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名探偵アスカ 3殺目
作:Daisy Katsura



時遠織姫殺人事件!


私がそこで見たのは、腹や胸、顔等を滅多刺しにされた時遠織姫の無惨な姿だった。
私は時遠に近付き、遺体を調べた。
アスカ:「亡くなって間もない・・・。」
拓也:「ねぇ、何か書いてあるよ?」
と、拓也君は指を差して言った。
私は、それを読んだ・・・。
それは、血文字で「Love」と、書いてあった。
Love・・・あい・・・新田 にった まなの事か?
だけど、新田は捕まって・・・。
すると、私の携帯が鳴った。
私は、携帯に出た。
相手は、狩屋刑事だった。
狩屋刑事は、新田が逃げたと言った。
私は、驚きとまどっていた。
アスカ:「新田さんが、逃げた・・・。」
私は思わず口を溢した。
拓也:「新田さんが逃げたって、本当なのか!?」
拓也君は私に聞いて来た。
何がどうなってるのか私には分からなかった。
叫びたかった・・・。
そう思った時、頭に激しい痛みが走った。
私は、その場にしゃがみこんで頭を抱えた。
拓也:「だ、大丈夫か!?」
大丈夫じゃない。
私は、答える余裕すら無かった。
そして、私は気を失った・・・。

目が覚めると、俺は見知らぬ場所にいた。
拓也:「アスカ、大丈夫か!?」
俺が俺に話し掛けてる・・・。
え、俺が俺に話し掛けてる!?
あ、そうか・・・。
俺は今アスカなんだっけ。
アスカ:「此処・・・何処?」
拓也:「トライアルランドの医務室だよ。
アスカ、急に倒れっから心配したんだぞ。」
トライアルランド?
何で此処にいるんだ?
全く記憶に無い・・・。
アスカ:「何でこんな所に・・・。
全く記憶に無い・・・。」
拓也:「記憶が無い?
お前、大丈夫か?
俺の事、解るか?」
アスカ:「そのぐらいは解るぞ。
お前、アスカだろ。」
拓也:「何言ってんだよアスカ。
アスカはお前だろ。
俺は、拓也だ、宮部 拓也。」
アスカの奴、何言ってんだ?
まるで、俺がアスカでアスカが俺みたいな。
いや、その通りだ。
現に俺の体はアスカだ。
きっと、俺が可笑しいのだ。
アスカ:「ごめん、どうかしてた・・・。」
拓也:「どうしかしてたじゃないよ。
お前、頭抱えながら『痛い』って何度も何度も・・・。
俺が医務室に連れてくるまで言い続けてたんだからな。」
そうなのか?
全く記憶に無い・・・。
俺は、あの日・・・あの坂道で転げ落ちて俺とアスカの身体が入れ替わって、それから・・・。
それから殆ど記憶が無い・・・。
アスカ:「あれから何日経ってる?」
拓也:「あれから?
あれからって何時から?」
アスカ:「坂道・・・。
明丹高校から宮部家までの道の途中に坂あるでしょ。
あそこから二人一緒に転げ落ちてから何日経ってる?」
拓也:「お前、何言ってんだ?
俺達は二人一緒にあの坂道から転げ落ちた事なんか無いぞ。」
転げ落ちた事が無いってどういう事だ・・・。
俺、頭こんがらがって来たぜ・・・。
その時、一人の男が医務室にやって来た。
それは、狩屋刑事だった。
狩屋刑事:「アスカ君、具合はどうだね?」
アスカ:「何だかボーっとしちゃって・・・。」
狩屋刑事:「大丈夫かね?
宮部君の話では頭を抱えて痛いってずっと言い続けていたそうじゃないか。」
どうやらそうらしいな。
だけど、その時の記憶が無いんだ・・・。
だから、何を言われても答えられない・・・。
狩屋刑事:「そうだ、時遠 織姫が殺されたと宮部君から聞いたが本当かね?」
そら来た。
俺に答えられない事が・・・。
アスカ:「本当です。」
何答えてんだ俺?
狩屋刑事:「直ぐに現場へ案内してくれ。」
そんな事言われてもなぁ。
そう思ったが、先に俺の身体の方が動いていた。
アスカ:「こちらです。」
俺は、狩屋刑事を現場に案内した。












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