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どうしてここに?
作:ミルクココア


今日、平次があたしを向かえにきてくれへんかった。家に行ってもおらんかった。せやからあたし、しょうがなく一人で学校に行ったん。





ガラガラッ
ドアを開けて教室に入ると見慣れた光景があったんよ。平次と工藤君が楽しそうに話してるんよ。工藤君が、改方学園の制服着て。
ん?
おかしいやん。工藤君は。偵探高校の生徒やで?なんでここにおるん?まだ教室には、あたしと平次と工藤君しかおらんかった。工藤君はあたしがおるのに気づいても、平常やった。
「おはよう、和葉ちゃん!」
あたしは状況がのみこめないまま、一応返事したんや。
「お、おはよう。」
平次は、今あたしがおるのに気づいたっぽい。なんか悲しいな。あたしより、工藤君が大切なんか?あ〜、ダメや。あたしなんで工藤君にヤキモチやいてるん?あたしは、そんなこと考えながら平次を引っ張って教室を出たんや。
「和葉、何するんや!!制服がのびるわ!」
平次はちょっと怒りっぽい声やったけど、いつも通りや。
「そんなことどうでもいいわ!なんで、工藤君がここにおるん?」
あたしは平次の耳元で大声を出した。絶対、工藤君にもきこえたやろな。
「耳元で大声だすなー!このアホが!!」
「そんなことどうでもいいやん!!あたしの質問の返事はないんか?」
「お前は謝るっちゅうことを知らんのか?!」
「そんぐらい知っとるわ!!ごめんなさい!これでいいやろ?!せやから・・・・・・・・」
他のクラスメイトたちがきはじめたから、あたしたちの大声での口論は終わったんや。平次は教室に戻って工藤君と話し始めたん。せやけど、戻る途中にな
「担任の話きけば分かるで。」
ゆうたんや。小さな声やったけどな。










みんなは、教室に入ると大騒ぎやった。
「転校生がおるで〜!」
「カッコイイで〜!」
「服部、もう友達になったん?俺にも紹介してや!」
「もしかして、東の名探偵の工藤新一とちゃう?」
みんな口々に言っとって、あたしがちゃんとききとれたんはこんぐらいや。予想はしてたんやけど、教室に入って見ると工藤君の周辺は女の子ばっかりやった。平次も『なんで工藤がこんなにもてるんや?』とでも言いたそうな顔しとった。せやけどな、あんなにかっこよくて優しい人がもてない方が不思議やで。


あたしが思う限り、クラスで一番美人の女子がおるんやけどな。(蘭ちゃんの方が美人やけど・・・・。)その子、藤野美幸ふじのみゆきが工藤君を気に入ったらしくて、さっきからめっちゃアタックしとる。正直工藤君が困っとる。苦笑いしながら話しとるけどな。ちなみに周りのみんなは、美幸の邪魔するとこわいから黙ってみとる。美幸がどんなに頑張ったって、工藤君には蘭ちゃんっていう彼女がいるんやけどな。
あたしがいるところからきこえる、工藤君と美幸の会話はこんな感じや。
「名前、なんて言うん?うちは、藤野美幸や!!」
「俺は、工藤新一っていうんだ。」
「こっちのなまりはいっとらんね!!どこ出身なん?」
「東京だけど・・・・・・・。」
「そうなん?!うち、東京に憧れとるんよ!いつか、案内してな!!」
「機会があったらね。」
案内ってな〜。二人きりはありえへん。もし、そうやったら蘭ちゃんがかわいそうやで。多分、機会なんて無い思うけどな。
ここで、担任の先生がきたからみんないったん席に戻ったん。
「工藤君、前へ。」
そう言われると工藤君は、『はい』てはっきり言うて黒板の前に立った。でも、あたしらの担任の先生が”君”をつけるなんて、珍しいな。いつもはみんなのこと呼び捨てでよんどるのに。
「日本政府が、『東西の名探偵を同じ高校に通わせよう』て言う計画を立ててな、今日一日工藤君が改方学園で過ごすことになったんや!!」
あたしは、変な計画やな〜とおもた。どうせなら、蘭ちゃんも一緒に来てほしかったで。
「工藤新一です。皆さん、今日一日よろしくお願いします。」
工藤君が笑顔でしゃべっとる。美幸が気持ち悪いくらいニコニコ笑ってみとった。
「工藤、そんな改まっとたらお前らしくないで!!」
平次がのんきに言うた。工藤君が一瞬平次を睨んだ気がしたんやけど、気のせいやろか?

