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本日、殺人日和
作:亜月 聖


荒井佳代子あらいかよこ。現在大学二年生。その愛くるしい顔立ちと社交的な性格で誰からも愛されている。彼女に好意を持つ男も少なくない。本当にそんないい女を殺してほしいのかい?

なるほど・・・。彼女がいい人なのは初対面の人や好みの男性にだけなんだね。女性、特に自分よりかわいい人には厳しいのか。いるよね、そういう人。
それで、君は男だろう?どうして、彼女を殺してほしいんだい?

ふむふむ・・。君の妹は荒井佳代子よりもかわいく、彼女にいじめられて大学に行けれなくなったと。それだけならまだしも、彼女は君の弟に言い寄り、その気にさせておきながら弟を冷たく振ったのか。ほー。それはそれは、ひどい女だねえ。

フフフ・・・。え?何がおかしいのかって?
だって、その弟って君のことだろう??とぼけても無駄だよ。君は荒井佳代子にいじめられた最愛の妹と二人暮らし。弟なんていないはずだよ。

なぜ知ってるのかって?では、今君が話した荒井佳代子に振られた男というのは君のことだと認めるんだね。よしよし。素直でよろしい。
君は僕が何者か知っているのかな?僕は知る人ぞ知る殺し屋だよ?今世紀最悪の殺人鬼だよ?そんな僕に君は依頼しているんだ。君の家族構成、住所、好きなもの、両親の名前、職場、一日の主な行動など、すべて知っていると考えてくれたまえ。

そんな顔をしないでよ。君が報酬さえくれたら君のことはすべて忘れるからさ。本当だってば。信じてくれよ。

どうやら、信じてくれたみたいだね。よかったよかった。それで、殺害方法は何がいい?焼死?溺死?撲殺?絞殺?刺殺?それとも、毒殺?

一番苦しい死に方がいいって?贅沢だなあ。まあ、そのほうが僕としても楽しいんだけどね。
じゃあ・・・苦しみながら死ねる毒殺にする?毒殺は確かに苦しむ時間は短いけれど、毒薬によっては一番証拠が残らないし。何気なく飲んだものに毒が入っているなんて面白いじゃないか。

いつ殺害するかって?それは秘密。どうやって飲ませるかも秘密。でも大丈夫。ちゃんと殺してあげるからさ。報酬さえ払ってくれれば、ね。

さてと、そろそろ報酬をいただこうかな。毒薬ってのはなかなか手に入らなくてね。しかも証拠が残らずできるだけ苦しむものとなると、いくらかかるか・・・。

え?金ならいくらでも出すって?よっぽど荒井佳代子を殺してほしいんだねえ。
じゃあ、報酬は前払いで、今もらおうかな?

いくらかって?チッチッチ。違うんだなあ、これが。僕がほしいのはお金じゃないよ。知らなかった?僕が欲しいのはね・・・君の命さ!!


僕は今世紀最悪の殺し屋。報酬さえくれれば、誰でも殺すよ。今日も荒井佳代子という女性を殺してやった。何とかという男のために。といっても、もうその依頼人はこの世にはいないけど。
そう。僕の報酬は依頼人の命。人を殺してやるんだからそれぐらいはもらわなきゃね。
だから、君も、殺したいほど憎んでる人がいたら僕に頼むといいよ。僕は、殺し屋。ちゃんと殺してあげるから。憎んでる奴のことも。そして、そんな奴のせいで苦しんでいる君のことも・・・。


誰か、この小説のジャンルを教えてください(笑)













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