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BUNP OF CHICKENのこの曲は、自分の周りには好きな人が多いのです。
未熟な文章力でどこまで書けたか分かりませんが、精一杯書きました。
どうぞ、ご笑読下さい
作:ハム



1stフレーズ


 週末の裏通り。
 人影はまばらで、あちこちに猫の姿がある。
 通りの真ん中を、俺は胸を張って歩く。
 
 鈎尻尾は水平に。
 
 
 俺の姿を認めた奴らは、こそこそと路地裏へと隠れる。
 この街に流れ着いて何年経っただろう。
 流れ者の雄猫の俺には名前は無い。それで、不便も無い。
 つるむのは苦手だ。
 
 
 母猫は、生まれて1カ月の俺たちを置いて消えた。
 父猫は、俺以外の兄弟を殺した。
 
 
 この裏通りなら、俺を脅かす物は無い。
 
 貧弱な他の猫たちも、馬鹿な野良犬連中も。
 闇に溶ける様な俺の毛並みを見て、"悪魔の使者"などと呼ぶ、処置無しな人間のガキ共も。
 だったらお前たちは何なんだ。汚い面で、訳も分からずギャンギャン騒ぎやがって。
 何だよ、その手の石は。それで俺を狙っているのかい。
 
 まあ、たまに暇つぶしで遊んでやるには良いが、それ以上の価値は無い奴らだ。
 
 
 毎日が無為に過ぎて行く。その事に、何の疑問も無かった。
 
 
 
 そいつと初めて出会ったのは、ある夏の日の夕暮れ。夕立の気配の漂う、いつもの裏通りだった。


本当は短編にする予定だったんですが、上手くまとめられずに長編になりました。
なので、一話一話は短いです。
良ければ、続きもご覧下さい。











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