プロローグ
某月某日、日売テレビのあるスタジオ。
一組の男女が日本列島とアメリカが描かれた巨大な地図の前に立っていた。
そして、日本列島とアメリカの上には何かのコースのような線が描かれていた。
「本番行きまーす!」
「本番行きます!」
「本番5秒前、4、3、2、1、Q!」
工藤優作「史上最大!」
工藤有希子「CNR!」
二人「アメリカ横断ウルトラクイズ〜!」
優「さあ、待ちに待った――といっても誰が待ったかわかりませんが――CNRウルトラクイズが始まりました。総合司会の工藤優作です」
有「工藤有希子です。よろしくお願いいたします」
優「まあそれにしても、この話の作者は何を考えているんでしょうかね? ウルトラクイズなんて昔の番組を今更復活させるなんて」
有「しかもCNR作者の皆さんとコナンキャラのコラボレーションで話を進めるというのですから」
優「大体作者さんとコナンキャラのコラボレーションっていうのは山崎佳実さんの専売特許じゃないですか?」
有「いや、聞いた話なんですけどね。何でもこの作者はCNRでミステリー書きとして知られているのですが、ミステリーしか書けないのではないか、と思われるのが嫌なのでこの話を考えた、というんですが」
優「そんな単純な理由なんですか? まあ、それはとにかく、『ウルトラクイズ』を知らない皆さんのために説明しておくと、我こそはクイズ王と言う人が、北は北海道から南は九州、沖縄まで全国津々浦々から集まって、あのアメリカ大陸を横断しながらクイズに挑戦しよう、というまさに史上最大のクイズ番組なワケです。それでは、今回のルートの紹介です。まずは東京ドームで国内第一次予選」
有「ここで100名が決定」
優「続いて成田空港で第二次予選」
有「グアム行きの飛行機に乗れる50名が決定致します」
優「そして飛行機に乗ってホッとするのもつかの間、このグアムに向かう機内が第1チェックポイントとなります」
有「敗者は一歩もグアムの地を踏むことなく日本へ強制送還されます」
優「第2チェックポイント、グアム」
有「グアムと言ったら『アレ』ですよね、『アレ』」
優「第3チェックポイント、ハワイ」
有「ワイキキビーチで皆さんのチームワークを試させていただきます」
優「第4チェックポイント、まだまだハワイ」
有「草木も眠る丑三つ時にクイズの奇襲攻撃」
優「そしていよいよアメリカ本土西海岸へと上陸。第5チェックポイント、ロサンゼルス」
有「挑戦者の推理力が試されます」
優「第6チェックポイント、モハーベ砂漠」
有「砂漠に舞い散るクイズの砂嵐」
優「第7チェックポイント、グランドキャニオン」
有「ここで皆さんに日ごろのストレスを晴らしてもらいましょう」
優「第8チェックポイント、ダラス」
有「テキサスの大地で挑戦者達が荒馬となります」
優「第9チェックポイント、ニューオーリンズ」
有「ミシシッピー河口で対決クイズ」
優「第10チェックポイント、アトランタ」
有「南北戦争の地で21世紀のクイズ戦争が繰り広げられます」
優「そしてようやく東海岸に到達。第11チェックポイント、マイアミ」
有「マイアミビーチで繰り広げられる激戦とは?」
優「そして準決勝、ワシントンDC」
有「世界の政治の中心地で通せんぼ」
優「そして幾多の難関乗り越えて、全行程2万キロの旅の果て、ついにニューヨーク決戦」
有「ここまで勝ち進めるのはたったの…」
二人「二人!」
有「果たして栄えあるCNRクイズ王の栄冠は誰の頭上に輝くのでしょうか?」
優「そして、挑戦者を待ち受ける数々の難関とは? それでは国内第一次予選から見ていただきましょう」
(国内第一次予選へ続く)
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