っていた以上に衝撃が大きく、思わず呻いてしまう。
「まだまだ♪」
敵は更に刀を振り上げる。
土方は防御の姿勢をとった。
「ダメ!!かわして!!!」
桜の声を聞いた土方は、相手の攻撃をかわした。
かわした所には、敵の振り下ろした刀が地にめり込んでいる。
(なんて攻撃だ・・・・!!)
土方は、驚きを隠せなかった。
「ありゃりゃ・・・・かわされちゃったか・・・・・。
ま、あのまま攻撃を受けていれば貴方、死んでましたよ?」
男の口調は淡々としていた。
男の口元がクスリ、とにやけていた。
「何が・・・・おかしいの?」
桜は刀を左手に持った。
「いえ・・・・まさかこんな所に居るとは思わなかったんですよ・・・・・・」
「何がよ・・・・?」
「鬼神がね」
それを聞いた瞬間、桜は高く跳躍していた。
「ハアアアアアアア!!!!!」
桜は刀を振り下ろした。
だが、相手は身軽に避ける。
「そんな格好でそんなことしたらはしたないですよ?」
「うるさいッ!!!!!」
そう言うなり、回し蹴りを繰り出した。
「ホラホラ・・・」
相手はユラユラと、まるで柳のようにかわしていく。
桜は一旦距離をとると、袂から手甲を取り出した。
それを素早く両手につけた。
すると男の口元は更にニヤついた。
「月と桜の模様の手甲・・・・・間違い無さそうですね」
男は刀の切っ先を桜に向けた。
「おい桜!相手の挑発に乗るな!!!」
土方が言うが、まるで言葉が届いていないように桜は構えた。
体の左側に刀を構え、左足を後ろに下げた。
前項姿勢をとり、そのまま相手を見据える。
「桜!!止めろ!!!」
土方の言葉を全く無視した。
桜は左足を踏んばった。
左足が踏んばっている地面は、メキメキと抉れていく。
と、その瞬間だった。
ダン、と駆け出した桜の姿を、土方も男も見ることは出来なかった。
見えなかったのだ。
次に桜を見たのは、男の背後だった。
刀を一振りすると、相手を睨んだ。
「―――流石ですね」
男がそう言った後、風が男の間を通り抜けた。
直後、男の体から血が吹き出た。
男の笠が空を舞う。
「『神速の辻斬り』・・・否、『無情の鬼神』」
「その名で呼ぶな!!!」
倒れた男の上に刀の切っ先を向け、まさに今振り下ろそうとした時だった。
「桜!!!!」
近藤に名を呼ばれた。
「止めろ!!そいつを殺すな!!!」
近藤に手首を掴まれた桜は、ピタッと動きを止めた。
「近藤さん・・・・・」
土方が、歩み寄ってきた。
「そいつが誰か知っているのか?」
その問いに近藤は、
「ああ。知っている」
と、答えた。
「じゃあ!」
桜は近藤の手を振り払い、向き直った。
「じゃあこいつは誰なんですか!!!」
いつもの落ち着いた印象とは違って、激しい口調で言った。
「こいつは政府の人間だ。元は攘夷浪士だがな」
「攘夷浪士だと!!?」
『攘夷浪士』という言葉に、土方が反応した。
「攘夷を図った者が政府の人間!!?ふざけてんのか!!!」
土方は激しく近藤に言い放った。
「落ち着けトシ!こいつはもう心を入れ替えて今は普通に働いている」
土方は「信じられるか!」と言った。
「フ・・・フフ・・・・信じなくて結構ですよ・・・。
それにしてもまさか味方に斬られるなんて思ってもいなかったですよ。鬼神さん」
「ッ!!!殺す!!!!」
桜は刀を大きく振り上げた。
「桜!落ち着けと言ってるだろ!!少し頭を冷やせ!!!」
桜は舌打ちをすると、刀を鞘に納め、そして手甲を外した。
それを再び袂に収めると、何も言わず屯所の中に入った。
隊士達も道を開ける。
廊下の角を曲がり、その姿は見えなくなった。
~客間~
「にしても大丈夫か?その怪我」
「大丈夫ですよ。そんなに深くないですから」
近藤は男と向き合うように座っていた。
「悪かったな信濃君。ウチの者が」
「気にしないで下さい。私のほうが彼女を挑発したのですから」
男はにこやかに笑みを見せた。
「それにしても・・・・・今日は何の用で?」
「・・・・これですよ」
信濃が出した紙には、ただ3文字で『白夜叉』と書かれていた。
「白夜叉だと・・・!!?」
「はい。攘夷浪士ならば誰しも聞いたことのある名前です。実物を見たことは無いんですけどね」
懐に紙を収めた。
「その白夜叉がどうした?」
「・・・・生きていたんですよ。白夜叉がね」
「!!!」
「白夜叉がどこにいるかは分かりませんが、生きているそうです」
「江戸にいるかもしれんな」
「はい。そうですね。なので、真選組の皆様にも、と思いまして」
碧の瞳を近藤へ向ける。
「もう一つ聞きたい。何故ウチの隊士を攻撃した」
「試させて頂きました。真選組の力を。ですが、あれでは白夜叉には勝てませんよ」
「・・・・・・・・」
「安心してください・・・・・全員峰打ちです。副長さんに対しては殺す気などありませんでしたよ。ただ、そう言ったほうが試せると思って。ま、彼女の反応はチョット予想外でしたけどね」
その言葉を聞いて近藤は「そうか」とだけ言った。
「では、そろそろ御暇させて頂きます」
信濃は再び藍のマントをはおり、桜に斬られた編み笠を被った。
そして、近藤に一礼し、出て行った。
(それにしても・・・・何故奴は桜の事を鬼神と呼んだんだ・・・・?
・・・・・・いや、まさかな・・・・・・)
~桜~
(何なんだ・・・・・何なんだ・・・・・・・何なんだ・・・・!!!!!)
桜は廊下を曲がった後、そのまま自室へと向かっていた。
(なんなのよあいつは・・・・・何で私の事を・・・・・)
桜は軽く頭を振った。
(いや、元攘夷志士なら知っててもおかしくは無い・・・よね・・・・)
桜は少し足早に部屋へと歩を進めた。
自分の部屋に入るや否や、畳の上に座り込んだ。
(もし・・・・もしも・・・・気づかれたらどうなるんだろ・・・・・・)
懐から小太刀を取り出した。
桜の模様が描かれた小太刀だ。
小太刀を抜くと、ギラリと光る刃が現れた。
刃に顔を映した。
哀しい瞳の自分自身が映る。
「大丈夫だよね・・・・・きっと・・・・きっと・・・・・・」
桜「前書きってあれは・・・・」
ハッピバースデートゥーミー
桜「悲し過ぎる!!!悲しすぎるって!!!ちゃんとお祝いしてもらったのに何それ―!!!」
ジョークだってヴァ~
桜「・・・・・・('_'u)」
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