授業では色んな先生たちが、工藤君をあてとった。もちろん工藤君は、すぐ答えてて全問正解やった。すごいな〜。



そんな感じで午前中の授業は、工藤君の大活躍で終わったんよ。それで、あっという間にお昼休みになったんや。工藤君は平次のとこに行ったん。あたしも蘭ちゃんが最近どうしとるかききたくて、そっちに行って工藤君に話しかけたんや。
「工藤君!!」
平次と工藤君の周りには、もう人が集まってきた。今度は、男子も結構おる。
「どうしたの?和葉ちゃん!」
工藤君が言い終わった後、後ろから殺気を感じたから振り向いたんや。そしたらな、美幸がめっちゃ睨んどった。
「工藤君と和葉って、知り合いやったの?すごく仲良さそうやし!!」
美幸はあたしを一回睨んで、工藤君に笑顔で話しかけおった。工藤君もそれに気づいたらしくて、あたしに笑いかけてくれたん。あたしも軽く笑いかけて、平次のとなりに行ったんよ。
「藤野、工藤にマジやな!」
平次はあたしがきたとたん、そう言うた。
「そやね。めっちゃこわかった。」
あたしは、美幸にきこえんように小さな声で言うた。

♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜♪〜
その直後やった。工藤君の携帯がなったんは。工藤君が携帯を持ったら、みんな静かになった。相手が知りたいんかな?
「もしもし。」
工藤君が優しい笑顔になったから、あたしも平次もすぐに相手が蘭ちゃんやて分かった。
〈新一!ごめんね、電話しちゃって。今、平気?〉
「全然平気だぜ!俺も蘭の声ききたかったし!!」
〈本当!良かった!!新一、今日は帰ってくるの?〉
「明日、土日だから服部ん家に泊まってくよ!」
〈そうなんだ。〉
「明日の夜までには帰るよ!」
〈うん、分かった!じゃあね!!〉
「ああ!」
工藤君は、携帯をバッグにしまった。美幸は、なんともいえない顔をしとった。
「工藤君、今の電話の相手彼女やったん?」
美幸の友達が美幸のかわりに工藤君にきいたん。そしたらな、工藤君ちょっと頬を赤らめて『ああ。』て言うたんよ。その顔がめっちゃかわいかったんや。携帯で撮って、蘭ちゃんに送りたかったで。
「和葉、携帯かせや!!」
平次がいきなりあたしの携帯とってデータフォルダをみたんや。
「平次、何するん?!」
「気にすんなや!」
平次はそう言うといきなり大声をだしたんや。
「みんなー!!じゃんけんで勝った奴一人に、工藤の彼女みせたるで〜!」
この言葉にみんな反応して、じゃんけんを始めたんよ。そんなにみたいんか?それよりも、見せ物にされてる蘭ちゃんかわいそうやん。ごめんな、蘭ちゃん。
「勝ったの、うちなんやけど・・・・。」
勝ったのは、美幸だったらしくて美幸が平次んとこにきたん。工藤君はさっきまで平次と言い合いしてたんやけど、諦めたみたいや。
「これやで!」
平次はそう言うて美幸に蘭ちゃんの写真みせたん。みんながみようとしてたから、平次は携帯をあたしに返してくれたん。美幸はみんなに、色々きかれててな悔しそうな顔してたん。
「めっちゃ美人やった。」
て言うたのを、クラスのみんなきいたんよ。

そのあと、午後の授業も終わってあたしは、平次と工藤君と一緒に帰ったんよ。最後にみんなが、工藤君に『また来てなー』言うてた。


実際にはありえない話ですよね((笑
思いついたんでかいてみました!!どうだったでしょうか?
評価&感想も待ってます!













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