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髪色の遺伝


日本人は、大体 黒髪。


日本人と外国人の間に産まれた子供が金髪になることはある。


透希:父さん


牙獅:あ?


透希:内木家は髪の色が特殊じゃない?


牙獅:そうか?


透希:そうでしょ。日本人は黒か茶が多いけど、オレたち内木家の髪の色は


牙獅、灰

莉詁、黒

紅麻、灰

容伽、黒

小雪、青

透希、赤から青に変色


透希:父さんと紅麻兄は生まれつき灰髪。容伽兄は母さんのをそのまま引き継いで黒髪。でも姉ちゃんは何故 青?オレに関しては赤から青に変わるっておかしいだろー?


牙獅:確かに、ちょっと変わってるよな。父さんも子供の時 髪のことで疑問を持ってな


透希:何か知ってるの?


牙獅:父さんのじいちゃんから聞いた話しだと


昔、 太陽の真下で座禅をくんでた男がいたそうだ。太陽は、その人のためにずっと光を照らしていた。例え夜でも彼を照らし続けた。彼が座禅を終えると、彼の髪が赤く染まっていた。


また別の者は、海で修業していた。海水や潮風を浴びているうちに髪が青くなったという。


森林で生まれ育った野生の女は、後に山賊となり、葉や草を食べていたため髪や体毛が緑になった。


またある者は、月の光を長い期間 浴び、髪が灰色になった。


牙獅:って、じいちゃんは話してたぞ


透希:うそだよ、それは。


牙獅:結構 冗談 言う人だったからな、この話しは信じたことないけど


透希:おじいさんが勝手に作った伝説だね


牙獅:けどな、姉ちゃんとお前が産まれた時はびっくりしたぞ。紅麻は父さんと同じ髪で、容伽は母さんと同じだろ?けど小雪は誰にも似てない青髪だったからな、透希は赤髪で。だからあの時は、じいちゃんの話しを思い出したな。


透希:その話しが本当だとしたら、修業してた人たちの遺伝子があるってことか?


牙獅:そうそう。けど、内木家の先祖にそんな髪の人がいるかどうかも分からないしな。ほら、緑の髪の人なんていないだろ?


透希:あぁ、そうだね。でも、この前 友達の従兄弟に会ったけど、その子は緑髪だったよ


牙獅:ま、偶然だろう


透希:そういう体質みたいなのがあるんだよね


おじいさんの話しは、もちろん嘘



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