廃病院化け屋敷殺人事件!
悲鳴を聞き、私たちが駆けつけて見ると、先ほどのオッサンがナイフで胸を刺されて亡くなっていた・・・。
悲鳴を聞いた時刻はAM.11:35・・・。
恐らく、それが殺害された時刻だろう・・・。
私は、警察に連絡をした。
暫くすると、警察がやってきて現場検証などを始めた。
狩屋刑事:「おぉ、アスカ君に宮部君では無いか。
今回は君たちが第一発見者かい?」
と、狩屋刑事。
アスカ:「えぇ、まぁ。」
狩屋刑事:「君達の行く所、事件ばかりだな。」
と、笑いながら言った。
笑い事じゃねーよ。
刑事:「狩屋さん、被害者の身元が判明しました。」
狩屋刑事:「そうか。」
刑事は、被害者の身元を言った。
被害者は、本田 勝哉25歳。
トライアルランドの化け屋敷の従業員で、やって来た人達に暗示を掛けて悪戯をする役をしている人だ。
死因は心臓を一付きされていてほぼ即死状態だった。
死亡推定時刻はAM.11:35、私達が悲鳴を聞いた時と一緒だ。
身元が判明すると、被害者の交友関係が洗われた。
一人目は、同じ化け屋敷の従業員で新田 愛20歳。
新田は、階段の所にある鏡に映る女の役をやっている。
二人目は、黒川 愛美25歳。
黒川は、3階で生首の役をやっている。
被害者とは仲が良く、非番の時には二人で遊んだり、ドライブしたりするぐらいだ。
いわゆる恋人と言う関係である。
三人目は、時遠 織姫25歳。
被害者とは、小学校の頃からの親友で仲が良かったし、良く喧嘩もする程だった。
四人目は、桐山 新太郎26歳。
被害者とは、余り仲が良いと言う別けでもなく、たまに話をする程度だった。
以上が、被害者の交友関係を洗って出てきた四人の容疑者である。
アスカ:「・・・・・・。」
私が考え事をしてると誰かの声が聞こえた。
多分気のせいだろう。
拓也:「アスカ、聞いてる?」
ん、気のせいじゃないのか。
アスカ:「え、何!?」
拓也:「人が話しかけてるのに『え、何!?』は無いだろ。」
アスカ:「ゴメン・・・。
で、改めて聞くけど・・・何?」
拓也:「いや、怖い顔してたからどうしたのかなって。」
アスカ:「あたし、そんな顔してた?」
拓也:「してた。
何か考え事でもしてたの?」
アスカ:「可笑しいんだ。」
拓也:「可笑しいって何が?」
鈍いな、お前。
私は、被害者の悲鳴が聞こえた時に人影が見えなかった事と、階段を下りて逃げる事も不可能だと言う事を言った。
拓也:「何で無理なんだ?」
バカだ・・・。
拓也君がこんなにバカだと思わなかった。
アスカ:「良い、順を追って説明するよ。
まず、犯人が被害者に近づいて胸をナイフで刺す。
すると、被害者が悲鳴を上げる。
その後、犯人は逃げるんだけど、上には私達がいて逃げられない・・・。
もし行くと、顔を見られる可能性が高い。
だからと言って、下には隠しカメラがあるから誰かが通ればそれを監視している人が気づく・・・。
つまり、犯人はどちらにも逃げられないのよ。」
すると、「それは本当か?」と、狩屋刑事が来て言った。
アスカ:「嘘ついてどうするんですか?
あの時、被害者に近づいた人は誰もいません!」
狩屋刑事:「だとすると、犯人はどうやって被害者を・・・。」
そこが問題なんだ・・・。
もし、本当に誰もいなかったとすると、被害者はどうやって死んだんだ?
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