「なぁ、シカマル…平和だなぁ…」
「んー…」
気の抜けた声でシカマルを見上げるナルト。シカマルも同じく気の抜けた声で返す。
シカマルの家の屋根に登り、後ろ手をついて空を見上げるシカマルの膝の上に頭を乗せ寝転がるナルト。
ほんのりと温かい風が二人を撫で、春先の優しい陽射しが二人を包む。
「シカマル…平和だし、ちゅーしようぜ?」
「んー…はぁ?」
ぼんやりとしていたため、生返事をするシカマル。遅れてナルトの言葉を理解しすっとんきょうな声を上げて見ると、悪戯な笑みを浮かべるナルトと目が合う。
「へへ…じゃ、早速」
起き上がりシカマルに顔を近づけていくナルト。
「おいっ、今のはちゃんと聞いてなくて…んっ…ちょっ、ナルト!」
抵抗するシカマルの手を押さえて口付ける。それでは足りずに屋根にシカマルを押し倒す。
「聞いてなくても返事したんだから、ちゅーするってばよ」
「もーしただろ…離せっつーの」
不機嫌そうに眉間に皺を寄せるシカマルの柔らかい唇に、再びナルトの唇が触れる。
「一回じゃ足りないってばよ」
「…ったく」
ナルトの押しに負け、目を瞑るシカマル。その上にナルトの影が重なっていく。
「コラーッ!そんなとこでイチャついてんじゃないわよー!」
誰かの叫び声に二人とも目を見開き慌てて離れ、下を見るといのとサクラがニヤニヤと笑いながら屋根を見上げていた。
「なっ…!いつからいたんだってばよ!」
「一回じゃってとこらへんからかしら…ねぇ!」
目配せをしてキャアキャアと笑い合ういのとサクラ。
黙って見てるなんて酷いと騒ぐナルトをよそに、シカマルはわからない程に頬を染めて溜め息をついた。
fin
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