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名探偵アスカ 3殺目
作:Daisy Katsura



事件の真相


俺たちは、現場にいた・・・。
愛美:「あたしを呼び出して何を始める気ですか?」
アスカ:「真相を暴くんですよ。」
愛美:「え、事件は解決したんじゃないんですか?」
アスカ:「時遠 織姫・・・彼女が何者かによって殺害されました。」
すると・・・。
愛美:「え、時遠さんが!?」
と、驚いて聞く。
アスカ:「えぇ、殺されました。」
愛美:「どこで殺されたの?」
アスカ:「従業員の休憩室です。」
愛美:「時遠さん・・・。
木之元さん、時遠さんは・・・その、誰に殺されたんですか?」
アスカ:「私が貴方を呼び出した理由、ご存知でしょうか?」
愛美:「まさか、私を疑って?」
アスカ:「疑ってるも何も、貴方が犯人です。」
愛美:「待って、私が殺した証拠・・・あるのかしら?」
アスカ:「証拠・・・状況証拠だけならありますが・・・。」
狩屋刑事:「アスカ君!?」
狩屋刑事は、状況証拠だけでは犯人は捕まえられない、確実な証拠を突きつけなくては犯行を認めない・・・俺にそう言った。
確かに、状況証拠だけでは難しすぎる・・・。
アスカ:「黒川さん・・・。
三階に非常口はありますか?」
愛美:「あるわよ。」
アスカ:「そうですか・・・。
黒川さん・・・貴方、あの時に非常口を通ってますね。
そして、非常口を通った貴方は被害者に会い、被害者を包丁で刺した後、もう一度非常口を通って元の場に戻った・・・。」
愛美:「面白いわね。
続けて頂戴。」
俺は話を続けた。
アスカ:「本田 勝哉殺害後、新田さんが貴方を庇う為、自分がやったと名乗り出た・・・。
だが、ここで思わぬ出来事が起こる・・・。
それは、時遠さんが殺害されてしまった事です。
彼女が殺される事によって、今回の事件の真犯人が貴方だと言う事を証明しちゃってくれてるんです。」
愛美:「しょ、証明!?」
アスカ:「現場に残ってたんですよ・・・。
ダイイングメッセージが。
Love lufituaeb・・・そう書かれていました。」
愛美:「それが私と何の関係が?
それに、Love lufituaebって英語じゃないよね。」
アスカ:「Love・・・これは愛。
これは貴方が残した物・・・。
そして、lufituaebは被害者が残した物。
lufituaebはbeautifulを逆さにした物。
つまり、美しいの逆の意味を持っている・・・。
そう、lufituaebとは黒川 愛美さん・・・貴方の事なんですよ!
恐らく、被害者はbeautifulを逆さにする事で教えたかったんですよ・・・。
貴方が人間的に見ても美しくないと言う事をね・・・。
だってそうでしょ。
貴方は、本田さんを殺害した上、犯人に気づいた時遠さんを口封じに殺害し、更にLoveと書いて全ての罪を新田さんに擦り付けようとしたんですからね・・・。
『美しいものには毒がある』と言うのはまさにこのことですね。」
狩屋刑事:「なるほど、そう言う意味だったのか!」
黒川は、その場に膝を付き、本田を殺害した事、口封じに時遠を殺害したと言う全ての罪を認めた。
ただ一つ、予想外だったのは動機だ。
黒川は、後輩の新田の為に本田を殺害したのだ。
そして、それを新田が庇ったと言う事・・・。
何故、新田の為に殺害したのか?
それは、先ほどの新田の供述通り、新田が本田に侵されていたと言う事を知っての事だった。
可愛い後輩の為に手を汚すとは・・・後輩思いの良い先輩ではないか。
その後、黒川は逮捕され、新田の罪が晴れると自分から出て来た。

こうして、事件は解決をし、俺たちは帰路に着いた。














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